2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

未来を花束にして

監督:セーラ・ガヴロン英国での女性の参政権獲得を描いたもの。悪くはない。ただ主人公のキャラクターが弱い。キャリー・マリガンは好きなんだけどね。もうひとつ心に訴えるものがなかった。最後の競馬場で馬に突っ込んだのが主人公なら分かるのだが、別の…

ネコナデ

監督:大森美香大杉漣の10年前の主演作。非常に地味な作品であるが、どこか余韻を感じさせる。リストラする側の人間が子猫によって癒され、少しだけ自分を取り戻す。非情にならなければいけない自分へ猫が大切なことを気付かせてくれたのだろう。まあこの会…

山河ノスタルジア

監督:ジャ・ジャンクー過去、現在、未来のそれぞれの人生、そして中国を描く。過去編はよかった。中国の田舎の風景がどこか懐かしい気持ちになった。しかし現在、未来があまり過去との関連性が薄く、もう少し深いドラマ性がほしかった。でも監督はそんなこ…

ブリザード 凍える秘密

監督:グレッグ・アラキシェイリーン・ウッドリーがこんなインディーズ監督の映画に出たのが意外。でも内容はそんなに自主系って感じでもなかったけど。グレッグ・アラキ映画は多分初めてだと思うが、もっと暗いと思ったけど、そうでもなく観易かった。ウッ…

ディーバ

監督:ジャン=ジャック・ベネックス昔観た気もするが。。。80年代のフランスの風景。オブジェやアートが印象的。いろいろな人種が乱れたカセット争奪編。主役よりも黒人歌手やベトナム女がいいアクセントになっている。冒頭の曲「ラ・ワリー」もこの映画を…

アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発

監督:マイケル・アルメレイダ序盤の実験はまあ面白い。ようはどっきりカメラだよね。服従のメカニズムを追求したものだが、こんなのは今では実験などしなくても分かりきったことだ。自分ならあの実験どういう対応をするだろうか。後半はドラマが失速したが…

巣立ちのとき 教育は死なず

監督:板谷紀之まあ悪くはない。でもちょっと長い。不良あり熱血教師ありの80年代の学校ものであり、問題生徒たちの卒業までを描く。江利チエミや長門裕之らベテランの演技が見所かな。

ドラえもん のび太の日本誕生

監督:芝山努映画版第10作。シリーズでは良作の部類だろう。毎回いろいろな冒険を考えていて、そのアイデアの数々には感心する。ペガサス他、ドラえもん映画はいつも動物たちが可愛くて魅力的だ。日本はこうやって誕生したんだね(笑)。

ヘイル、シーザー!

監督:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン撮影、美術、衣装、役者と皆超一流の仕事。コーエン兄弟のセンスある映像もさすが。ミュージカルシーンも素晴らしかった。しかしなぜか面白くない。映画愛と言えば聞こえはいいが独りよがりで、話がどこに向か…

パラダイム

監督:ジョン・カーペンター昔日曜洋画劇場で観た。カーペンターと日曜洋画劇場は相性いいね。まあそれは置いといて、ほとんど忘れてたけど、観ているうちに思いだしてきた。緑の水を飲まされるとことか。アルジェント映画の影響を感じたけどどうでしょう。…

追憶

監督:降旗康男作風が古臭い。撮ってる人達が高齢なので、こういう作風になるのはやむなし。でも逆に言えば若手には撮れない味わい。全然期待してなかったせいか、意外に悪くなかった。テレビドラマ風な話を豪華な俳優で撮ったって感じ。安藤サクラは微妙。

ドラえもん のび太のパラレル西遊記

監督:芝山努映画版第9作。西遊記のパロディとしてまあまあ健闘。ドラえもんシリーズに言えることだが、タイムマシーンを使った時間遡行は結構面白い。どうやって今回は敵キャラを作り出すのかと思ったら、道具のゲームから飛び出すという発想はいい。名前を…

相棒-劇場版IV-首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断

監督:橋本一劇場版第4弾。別にテレビスペシャルでもいいレベル。まあいろいろとヒネリも利かせてはいるが、なんというか現実感がない。なので哀しみも感じない。ちょっと社会派気取りなのもイマイチ上手くいってない。犯人がいろいろと策を練っているが、そ…

アイ'ム ホーム 覗く男

監督:ロビン・スウィコード悪くはない。ただこの内容ならもっと短くてもいい。ブライアン・クランストンのファンじゃないと退屈かも。しかしなぜこんなことになってしまったのか。なんだか主人公はいろいろ屁理屈こねてるが、家族としたら頭おかしくなった…

ドラえもん のび太と鉄人兵団

監督:芝山努映画版第7作目。最近初期の作品観てるけど、良作続きだったがこれは普通。あまり大冒険という感じでなく、いつもよりスケールが小さく感じた。敵の魅力が弱いのも痛い。リルルとの別れは感動的ではあったが。。。

アリーテ姫

監督:片渕須直片渕須直の劇場長編アニメデビュー作。しかしこの人の作品はどれも本当に地味だなあ。でもその地味な物語の積み重ねがこの監督の持ち味なのかもしれない。これは姫が凡人に憧れる映画である。姫の行動や物語の進め方がぎこちないというか、や…

ザ・ドライバー

監督:ウォルター・ヒル昔観たような観てないような。。。この70年代の雰囲気はたまらないね。70年代にカーチェイスはよく合う。テクニックを見せるためにベンツをぶっ壊すシーンは印象的。女を殺すとこはちょっとびっくりした。ウォルター・ヒルの骨太アク…

アメリカン・バーニング

監督:ユアン・マクレガー出来は悪くない。マクレガーはこんな政治的なことに関心があるのかと思ったが、これは親子の物語だった。あまりに多感すぎる子供は育て方が難しいのかなあ。吃音っていうのもいろいろ影響しているのだろう。ダコタ・ファニングなん…

WXIII 機動警察パトレイバー

監督:遠藤卓司「グエムル」公開当時、この映画のパクリだと言われていたのを思い出した。なるほど確かにモンスターはそっくりだ。しかし全くと言っていいほどパトレイバー関係ない。あまり知られてないけど、これかなりよくできたモンスターアニメであった…

パイロマニアック 〜炎の中の獣〜

監督:エーリク・ショルビャルグオリジナルの「不眠症」の監督か。うん悪くはないんだけど、少年の放火を淡々と描いてるだけで、もう少しサスペンス性もほしいところ。少年の閉塞感や親の心配、疑念などは伝わり、どこかいたたまれない気分になった。

ライオット・クラブ

監督:ロネ・シェルフィグ作品自体は悪くないけど、やはりこのガキ共がむかつく。新人二人のクズっぷりも非常に胸糞悪く、最後はせめて正義を見せてほしかったが、結局金持ち坊ちゃんのボンボンが逃げ切れてしまうのには残念。

ドラえもん のび太の魔界大冒険

監督:芝山努映画版第5作。思い入れがあるのは「宇宙開拓史」だが、出来ではこれが一番かも。ストーリーが凄くいい。冒頭の石のドラえもんが降ってくる謎や最初に魔法の絨毯が飛んでるシーンとか結構衝撃だった。現実世界で魔法使えるというツッコミ所はある…

王様のためのホログラム

監督:トム・ティクヴァ悪くはないけど、トム・ハンクスが出てるからなんとか成立してるって感じ。不条理劇としてもブラックコメディとしても、どっちつかずでイマイチ煮え切らない。どうせならもっと突き抜けた方が印象に残ったと思う。中国脅威はアメリカ…

LOGAN/ローガン

監督:ジェームズ・マンゴールドヒュー・ジャックマン最後のウルヴァリン。最後としては若干物足りない気がしないでもが、まあ綺麗に締めくくったと言えるのかな。あまりミュータントの悲しみだの苦悩だのは伝わらず、普通にアクション映画として楽しめた。…

ドラえもん のび太の海底鬼岩城

監督:芝山努劇場用作品第4弾。これも子供の頃観ました。ドラえもんって童心に帰るね。バギーのしつこいまでの絡みが、ようやく最後にその理由がわかる。影の主役バギーちゃんの自己犠牲を見よ。

ドラえもん のび太の大魔境

監督:西牧秀夫劇場用作品第3弾。ほとんど憶えてなかったが、これも子供の頃観た。相変わらずの大冒険でこれも中々よかった。ドラえもんの道具がいい。木の実から食べ物とか木の上の食事とか、この辺のアイデアはさすが藤子不二雄といったとこ。みんなが結…

暗黒街

監督:ステファノ・ソッリマ日付とか出てるから実話かと思ったら、そういうわけではないみたい。まあこれが実話ならイタリアやばすぎるけどね。話がどんどんこじれていき、最終的には血で血を洗う抗争に発展。この辺の仁義なき報復合戦は面白く、まあギャン…

ドント・スクリーム

監督:ダレル・ウィート邦題も内容も「ドント・ブリーズ」の二番煎じではあるが、それなりには楽しめた。最後のオチもまあよくある手ではあるが、悪くはない。

ハードコア

監督:イリヤ・ナイシュラー主観視点アクション。ゲームのFPSをそのまま映画にした感じ。まあ試みとしては面白かったが、ちょっと疲れるなあ。話は滅茶苦茶だが、有無を言わせない物凄いパワーに溢れている。クイーンの「Don't Stop Me Now」が流れるとこ…

サイコパス 地下戦慄

監督:マット・ウィンタイトルからして下らない映画と思いきや、まあ平凡ではあるのだが、そこそこ楽しめたりする。モンスターがゴラムみたいでキモイのがいい。こういうB級映画にロバート・ネッパーが出てくると、ちょっとうれしかったりする。。。