2008-01-01から1年間の記事一覧

2008

発表!2008年ベスト10!!!再見のものは対象外として、今年は星4つの映画が1本もなかった。まあノーカントリーは星4つでも良かったんだけど。。。日本映画がポニョの1本だけで、後は全部アメリカ映画だった。今年は個人的に圧倒的な映画がなかった気…

ワールド・オブ・ライズ

監督:リドリー・スコット相変わらずのアメリカの横暴というか自分勝手ぶりに、何だかなあと思うわけだが、スパイ映画としては中々骨太なものはある。ただスパイ映画も変わってきたなあと思った次第。リドリー・スコットの力強い演出もあって終始テンション…

ファニーゲーム U.S.A.

監督:ミヒャエル・ハネケ自分の作品のリメイク版で、オリジナルは観たこと無いが、この映画は狂っている。観客に不快な思いをさせようという悪意に満ち溢れ、別にこういう映画を作るのはダメだとは思わないし、嫌いじゃないのだが、この映画は狂っていると…

サイレントヒル

監督:クリストフ・ガンズホラーゲームの映画化としては及第点といえるかもしれんが、ホラー映画としてはつまらんし、そもそも恐くない。設定自体は悪くないが、結局悪魔とか信仰とかそっち系の話にいき、ラストはもうめちゃくちゃで収拾がつかなくなってし…

君のためなら千回でも

監督:マーク・フォースター人間の価値観や自尊心といったものは、国や環境、そして少年時代に形成され、それは何よりを重要であり、決して失ってはいけないことだ。そのテーマとなる前半の中東での少年時代の話はとてもいい。しかし少年時代に犯した罪を償…

歓喜の歌

監督:松岡錠司ジャンルとしてはフル・モンティ系の映画か。しかし不満点が多い。2日間という設定だが、時間が進んでいるように見えなかったり、多くのキャラを登場させている割には、そのキャラたちに大したエピソードがなく、時間の無駄としか思えなかっ…

ポーラー・エクスプレス

監督:ロバート・ゼメキス実際の俳優の演技をコンピュータに取り入れ、それをアニメにするという手間のかけよう。そのためアニメとは思えない人間の挙動がリアルで、まあ金かかってます。クリスマスのファンタジーとしてとても良心的な映画ゆえに、ちょっと…

無ケーカクの命中男/ノックトアップ

監督:ジャド・アパトーアメリカで評判もよく、大ヒットしたので結構楽しみにしていたのだが、正直期待はずれ。アパトーの仲間内だけで盛り上がっているだけで、こっちは取り残された気分だ。相変わらずのセックスコメディは正直ネタ切れ感が否めず、設定は…

寝取られ男のラブ♂バカンス

監督:ニコラス・ストーラー「無ケーカク」との2本立てで、そのタイトルが「男たちの恋愛強化月間!?」って何やそれ(笑)。製作は同じくジャド・アパトー。こっちの主役もぱっとしない。芸達者ではあるのだが、顔立ちが妙に安っぽく、気の抜けたスタロー…

マーダーボール

監督:ヘンリー=アレックス・ルビン、ダナ・アダム・シャピーロ“マーダーボール”と呼ばれている車いすラグビーで、パラリンピックを目指した障害者たちのドキュメンタリー。障害を負いながらも必死に生きている彼らに絶望感はないが、そこに行き着くまでに…

アイス・エイジ

監督:クリス・ウェッジピクサー以外のアメリカのアニメはイマイチな印象があったが、これはファミリー向け映画だが、なかなかどうして悪くない。まあファミリー向けなので、家族愛だとか友情だとか直球で分かりやすいけど、マンモス、ナマケモノ、タイガー…

ラースと、その彼女

監督:クレイグ・ギレスピー一見変なオタク青年が等身大のリアルドールに恋をするという、言ってみればキモイ話な訳だが、そうならなかったのは周囲の理解とこれは一種の心の病気なんだという視点で描いているためだろう。しかし人形に恋をするというのが、…

花よりもなほ

監督:是枝裕和日本映画で注目する監督の一人である是枝裕和なので、期待したみたがこれはイマイチだなあ。時代劇だが殺戮とかそういう力んだものではなく、どっちかというとコメディなのかな。役者も是枝映画に出たいのか多くの有名役者ばかりで、特にお笑…

ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト

監督:マーティン・スコセッシローリング・ストーンズのファンという訳ではないが、本物のライブを見るような臨場感とその圧倒的なパフォーマンスに興奮した。クリスティーナ・アギレラやジャック・ホワイトとのゲストコラボもあり、単調にならずに工夫もさ…

ウェルカム トゥ コリンウッド

監督:アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソコーエン兄弟のコメディ映画の出来損ないのような映画。ダラダラと話が弾まない前半はつまらないが、後半から除々に笑えるところも出てくる。まあそれでも平凡な出来には違いないが。。。キャストが豪華なのでそこ…

赤い文化住宅の初子

監督:タナダユキ日本映画はこういう貧乏話が好きだねー。不況の時代がこういう映画を作らせるんでしょうか、よく分からんが食傷気味ではある。絶望的な生活を送る中学生を淡々と冷めた視線で描き、結局何も起こらず(家が燃えるけど)人生は続いていく。し…

やさしくキスをして

監督:ケン・ローチ中盤までの平凡な展開に、ケン・ローチにしては普通だなあと思ったが、そこはケン・ローチ、単純なラブストーリーでは終わらない。アイルランド女性とイスラム系の男性との恋愛話だが、宗教や人種の違いから、二人に次々と困難が押し寄せ…

間宮兄弟

監督:森田芳光いい年した男二人が、いっしょに暮らし、いっしょに行動する。何とも奇妙な兄弟で、じゃんけんして、チヨコレートとかパイナツプルとか正直痛いです。佐々木蔵之介やドランクドラゴン・塚地の好演でその辺を多少中和してはいるが、それでもキ…

Mr.インクレディブル

監督:ブラッド・バードとてもよく出来たアニメ。引退したスーパー・ヒーローが普通の人になろうと努力するが、かつてのファンが・・・。脚本もなかなか練られていて、面白さが失速することがなく、終始フルスロットル。家族全員のキャラも立っていて(特に…

ゴーン・ベイビー・ゴーン

監督:ベン・アフレックデニス・レヘイン原作のパトリック・アンジーものであり、ベン・アフレックの監督デビュー作。原作は読んでいたが、アンジー役のミシェル・モナハンが全く目立っていないのがちょっと気になった。ただ適度な間を作り、俳優にじっくり…

ウォーリー

監督:アンドリュー・スタントン人間が出てくるまでは実写映画のようで、最初はアニメ映画とは思えないぐらいの作りこみに金かかってんなー。地球で孤独に働き続けるゴミ処理ロボット“WALL・E(ウォーリー)”が、どういう話にもっていくかが気になったが、な…

あなたになら言える秘密のこと

監督:イザベル・コイシェイザベル・コイシェとサラ・ポーリーのコンビだけあって、何となく作風が「死ぬまでにしたい10のこと」に近い感じでどこか暗い。サラ・ポーリーは相変わらず寡黙なクールビューティ、この辺も前作と似ている。作品全体はとてもゆ…

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ

監督:北村拓司タイトルからして何か安っぽい。内容もマンガのような設定で、チェーンソー男と美少女との戦いという、いちいち突っ込んでいたらきりがないようなものだが、まあ役者たちが悪くないのでそこそこ楽しめた。ただアクションは日本映画なので相変…

自虐の詩

監督:堤幸彦前半は中々面白い。ギャグ映画として善戦していて、ちゃぶ台返しなどのスローモーション映像と音楽がかみ合い、テンポのいい笑いで結構笑えるのだが、途中からギャグ映画を止めだすと途端につまらなくなる。終始ギャグ映画で突っ走って欲しかっ…

トロピック・サンダー/史上最低の作戦

監督:ベン・スティラー最初は過剰な芝居と行き過ぎたギャグに辟易したが、後から下らないギャグたちが除々に効いてきて、特に”シンプルジャック”があんな形で活きてくるなんて非常に下らん。ベン・スティラーは相変わらずマヌケだが、やはり今回最高だった…

華麗なる恋の舞台で

監督:イシュトヴァン・サボーアネット・ベニングのアネット・ベニングによるアネット・ベニングのための映画。アネット・ベニングが若い青年に熱を上げるとこの演技なんて、もう演技とは思えないぐらいの地がでていて、何かすごい弾けてます。売り出し中の…

奇人たちの晩餐会

監督:フランシス・ヴェベール晩餐会の話と思いきや、晩餐会前のその出席者を家に招いたときの話。バカばかりを集めて笑いものにするという晩餐会、その設定がかなりブラックな感じもするが、内容はドリフとか志村けんのコントのようなもので、意外と日本人…

バンク・ジョブ

監督:ロジャー・ドナルドソン流れるような軽快な話の運び方に無駄がなく、ロジャー・ドナルドソンはベテラン監督ならではの仕事ぶりで、正直、目新しさはないが、安心して楽しめる娯楽作となっている。しかし実話というのを前面に出しているが、どこまでが…

1408号室

監督:ミカエル・ハフストロームほぼ全編ジョン・キューザックの一人芝居で、これじゃあさすがに芸が無い。やってることは、「世にも奇妙な物語」とか「トワイライトゾーン」と変わらず、今さらコレをやられてもね〜。スティーヴン・キング原作なので多少期…

サウスバウンド

監督:森田芳光元過激派のオヤジが巻き起こす騒動を描いた家族映画。前半の東京の生活と後半の沖縄で何か話が大きく違うが、オヤジの破天荒な生き方に周りが振り回されるというのが基本的な映画の流れだ。このオヤジがかなりのKYぶりで、この時代遅れのキ…