2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ブンミおじさんの森

監督:アピチャッポン・ウィーラセタクンこれがカンヌでパルム・ドールか。。。他になかったのか。幽霊や目の光った不思議な生き物は良かった。しかし全体的に話がよくわからん。よく言えば幻想的、悪く言えば素人が撮ったような映画。

メカニック

監督:サイモン・ウェストリメイク版。結論から言うとオリジナルの方がいいが、意外といってはなんだが善戦はしている。まあオリジナルが面白いので、余程変なことしなければそれなりのものにはなる。C・ブロンソンの渋みには及ばないがステイサムも悪くな…

インタビュー

監督:グザヴィエ・ジャノリ18分の短編映画。主演はマチュー・アマルリック。伝説の女優エヴァ・ガードナーへの監督の短いラブレター。まあまあ面白いけど短いなあ。まあその短い中にエヴァ・ガードナーの人間性は見えた。インタビューしにロンドンの自宅…

アンチクライスト

監督:ラース・フォン・トリアー予想したよりもSEX描写は過激ではなかったが、所々に狂った表現があり、トリアーの病気っぷりは伺えた。にしてもまたいつもの章仕立てか。。。いくらなんでも妻の突然の豹変ぶりには意味不明だが、まあトリアーの映画にあ…

ナイト・トーキョー・デイ

監督:イザベル・コイシェスペイン人による日本映画。冒頭、裸の女性の上に寿司でイヤな予感が。。。まあ相変わらずクレイジーな日本はあるが、それなりに違った日本の表情は見れた気はする。しかし殺し屋を雇う必要性が全くないんだけど。。。セルジ・ロペ…

トスカーナの贋作

監督:アッバス・キアロスタミまるで贋作についてのキアロスタミの講義を聞いているようだ。贋作というテーマが作家と中年女性の関係に置き換えられていく構成。二人の関係が他人から急に夫婦へと変わり出す、不思議な会話劇。偽りの夫婦なのか結婚15年目…

群盗荒野を裂く

監督:ダミアーノ・ダミアーニなかなかの佳作。アメリカ人は身分を隠し、盗賊団の一員になるというマフィアの潜入物みたいな、ちょっと変わったマカロニウェスタン。あまりアメリカ人っぽくないが、ルー・カステルがテレンス・スタンプみたいな雰囲気で妙に…

水曜日のエミリア

監督:ドン・ルース最初はイマイチ盛り上がりに欠けたが、除々に家族の絆が深まっていき、終わってみればそれなりの出来にはなっていた。ナタリー・ポートマンが出ていなければ本当に地味な作品ではある。継母が娘を出産後すぐに死んでしまうという深刻な話…

男の出発(たびだち)

監督:ディック・リチャーズカウボーイに憧れた青年の理想と現実。徐々に大人の階段を上っていくという割には大した経験はしていない。なにか物足りないまま終わるかと思ったら、終盤銃撃戦に突入。プライドを傷つけられたカウボーイ達が対決の場へと戻ると…

続・さすらいの一匹狼

監督:ジョージ・フィンレイ音楽はマカロニウエスタンの感じが出ていて良い。ただ内容はまあ普通の西部劇。可もなく不可もないので味気はない。それにしてもジュリアーノ・ジェンマはなぜこんなにスターになれたのか。彼のどの辺に魅力があるのか。いたって…

メカニック

監督:マイケル・ウィナー予想以上に面白い。ストイックさや男臭さなど今の時代では余り見られない70年代アクションが渋い。師匠と弟子の探り合いやイタリアロケなどストーリー展開も雰囲気も良し。チャールズ・ブロンソンのダンディズム、これは貴重な存…

ウェス・クレイヴンズ ザ・リッパー

監督:ウェス・クレイヴン「スクリーム」の出来損ないのような代物。ウェス・クレイヴン自身の脚本なのでたかが知れてる。ホラーとしてもサスペンスとしても平凡で眠くなった。全く印象に残らないホラー映画でした。

タマラ・ドゥルー〜恋のさや当て〜

監督:スティーヴン・フリアーズ主人公タマラの男の乗り換えぶりがどうもよく分からんので、その辺はマイナスだが、これはそんなことよりもジェマ・アータートンを楽しむ映画でなので、あのちょいエロな感じがタマラん。もう少しラブロマンスとして焦点を絞…

星守る犬

監督:瀧本智行出来損ないのロードムービー。瀧本監督はもっとできる監督のはずだが。。。主人公も彼の足跡を追う市役所の男もただ自分たちを憐れんでいるだけで何も心に響いてこない。犬を感動の道具にしか使っていないが、その肝心の犬自体がかわいくない…

神々と男たち

監督:グザヴィエ・ボーヴォワ実際に起こった事件を元に映画化。信仰とは何なのか。命を賭けてでもやることなのか。修道士という立場で揺れ動く葛藤を厳格に描く。終盤の白鳥の湖を聞くシーンはどこか最後の晩餐のような画になっていて、神々しさを放ってい…

X-MEN:ファースト・ジェネレーション

監督:マシュー・ヴォーンX-MENのそもそもの始まりを描いた、言わばX-MENエピソード1。X-MEN自体にあまり興味がないので、それほど楽しめた訳ではないが、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンスのおかげで退屈はしなかった。ケヴ…

昼下りの決斗

監督:サム・ペキンパー全くサム・ペキンパーらしさは感じなかったが、終盤の銃撃戦はなかなか西部劇としては面白い撮り方をしている。本来の目的である銀行へお金を運搬するということからどんどんと横道にそれていくストーリー展開が気に入った。全く本筋…

ファミリー・ツリー

監督:アレクサンダー・ペイン高打率バッター、アレクサンダー・ペインなので安心して観れる家族の肖像映画。まるでハワイを観光するようなゆったりとした時間を過ごし、この家族たちの絆を見つめることができた。人生とは不平等であり、上手くいかないこと…

PUSH 光と闇の能力者

監督:ポール・マクギガンなんかTVの「ヒーローズ」っぽいが、あっちのほうが全然面白い。この映画、正直なにがしたいのかよく分からん。目的が見えないので、何と戦っているのか不明。敵なら殺せばいいのに、何度も生かしているし。。。戦いの切実さが全…

アンダルシア 女神の報復

監督:西谷弘スペインロケなのにスペインの魅力が伝わってこないのが痛い。日本がこういう映画を撮るとなぜかスケールが小さく見える。銃撃戦なのに織田裕二が冷静すぎる。福山が客寄せパンダになっているし。。。TVで観る分にはいいけど、これを映画館で…

テキサスの五人の仲間

監督:フィルダー・クックどんでん返しがあるということ知っていたので、ある程度は予想通りではあったが、なかなかの痛快詐欺映画。こういう映画は何も知らないで観た方がいい。もうひとつの「スティング」と呼びたい。ヘンリー・フォンダは好きだが、この…

BIUTIFUL ビューティフル

監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ余命わずかの主人公の物語としては正直大したことなかったが、スペインの底辺で働く人間たちや裏社会の描写に見るべき部分はあった。スペインにも中国人の移民が結構いるんだね。ハビエル・バルデムは濃すぎて…

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1

監督:デヴィッド・イェーツ相変わらずの英国俳優総出演ぶりがスゴイ。今回初登場はジョン・ハートかな。正直この映画、続けて観ないとついていけません。最終対決の前篇なので、2本で1つの作品。ダニエル・ラドクリフはなぜ胸毛を剃らなかったのか。。。

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2

監督:デヴィッド・イェーツシリーズ完結編。初恋の女性(ハリーの母)を永遠に愛し続けたアラン・リックマンに泣く。やっぱりいい奴だったんだね。いろいろな謎も全て回収され、最後の対決へ。まあ結果は最初から分かってはいるんだけどね。シリーズ10年…

陰謀の代償 N.Y.コンフィデンシャル

監督:ディート・モンティエルこれは酷い。アル・パチーノが出ていなければ観なかった。っていうかなぜこんな酷い脚本にパチーノやレイ・リオッタは出てるんだ。。。パチーノはいい警官なのか悪い警官なのか、監督はどうしたかったんだ。そもそも犯人の目的…

戦慄の絆

監督:デヴィッド・クローネンバーグようやく観れたその1。赤い手術着やオープニングなど赤が印象的。双子の弟の精神の崩壊から奇妙な手術器具が登場し、なぜかまともな兄も精神が壊れだし、もうわけわからん。あの手術器具は「イグジステンズ」を思わせ、…

半分の月がのぼる空

監督:深川栄洋病気の少女と少年との恋なんて、まあよくある話だが、文化祭のシーンを含め、純愛映画としては中々の出来だと思う。しかしある種のおとぎ話は小さい奇跡程度なら許容範囲だが、簡単に心臓外科医になりましたと言われると大いに白ける。映画の…

ヒア アフター

監督:クリント・イーストウッドイーストウッドにしては評判が芳しくなかったので劇場スルーしたが、全然いい出来じゃん。評価は大甘ではあるが、こういう「LOST」的な特殊能力と絡み合う群像劇が好きなので結構気に入った。イーストウッドがこんな大掛かり…

ドゥ・ザ・ライト・シング

監督:スパイク・リーようやく観れたその2。スパイクリーがまだ怒れる若者だった頃の作品で、確かにうだる様な熱いパワーがある。黒人は善、白人は悪という描き方をせず、中立かむしろ黒人の行き過ぎた暴力を映している。しかしこういう形で暴力を見せるこ…

インシテミル 7日間のデス・ゲーム

監督:中田秀夫天井が落ちてくる殺人の真相だけは良かった。あとはもう何と言うか酷過ぎて話にならん。せめてもう少しディテールに気を使わないと粗ばかりが目立って内容どころではない。中田秀夫もほんとダメな監督になってしまったなあ。つーか中田が監督…