2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

僕が愛したすべての君へ

監督:松本淳 最初にこっちの作品を選択。まあまあ複雑だった。並行世界を行ったり来たりできる世界。いつ入れ替わったのかが分からないというのはミステリーとしてのネタにはなる。2つで完結する作品のようなので、もうひとつの「君を愛したひとりの僕へ」…

夜、鳥たちが啼く

監督:城定秀夫 城定だから観たけど思った以上に普通だった。濡れ場ぐらいか城定らしさは。なんともつまらない男女の話なんだけど、二人のよく分からない関係が徐々に分かってくるわけだが、そこがそれほど面白さに繋がってこない。こういうしっかりしたキャ…

ノック 終末の訪問者

監督:M・ナイト・シャマラン 「オールド」は久しぶりに良かったので、ちょっとだけ期待したのだがダメだったか。まあ途中までは面白かった。しかしオチは特になし。まあ嘘か真実かの二択しかないので、他にやり様がない訳だが。シャマランってこんなもんな…

キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱

監督:マルジャン・サトラピ 名前こそ知ってるけど、実際キュリー夫人が何をした人なのかよく知らなかったので、そこを知れてよかった。まあ放射能を発見した人ってことなのかな。ノーベル賞も獲っている。彼女の強気な性格や夫への愛が描かれていた。しかし…

20世紀末黙示録 もの食う人びと

監督:深作欣二 TVのドキュメンタリーを3つにまとめたもの?。チェルノブイリとエイズと慰安婦のドキュメンタリー。一番良かったのはチェルノブイリかな。日本も福島とかあったから他人事ではない。まあ規模が違うけどね。あの場所の近くで普通に生活して、…

バビロン

監督:デイミアン・チャゼル 狂乱のハリウッド。終始騒がしい映画。そして時折「ラ・ラ・ランド」のような瞬間もある。時代の端境期に生きた映画人たちのそれぞれの夢と栄光と挫折。ジーン・スマートとブラピのシーンがいい。彼女の台詞がこの映画の全て。一…

メグレと若い女の死

監督:パトリス・ルコント これルコントだったんだ。50年代パリの雰囲気がいい。そして久しぶりに見たけどジェラール・ドパルデューのメグレ警視も貫禄というか味のある演技でよかった。地道な捜査で犯人に迫っていくのも悪くない。ただ最後犯人があっさり…

ペルシャン・レッスン 戦場の教室

監督:ヴァディム・パールマン ユダヤ人青年がナチスに殺されかけるが、とっさにペルシャ人だと嘘をついて処刑を免れ、挙句の果てにナチス将校にデタラメなペルシャ語を教える羽目になるという実話を基にした作品。バレそうでバレない攻防戦に緊張感もあり楽…

アフター・ヤン

監督:コゴナダ 静寂のシーンや音楽はいい。喪失感というものもよく出てはいる。だけどそれが面白いかというと面白くない。なんか雰囲気だけ。AIロボットが壊れたことにより、そのメモリーを覗くという設定は悪くないのだが、その映像自体に面白味がなく、…

スカイ・ハイ

監督:ブライアン・トレンチャード=スミス 途中で寝てしまい、正直内容はよく分からん。なんかダラダラアクションしてるだけのように思えた。ただ主題歌の「スカイハイ」はいい。70年代の空気を感じることができた。まあこの映画の良さはこの歌だけのよう…

オットーという男

監督:マーク・フォースター 「幸せなひとりぼっち」のハリウッドリメイク。悪くはない。トム・ハンクスの力でそれなりのものにはなっている。ただエピソードがそこまで心に引っ掛からない。無難ってだけで、もうひとつ心に響くものがほしかったかな。。。

アジアの天使

監督:石井裕也 なんか日韓の強引な結び付けだが、ロードムービーとしてはそんなに悪くなかった。韓国との相互理解など土台無理な話なのだが、まあ映画の中ぐらいはそんなおとぎ話もってとこか。しかし韓国人は高圧的だなあ。映画だからか知らんけど。噛む天…

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン

監督:マーティン・スコセッシ なるほどスコセッシが好きそうな題材だ。西部劇の皮を被ったギャング映画。舞台を変えた「グッドフェローズ」。これが白人の歴史である。後からやってきて、ルールを作って、気に入らない連中は消していく。約3時間半の作品だ…

零落

監督:竹中直人 浅野いにおの漫画原作。漫画家が漫画家を描く。どこか自分自身をさらけ出しているのか。漫画家の現実が見れて、漫画家もいろいろ大変だなと。いろいろと屈折した感じは浅野いにおらしいのかな。よく知らんけど。斎藤工はアジカンみたいだった…

仕掛人・藤枝梅安2

監督:河毛俊作 1よりはいい。トヨエツと片岡愛之助のコンビに味あり。また佐藤浩市、椎名桔平と意外と豪華だし、一ノ瀬颯の漫画チックなキャラ設定がいい。のれん越しの佐藤浩市のアップの顔がすごい迫力でよかった。戦闘が意外と地味というかあっさりしす…

仕掛人・藤枝梅安

監督:河毛俊作 2部作の1作目。ちょっと期待したんだけど、まあ普通だった。全体的にどこか中途半端というか盛り上がりに欠くというか。豊川悦司の梅安はまあまあ。それよりも片岡愛之助がいい。とてもいい。話もそれほどだし、天海祐希を迎えてもちとキャ…

夜明けの祈り

監督:アンヌ・フォンテーヌ 第二次世界大戦直後のポーランドの修道院の話。そういう時代だったとはいえ、とてもやるせない。逃げ場がなく、男たちの餌食になってしまう。神にすがるもそこに救いはない。弱い者たちが襲われ、妊娠までさせられ、しかも修道女…

長ぐつをはいたネコと9つの命

監督:ジョエル・クロフォード 前作が2011年なので11年ぶりの続編。声は引き続きアントニオ・バンデラスとサルマ・ハエックがやってるが、違和感はなかったけど、ちょっと年取りすぎかなと。さて出来自体は全然悪くない。むしろいい方だとは思うのだが…

Winny

監督:松本優作 こういう作品はどっちを主役に置くかで印象が大きく変わる。検察側か金子勇氏かで。なのでこの作品ではこの逮捕は不当だという主張。確かにこの作品を観るとそう思う。が当時の状況では著作権を無視した犯罪という認識だった。時代が追い付き…

火祭り

監督:アスガー・ファルハディ 近年のファルハディは捻ったサスペンス系の監督というイメージだが、初期はまだそういう感じではない。ただこの辺からその気配は出てきてはいる。イランのある夫婦の一日。旦那が最低男な話。公衆の面前で妻を殴るとかさすがに…

a-ha THE MOVIE

監督:トマス・ロブサム、アスラウグ・ホルム a-haのドキュメンタリー。再結成して今でもやってるんだ。正直「テイク・オン・ミー」しか知らないが、その後いろいろ曲出してるけど、個人的にはどうもぱっとしない。「テイク・オン・ミー」のイメージが強すぎ…

見事な娘

監督:瑞穂春海 50年代当時の明朗な映画。ただそんなに特徴のある映画ではない。登場人物も基本いい人ばかり。司葉子はピュアな魅力。小林桂樹や笠智衆なんかも出てる。いい子だけど見事という表現は時代なのか。。。

グリーン・ナイト

監督:デヴィッド・ロウリー 結構なんじゃこりゃな作品。でもこの世界観は好き。ダークファンタジーて感じだが、そんな仰々しいものではない。正直終盤まではつまらなかった。グリーンナイトに会いに行く道中の旅がちっとも面白くない。こりゃ駄目かなと思っ…

大菩薩峠 完結篇

監督:内田吐夢 三部作の完結篇。つまらなくはない。ただ結局面白かったのは最初の第一部が全てだったような。この主人公は結局最後までよく分からんキャラだった。話もアクションもイマイチ高揚感がなかったが、家の炎上シーンと橋がぶっ壊れるとこはよかっ…

大菩薩峠 第二部

監督:内田吐夢 三部作の第二部。途中で寝てしまい、話がよく分からなくなった。目が見えなくなったからなのか、恐さや迫力を失ってしまったように思うのだが。。。

大菩薩峠

監督:内田吐夢 三部作の一作目。沢山作られている「大菩薩峠」だが、その内田吐夢版。まあ面白い。けど思ったよりは普通だった。この話いきなり何の関係もない優しそうな老人を斬るという無茶苦茶な導入部だが、その意味不明さがいい。しかし片岡千恵蔵はい…

千夜、一夜

監督:久保田直 田中裕子劇場。漁港のロケ地も寂しげな雰囲気を作り出している。それと安藤政信のどこか謎めいたとこが中々良かった。自分の夫探しでなく、もう一人の待つ女の夫探しから、自分を見つめなおすという視点は悪くない。尾野真千子もいい女優だね…

とべない風船

監督:宮川博至 結構不思議な作品。大きなことは起きない。いや実際起きているけど、なんつーか映画としてはなぜかとても地味。どこに向っているのかもよく分からない。喪失とか再生とか作品のテーマは見えるんだけど、なんか軸になるエピソードがないのか、…

マガディーラ 勇者転生

監督:S・S・ラージャマウリ 「RRR」のラージャマウリの2009年の作品。インド映画は苦手で、いろいろ試したけど全然ハマらなかったが、ここにきて「RRR」を観てからすこーしだけハマリかけてきた。この映画も濃いねえ。もうてんこ盛りで胃もたれしそう…

バック・トゥ・ザ・フューチャーあせない魅力の裏側

監督:Nathalie Amsellem 私の人生のベスト1は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」である。そのフランス制作のドキュメンタリー。シリーズの大ファンなので楽しめたが、まあ内容的にはこれまで語られてきたものばかりで特に新しいものはなかったかな。脚本…