2016-01-01から1年間の記事一覧

2016

恒例2016年間ベスト10+1。今年も日本映画ばかりになってしまった。観てない映画も含めて、今年は特に日本映画が凄かった年だと思う。アニメ映画の勢いもあった。今年もハリウッドが元気ない。トップ10の内では1本だけとは。。。観れなくて残念だっ…

パッチ・オブ・フォグ-偽りの友人-

監督:マイケル・レノックスこれはいい。上々のスリラー。友達のほしい男と嘘つき男の騙し合い。騙しても騙しても次々とネタを突き付けてくる逃げられないアリ地獄。形勢逆転しても主人公は秘密が多すぎた。ハリウッドならスター俳優でやるんだろうけど、イ…

デザート・ストーム

監督:アシュリー・エイヴィス砂漠で立ち往生した団体のサバイバル。まあ大きなストーリーというものは特になく、淡々と助かるために砂漠からの脱出をする話。これはこれで自然の脅威は伝わったが、映画としては物足りない。可もなく不可もない普通のサバイ…

ディスクローザー

監督:マシュー・サヴィル監督、脚本家としても才能を発揮しているジョエル・エドガートンの脚本主演作。悪くは無い。キャラクターのそれぞれに心の善と悪がせめぎ合い、苦しみにもがいている。誰にでも起きえる自体だけに、自分ならどうするかとふと考えた…

技術者たち

監督:キム・ホンソンつまんない。この手の映画はどれだけ驚かせられるかがポイントだが、ちっとも驚くことがなかった。初めっからなにかあるのがバレバレすぎて、いろいろと種明かししてもふーんぐらいしか思わなかった。主人公が妙にかっこつけすぎ。かっ…

特捜部Q キジ殺し

監督:ミケル・ノルゴートいいねえこのシリーズ。まあ犯人探しではあるが、観てる側は早々と犯人は分かるので、ミステリーとしては普通。話もまあありがちな事件なので、それほど凄いわけではない。なのになんか面白いのは、北欧の空気感やキャラクター、最…

ブラック・スキャンダル

監督:スコット・クーパーあまり期待してなかったジョニー・デップが意外と良かった。だけど一番の収穫は脇役たちの顔だ。ジョエル・エドガートン、ロリー・コクレイン、ジェシー・プレモンス(不細工なマットデイモンと呼びたい)など比較的知名度の低い連…

座頭市喧嘩旅

監督:安田公義シリーズ第5作。出来自体は全然悪くは無い。ただ映画としてはいまいちパンチがないので、どこか水戸黄門的な惰性で作ってるような気がしないでもない。お美津が途中何度も誘拐されてちょっとイライラする。展開もありきたり。シンプルで安定…

ごんぎつね

監督:前田康成「まんが日本昔ばなし」の放送10周年を記念して制作されたアニメ映画。子供向けかと思ってたけど、そんなことなかった。むしろ子供にはどうなのっていうラスト。可愛らしい画とほのぼのとした「まんが日本昔ばなし」の世界。その優しさの裏に…

メガゾーン23

監督:石黒昇「マクロス」の作画スタッフからなる80年代の画がいい。明かされる謎も割と今ではありきたりかもしれないが好き。いろいろとつっこみ所は多いが、昔のアニメ特有の強引さで突き進むその潔さは笑って許せるかな。まあ消化不良な部分は否めないが…

メガゾーン23 PART II 秘密く・だ・さ・い

監督:板野一郎シリーズ2作目。続編のくせに主人公のキャラクターデザインや声が変わっていて全然なじめず。また恋人の由唯もデザイン、髪の色など変わり、前の方がよかった。前作の美樹本晴彦の画から梅津泰臣に変わったのが一番痛い。前の「マクロス」な感…

MEGAZONE23 III

監督:荒牧伸志、八谷賢一シリーズ3作目。2,3作目はどうも集中できなかったのでイマイチ話についていけなかった。途中でウトウトしてたのか、後で解説でウォン・ダイの正体が、省吾と知った。え?そうなの。なんかこのシリーズ迷走してるとしか思えない。…

ファング一家の奇想天外な秘密

監督:ジェイソン・ベイトマン変人家族に育てられた変な話。親のしょーもない芸術に付き合わされた子供たちが気の毒。むしろ子供はまともに育ったよ。でもどうせならもっと変態性を出してほしかったが、そこまで振り切れずジェイソン・ベイトマンの真面目さ…

誘拐報道

監督:伊藤俊也誘拐映画としては面白くもなんともない。ただ報道協定など報道の在り方、問題点を考えさせるものは多少あったかな。しかし内容よりも高橋かおりの風呂シーンの方が衝撃。こんなの今の時代じゃあり得ない。そこまで映す必要あるの?。80年代…

LILY-C.A.T リリィ・キャット

監督:鳥海永行80年代のOVA。「11人いる!」と「エイリアン」を足したようなもの。いやあなかなかのSFホラーで楽しめた。1時間程度だが、テンポもいいし、キャラクターも謎もありぎっしりと詰まっている。今観ても十分鑑賞に堪える出来。恐るべし80…

散弾銃(ショットガン)の男

監督:鈴木清順鈴木清順だから観たが、まあつまんなくはないが、どうってことないアクション。鈴木清順らしさみたいなものは特に感じなかった。二谷英明は嫌いじゃない。

座頭市兇状旅

監督:田中徳三シリーズ第4作。悪くは無い。勝新の魅力、演技力もさすがで安定した出来ではある。ただ安定こそしてるが、これといった特徴がないのも事実で、すぐ忘れそうな気も。。。しかしいつも思うが安部徹は悪役顔だなあ。いかにもな悪役で貴重だよ。…

真救世主伝説 北斗の拳 ZERO ケンシロウ伝

監督:平野俊貴全5部作の最終章。シンにユリアを奪われ後の空白の一年を描くオリジナル。これは予想外。なかなか面白いではないか。こういうオリジナルって失敗するケースが多いが、これは成功と言えるのではないか。しかしラスボスのジュガイが意外に弱く…

俺物語!!

監督:河合勇人アニメ版はよかった。今作はやや漫画チックな部分が嫌だったが、まあ慣れた。キャストも正直アニメを見てると、ちょっと違うかなとも思ったが、終わってみるとこれはこれで悪くない。感心したのは脚本だ。アニメ(漫画)だと二人は割とすぐに…

ユーズド・カー

監督:ロバート・ゼメキスゼメキス好きだけど、なぜか観てなかった作品。ゼメキスが若い頃のだからやりたい放題のやんちゃっぷりが見れる。憎めないおバカ映画。脚本はのちの「バックトゥザフューチャー」のボブ・ゲイルがいるから遊び心がいっぱい。一人二…

真救世主伝説 北斗の拳 トキ伝

監督:静野孔文シリーズ第4作。トキ主役。短いから物足りない。前半は前作のダイジェストみたいなもんだし。ラオウとの対決がメインだが、うーんなんか平凡な戦い。トキは好きだけど、メインに持ってくると思ったよりも地味なんだなあ。

杉原千畝 スギハラチウネ

監督:チェリン・グラック日本のシンドラー杉原千畝の伝記。お勉強としてはいいが、映画としてはイマイチ面白味がない。サスペンスが薄いので、緊張感が伝わらない。全体的に長いし、ずしりと来る重みがどうもないので、軽い印象しか残らない。真摯な作品だ…

真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章

監督:平野俊貴シリーズ第3作。ケンシロウとラオウの最終決戦。微妙な声優陣もなんか慣れてきた。まあ楽しめたのだが、ラオウは絶対悪でいいんじゃない。実はラオウもそんなに悪い奴じゃないみたいなのはどうなのかなあ。全5部作で残り2つあるがなにやる…

真救世主伝説 北斗の拳 ユリア伝

監督:うえだひでひとシリーズ第2作のOVA。今作はユリアにスポットが当てられたもので、時系列に映像化するのではなく、このシャッフルした感じの進め方は割といいと思った。全部描けるわけではないので、こういう構成はあり。ただしシリーズ全部観るこ…

クロノス

監督:ギレルモ・デル・トロギレルモ・デルトロ長編デビュー作。うん流石センスは感じた。クロノスという蜘蛛のような精密機械の造形も気にいった。ただお話としては、説明不足というか意味不明なとこも多く、雰囲気だけの部分も否めない。

真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章

監督:今村隆寛シリーズ第1作。どっから始まるかと思ったらサウザー編かよ。懐かしいなあ。シュウ、サウザー、聖帝十字陵、すげえ懐かしい単語が出てきた。声優に俳優起用とかダイジェストっぽいとか、まあいろいろ思うとこはあるが、なんだかんだで楽しめ…

白鯨との闘い

監督:ロン・ハワードメルヴィルの「白鯨」のネタ元を描いた実話らしい。海の男たちと自然の脅威、そして巨大鯨との死闘を描いたもので、悪くないけどまあ思ったよりもありきたりなサバイバルものだった。実際の話は小説よりも壮絶だったというのが、一番の…

ドリーム ホーム 99%を操る男たち

監督:ラミン・バーラニアメリカの住宅事情が見えて興味深い。どういうシステムだかイマイチ不明だが、金払わないで住む方もどうかと思うよ。こうやって見るとアメリカも貧困層が多いんだね。セレブとかきらびやかなイメージがあるけど。。。マイケル・シャ…

ディバイナー 戦禍に光を求めて

監督:ラッセル・クロウラッセル・クロウ監督デビュー作。まあ無難な出来かな。オーストラリア人として祖国で映画を撮りたかった、そんな思いは伝わった気がした。戦争と父と子というテーマで、ほどよくエンターテイメントも混ぜ、上々のデビューと言ってい…

フランス組曲

監督:ソウル・ディブうん悪くは無い。ただなんかありがちなナチスと禁じられた恋の組み合わせで、もうひとつ上のレベルには到達していない。想定内というか普通の出来というか、それほど心に響くような瞬間がない。マーゴット・ロビー出てたんだ。気付かな…