2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ハンネス、列車の旅

監督:ペーター・リヒテフェルト目的地に着くまでの前フリが長すぎる。結局、ラストのクイズで間違えるための長い前フリでしかない。 せっかくだから時刻表とか鉄道とかの話題をもっと入れたほうが良かったのではないか。 殺人事件も刑事とのやり取りも中途…

理想の女(ひと)

監督:マイク・パーカー前半はオバちゃんの井戸端会議みたいな映画だ。 後半は話が込み入ってきてそこそこ面白くなった。 最初は厚かましかったヘレン・ハントが段々良くなったが、男を虜にする女という設定はちょっとどうかと思うのだが・・・

ボラット

監督:ラリー・チャールズえーと、とりあえずどこで笑えと? 笑えなすぎて逆に顔が引きつったよ。 裸で暴れれば誰がやっても笑いはとれるがそれじゃダメだろ。 カルチャーギャップという鎧をつければ何をやっても許されるのか。 下品なのは構わないが下品な…

黒衣の花嫁

監督:フランソワ・トリュフォー多少古臭さはあるが、話がしっかりしているので最後まで楽しめた。 復讐の方法が毎回違うので退屈させない。 ラストはどうだと言わんばかりの演出だが、オチは容易に想像できる。

Dear フランキー

監督:ショーナ・オーバック淡々としているが、とても丁寧に描いている。 港町の撮影もきれいで、この静かな物語をやさしく包んでいる。 実の親に会わせるという解決法にしなかったのがいい。 実は・・・というラストの息子の手紙が泣かせる。 ジェラルド・…

キッチン・ストーリー

監督:ベント・ハーメルオッサン2人の奇妙な友情物語。 前半の2人の無言のやりとりいい。 多少テンポが遅いが、除々に2人が打ち解けていくのを暖かく描いている。

ムーンライト・マイル

監督:ブラッド・シルバーリング主人公は殺された恋人の両親と一緒に暮らし、かつ実は相手の両親には言えない秘密があるという居心地の悪さ。 決して悪い映画ではないが、全体的に暗く観終わった後、いまいち印象に残らない。 役者もオスカー俳優ばかりで何…

戦争のはじめかた

監督:グレゴール・ジョーダン何とも脈絡のない話がダラダラと続き、退屈な軍隊の生活感がよく出ている。 時にシュールなブラックジョークなどがあり、意外と楽しめた。 2大渋オヤジ、エド・ハリスとスコット・グレンの競演はうれしい。

主人公は僕だった

監督:マーク・フォースタートゥルーマンショーのような映画。 オチが弱い。期待させといてこれでは肩透かし。 主演2人のケミストリは悪くなく、美男美女じゃないところが逆によかったのではないか。

私家版

監督:ベルナール・ラップ再見。見る必要なかったかも。。。 小説を使って犯人を追い詰めるという趣向は面白いが、話の進め方にテンポが無いため前半は退屈で眠くなった。 風景は美しく、映像は格調高いが、内容は至って平凡なスリラー。

ビタースウィート

監督:マリア・フォン・ヘランド恋、友情、家族、裏切りありのドイツの青春映画。 思春期の少女二人のキャラクターが対照的で、正義感の強い子と子悪魔的な子。まーその子悪魔的な方に散々振り回されるわけですが。。。 友達に合わせなければいけないと思い…

ラルジャン

監督:ロベール・ブレッソン冷徹な視線で犯罪の連鎖を描いている。 まともに生きていた人間が突然犯罪に巻き込まれ、濡れ衣を着せられる理不尽さ。後半殺人鬼へと変貌するが、ある意味主人公が一番の被害者だ。 トルストイ原作なので文学性が高い作品になっ…

博士の愛した数式

監督:小泉堯史博士と家政婦の交流をとても丁寧に描いている。80分しか記憶が続かないという特異な設定は、映画としてはさほど珍しくは無い。 合間に入る吉岡秀隆の数学講座が、映画を単調にさせず、いいスパイスとなっている。一見何か頼りない吉岡の教師…

サマータイムマシン・ブルース

監督:本広克行拾い物。バカバカしいが愛すべき小品。 個人的にタイムトラベル物、ひと夏の青春物には弱いもので。。。 監督、若い役者達がのびのびとバカ騒ぎをしている。 会話もアドリブ満載で、「ビダルサスーン、それ言いたいだけだろ」とかもう馬鹿です…

サマリア

監督:キム・ギドク鮮やかな色彩、突然の死、突然の暴力、沈黙。北野武の映画のようだ。 前半と後半では全然違う映画になっていて、テーマが飛びすぎていまいち何を言いたいのかが見えてこない。段々ストーカーっぽくなる父親が不気味だ。

君とボクの虹色の世界

監督:ミランダ・ジュライ映像が明るく輝いている。 監督の独特な感性でこの映画に引き込まれた。 会話も独特で可笑しく、個々のエピソードも魅力的で、脚本もよく書けているので群像劇としても一級の作品になっている。(チャットのシーンは爆笑) キャスト…

ウィスキー

監督:フアン・パブロ・レベージャ、パブロ・ストールウルグアイ映画。独特な空気があります。 例えるならカウリスマキ映画のような雰囲気。(あっちほど優れてはいないが) 淡々としていて多くを語らない、そして役者のムスッとした顔が印象的だ。 結局何も…

スモーク・シグナルズ

監督:クリス・エアーインディアン青年2人のロードムービー。 決して悪い映画ではないが、展開がスローでちょっと眠くなった。 亡き父と子の心の和解を描いているが、この手の話はよくあるので意外性が乏しい。 インディアンという題材だけで引っ張ろうとぜ…

ブレイキング・ニュース

監督:ジョニー・トー冒頭の銃撃戦の長回しは、なかなか見応えあり。 だが、話の進め方に無理があったり、犯人の行動が不可解だったり、香港映画にありがちなディテールにあまりこだわっていないところに少々違和感が残る。 アクションもあまり切れは感じず…

鉄道員

監督:ピエトロ・ジェルミ家族の崩壊と再生を子供の視点から描いたイタリア映画の名作。 とにかくサンドロ少年がかわいい。重たいテーマを扱いながら少年のかわいさとイタリア人の陽気さで温かみのある映画になっている。 監督のジェルミ自身が主役の鉄道機…

列車に乗った男

監督:パトリス・ルコント全く違った人生を歩んできた2人の男の奇妙な友情物語。ただこの説明だとちょっと話と違うような気もするが。 映画にそれなりの味はあり、2人の会話のやり取り(特に五月蝿い客のいるレストランのシーン)など面白いところもあるが…

Mr.&Mrs. スミス

監督:ダグ・リーマンもっとつまらないかと思ったけど、そこそこ面白かった。 まーアンジェリーナ・ジョリーの魅力でもっているようなものだが。 組織間のディテールやヴィンス・ヴォーンの使い方が中途半端。 ラストのつまらない銃撃戦に興醒めした。

バック・ビート

監督:イアン・ソフトリーもう一人のビートルズ、スチュアート・サトクリフの生涯を描いた作品。 スチュ自体に大したドラマが無いため、どうしてもジョン・レノン役のイアン・ハートが目立ってしまう。 これではどちらが主役かわからない。

ルパン三世 ルパンVS複製人間(クローン)

監督:吉川惣司再見。うん面白い。 30年前の映画とは思えないぐらい古臭く無く(とはいえ台詞にアラン・ドロンとかあるけど)、クローンという題材的にも今観ても通用する。 マモーという不気味なキャラが秀逸。またマモーのいる島の建物の描写が絵画だっ…

プロジェクトA

監督:ジャッキー・チェン再見。子供の頃はジャッキー映画をよく見たもんだ。 20年以上前なのにアクションの切れは今も変わってないって、もー超人です。 ジャッキー、ユンピョウ、サモハンの最強トリオを久しぶりに観れただけで満足だ。 時計台からの落下…

バベル

監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ大した話でないものを無理くり話を広げているだけのような・・・ 各国の関連性は薄く、特に日本のエピソードは別に日本でなくてもいいような・・・ 聾唖者が言語を分けた人間の象徴として日本のエピソードに入…

スパイダーマン3

監督:サム・ライミスパイダーマンがどんどん超人化してきている。元々超人ですが(笑) 敵が変わっても毎回やることはいっしょで、そろそろこのシリーズも限界だと思う。 サム・ライミなので一定の面白さは保証しますが・・・