2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

今度は愛妻家

監督:行定勲薬師丸ひろ子が豊川悦司としか話さないので、早々と話のネタが分かってしまい素直に楽しめなかった。なんか韓国映画にありそうな話だなあ。舞台劇と後で知り、なるほど舞台っぽい話だ。散々迷惑かけといて、いなくなったら1年もメソメソする男…

特攻野郎Aチーム THE MOVIE

監督:ジョー・カーナハン今更Aチームですか。これあんま言いたくないけど、ハリウッドもネタ不足だね。ジョー・カーナハンというそこそこできる監督なので、そこそこのアクション映画にはなっているが、こういうノーテンキアクション映画は何も残らなくて…

マイ・ブラザー

監督:ジム・シェリダンデンマーク映画「ある愛の風景」のリメイク。最近オリジナル版を観たので、観てなければそこそこの出来だとは思うが、観てしまうと何かが足りない。まずそこに至るまでの過程を深く描いていないので、トビー・マグワイアの苦悩も怒り…

キック・アス

監督:マシュー・ヴォーンオタクの純粋な正義感に妙に感動してしまった。世間ではヒットガール萌えらしいが(まあ確かに彼女なしでは、この映画は成り立たない)、個人的には冴えない主人公の方に愛着がわいた。緑のタイツのダサさがいい。しかし容赦ない残…

書道ガールズ!!-わたしたちの甲子園-

監督:猪股隆一「武士道シックスティーン」の書道版みたい。えっこれ実話だったんだ。田舎町での青春がここにあり、少女たちの奮闘ってのには弱いんだよな。成海璃子はいつもの仏頂面だが、まあそれが彼女の魅力でもあるし、山下リオや桜庭ななみなどの若手…

イエロー・ハンカチーフ

監督:ウダヤン・プラサッド山田洋次の「幸福の黄色いハンカチ」のリメイク。全体的に地味なロードムービーではあるが、この古めかしい雰囲気は嫌いじゃない。ウィリアム・ハートもちょっとどうかなと思ったが、意外にこれはこれで悪くない。ほとんど大きな…

ミックマック

監督:ジャン=ピエール・ジュネ相変わらずの世界観と幻想的な映像でジュネ節は全開。ジュネ版スパイ大作戦といった内容で、寄せ集めのオタク集団が大企業にひと泡吹かせる訳だが、フレンチらしくバカも上品にみえる。廃品もジュネの手にかかれば、芸術的な…

スティーブン・キングの悪魔の嵐

監督:クレイグ・R・バクスリーキング脚本のテレビムービー。260分にもおよぶ中々の大作。これはもうひとつの「ミスト」と呼びたい。「ランゴリアーズ」とならぶキングのTVムービーの中では出来がいい。長編なので無駄に長い部分はあるが、悪魔の存在…

100歳の少年と12通の手紙

監督:エリック・=エマニュエル・シュミット結構期待して観たんだけど、予想以上に出来が悪い。難病ものは余り好きじゃないというのもあるが、親子関係にしても、タイトルの12通の手紙にしても大して深く突っ込んでいない。そもそも少年があまりかわいく…

恋する履歴書

監督:ヴィッキー・ジェンソン就活女子の奮闘物。大学出ても就職厳しいというのは、どこの国でも同じか。主役のアレクシス・ブレデルがかわいいなと思ってたら、「旅するジーンズ」の娘か、気付かなかった。。。最後の決断は、ある程度年齢がいってればアリ…

恋する宇宙

監督:マックス・メイヤー都会の片隅のラブストーリー。この手のものに、ちと弱い。アスペルガー症候群という自閉症のような病気を初めて知った。恋愛関係を築くのは難しい中、彼女のような理解ある女性と出会えた主人公は幸せだったのではないか。安易なハ…

明日、君がいない

監督:ムラーリ・K・タルリガス・ヴァン・サントに似たような映画があったが、あれは余り憶えていないが、こっちの方がいいような気がする。10代の若者たちの悩みが、ある一日を通して除々に浮き彫りになっていくという技術的にもよくできた脚本。交差す…

ラブストーリー

監督:クァク・ジェヨンべたべたなラブストーリーで、いかにも韓国映画。嫌いじゃないけど、戦争だったり、目が見えなくなったりと無理やり障害を増やしていくやり方に終盤げんなりした。あと主人公が母の過去をめぐる必然性が薄く、結局最後のアレをやりた…

ノトーリアスB.I.G.

監督:ジョージ・ティルマン・Jr音楽ものの伝記映画って退屈なんだよなあと思ったが、これは映画としてはよく出来ている。伝説のラッパー、ザ・ノトーリアスB.I.G.の生涯だが、トゥーパックやらパフダディーやらが出てくるので、その辺の業界の裏話…

狼たちの報酬

監督:ジエホ・リー4人の人間たちのオムニバス風の映画で、それぞれのパートに繋がりがある。個人的に、この手の群像劇に弱い。ややご都合主義的な展開はあるんだけど、これは一種のファンタジーなので、細かいとこは抜きにしよう。びっくりするぐらいの豪…

エグザム

監督:スチュアート・ヘイゼルダイン「ソウ」とか「実験室KR-13」の採用試験版で、なかなか面白いアプローチではある。密室で行われる頭脳戦は、なかなか興味深く観れたが、あのキャラが怪しいのは結構バレバレ。またウイルスとか架空の話を入れると、一気に…

スプライス

監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ生物の創造という神の領域に踏み込んだ科学者たちの傲慢さが、結局コントロールが利かなくなり破滅するというパターン。最初は奇妙な生物だからよかったが、徐々に人間と似た容姿になり、どこか嫌悪感というか気持ち悪さがあり…

ゴーストライター

監督:ロマン・ポランスキーまさにヒッチコック映画のようなサスペンス。ポランスキーの熟練の上手さは味わえたのだが、ちょっと期待値が高すぎたかな。全体的に地味目なキャストだが、英国産ならではの品と賢さがある。雨、曇り空、海、灯台など暗い風景が…