いとはん物語

監督:伊藤大輔 いとはんとは関西地方でお嬢さんの意味。京マチ子がブスメイクで頑張る。ブスが振られるのはある種当たり前。しかしこれは映画である。主役のブスが男と結ばれてハッピーエンド、そうなると思ったら随分と残酷でびっくり。50年代、この時代…

チワワちゃん

監督:二宮健 日本版「スプリング・ブレイカーズ」と呼びたい。これ結構好きかも。パリピたちの生態。こういうリア充たち基本嫌いだが、どこか青春の危うさが潜んでいて、チワワの儚さが哀しくどこか美しい。とにかくひたすら突っ走る彼らは下らなくもあり、…

日日是好日

監督:大森立嗣 もっと期待したんだけど、そこまですごくはなかったかな。お茶を通して人生の喜びを見つけていく話。就職とか結婚とかなんか先を越される不安みたいなものはちょっと共感できる。お茶をフェリーニの「道」に例えるのはいい。毎回繰り返される…

人魚の眠る家

監督:堤幸彦 原作東野圭吾。東野圭吾映画としてはいい部類に入るのかな。我が子が脳死になったらというテーマで、脳死の在り方を考える。でもやはりここに正解はない。奇跡を信じる気持ちも分かるし、死を受け入れる気持ちも分かる。実際当事者にならない限…

春待つ僕ら

監督:平川雄一朗 少女漫画系には甘いけど、これは面白くない。旬な役者たちを揃えてるんだろうが、上辺だけキラキラしてるだけで、中身が薄いのでどうも乗れない。主人公が中途半端なぼっちなので、お話としてもっと振り切れてないと大した共感も得られない…

君がくれた恋のシナリオ

監督:ジャスティン・リアドン クリス・エヴァンスとミシェル・モナハンのロマコメ。うーん地味。未公開なのもやむなし。なんかちょっとマーク・ウェブの映画を狙ったような都会派コメディって感じなのだが、残念ながら上手くいってない。。。

少女

監督:三島有紀子 原作は湊かなえ。まあ彼女らしいイヤミスではあるが、そこまでドロドロ感はない。ポスターのイメージとは随分違ったけど。女子高生、いじめ、援交など定番ネタでどうも新味がない。登場人物たちの繋がりはまあ面白かったけど、内容自体は全…

バスキア、10代最後のとき

監督:サラ・ドライヴァー いやあサラ・ドライヴァー久しぶりにその名前聞いたわ。まあそれは置いといて、アーティスト、ジャン=ミシェル・バスキアのドキュメンタリー。当時のニューヨークや関係者などの証言からなるごく普通のドキュメンタリーで何だか味…

太陽の塔

監督:関根光才 岡本太郎が1970年の大阪万博で制作した太陽の塔にまつわるドキュメンタリー。多角的に太陽の塔を考察し、かつ岡本太郎や芸術や日本の歴史、資本主義、原発など幅広く見つめ、最終的には日本とは日本人とはに迫る。なんか太陽の塔から随分と飛…

ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―

監督:米林宏昌、百瀬義行、山下明彦 「カニーニとカニーノ」「サムライエッグ」「透明人間」の3本の短編アニメ。制作はスタジオポノック。思ったよりは良かった。ただ3つで1時間弱なので物足りない。この中では一番有名な米林だが、出来は一番普通だった…

チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛

監督:ジャスティン・チャドウィック チューリップバブルに沸いたオランダ。美しいものは人を狂わしそして儚い。まあチューリップは時代の背景部分であり、実際は宮廷物のような騙し合いの不倫劇。話自体はそこそこ面白いんだけど、正直キャストの魅力が弱い…

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

監督:クエンティン・タランティーノ 手放しで絶賛ではなかった。タランティーノ節はいつも通り。無駄に長い会話、無駄に長いシーン、相変わらずだがそこまでハマれず。ただ美術関連はいい仕事。あの時代の再現ぶりは見事。ディカプリオもよかった。あとマー…

運命は踊る

監督:サミュエル・マオズ いやあ不思議な作品。息子の戦死の誤報はよかったのだが、そこから話は息子のいる国境近くの検問所に飛び、そこでの生活とは戦争とは程遠いもので、そのダラダラした展開にやや退屈さを感じた。しかしそこで誤って車の若者たちを皆…

悪党に粛清を

監督:クリスチャン・レヴリング デンマーク産の西部劇。やはりどこか米とかマカロニとかとは違う空気。シンプルな復讐劇で、それでいい。無駄がなく単純なのはいいのだが、いまひとつ盛り上がりに欠く。ジェフリー・ディーン・モーガンの悪役はまあいいのだ…

ウォーターボーイズ

監督:矢口史靖 これ観たことなかったな。男のシンクロにイマイチ興味が示せず敬遠していたが、矢口映画と知って観ることにした。相変わらずこの監督はあまり上手くない。青春としてもコメディとしても。平均点ぐらいで突き抜けた面白さがなかった。しかしで…

ブレイン・ゲーム

監督:アフォンソ・ポヤルト 全体的には安い映画ではあるが、キャストは悪くない。予知能力者対予知能力者という何かどっかでありそうな話だが、アンソニー・ホプキンスとコリン・ファレルということで、それなりに興味は引き付けられたかな。アビー・コーニ…

スマホを落としただけなのに

監督:中田秀夫 原作は読了済み。まあほぼ原作通りの内容で、無難な仕上がりではある。ただそれほどスマホを落とした怖さは感じなかった。その辺の恐怖をもうちょっと感じさせてほしかった。千葉雄大はミスキャストな気もするが、たまにいい顔するからそんな…

ガンジスに還る

監督:シュバシシュ・ブティアニ インドの宗教観はよく分からないが、ガンジス川で死を迎えようとする父と息子の2週間をゆったりした雰囲気とユーモアを交えながら描く。正直特に大きなことは起きない。それなのになぜか安らぎみたいなものを感じた。ガンジ…

触手

監督:アマト・エスカランテ 最初の方は、この映画はなんなのか、どこに向かっているのかさっぱり分からなかったが、一応SFってことなのかな。なんか安いエロアニメみたいな気がしないでもないが、奇妙な味があって意外と悪くない。タコの快楽に溺れていく…

夜を探がせ

監督:松林宗恵 石原慎太郎原作。モノクロでフィルムノワール調な感じは好き。探偵ではないが探偵映画のようで、戦争時に起きた事件の謎の真相を追う。鶴田浩二もまあかっこいいし、白川由美が美しくて、この手の映画のムードを盛り上げる。真相はある意味あ…

ジェノサイド・ホテル

監督:リアム・ワーシントン 2008年にインドのムンバイで同時多発テロが起きたことすら知らなかった。そんな事件あったんだ。そのうちのタージマハル・ホテルでのテロを描いている。イスラム過激派らしいが、なんでこんなことしてるのか謎。こんな無差別に殺…

甦れ魔女

監督:佐藤純弥 まあ悪くはない。80年のモスクワ五輪を目指し、バレーボールに打ち込む日本とソ連のエースの少女を交互に描く。ほとんどが練習とか試合とかの映像でやや退屈。その割には長いので飽きる。この作品は日ソ合作で製作されたが、ソ連のアフガン侵…

1987、ある闘いの真実

監督:チャン・ジュナン 実録映画として面白い。大学生拷問致死事件をめぐる、そこに関わる警察、検察、メディアなど様々な人達の群像劇。「タクシー運転手」観てたから、80年代はかなり物騒な時代だったのは知っている。でも変わらないね民族性は。隠蔽体…

ばぁちゃんロード

監督:篠原哲雄 まあ悪い作品ではない。介護問題とかも取り入れつつ、おばあちゃんと孫の絆を描く。その祖母には草笛光子が演じていて、先日観た約60年前の映画「名もなく貧しく美しく」に出てたけど、あの映画では物凄く美しかったので、なにか月日の流れ…

判決、ふたつの希望

監督:ジアド・ドゥエイリ 個人と個人のささいな衝突が、国中を巻き込んだ法廷闘争に。とはいえ個人といっても人種、宗教が違う。すると問題はより複雑になり、論点がすり替わっていく。こういうのはどこの国でも起こりえる問題なのかもしれない。当事者は次…

眠狂四郎 悪女狩り

監督:池広一夫 シリーズ第12作で最終作。シリーズとしては普通かなあ。アクロバティックな雷蔵が見れる。偽狂四郎との闘いはまあまあ。シリーズを通してキリシタンの話が多かった。雷蔵が死んでシリーズも終了。生きていればもっと作られたんだろうな。そ…

ジュリアン

監督:グザヴィエ・ルグラン DV映画。意外によかった。確かに最初から不穏な空気はあるが、除々に父親のイライラが伝わってきて、こっちも彼ら家族同様ヒリヒリし出す。しかし親の離婚に巻き込まれる子供がかわいそうだ。定期的に父親に合わなきゃいけない…

LBJ ケネディの意志を継いだ男

監督:ロブ・ライナー 悪くはないが、やはり地味。ケネディが光に対し、その後を継いだジョンソンはどうしても地味に見えてしまう。見た目もケネディの後じゃ損だよなあ。以前テレビ映画で「オール・ザ・ウェイ」というジョンソン物を観てたけど、あれもどこ…

ナミヤ雑貨店の奇蹟 -再生-

監督:ハン・ジェ 中国版リメイク。若干違うが、大体話は同じ。個人的には日本版の方が好きかな。こっちの方が短いからテンポはいい。ただその分やや深みがないし、端折ってる部分に説明不足を感じた。日本版先観た方がいいかも。西田敏行の役をジャッキー・…

汚れた女(マリア)

監督:瀬々敬久 うん悪くはない。脚本に井土紀州で観る気になった。低予算な中編ぐらいな内容で、人間の理屈ではない感情はよく出ていた。殺しにおいてもセックスにおいても。特別美人ってわけじゃないが、どこか普通さがエロい吉野晶と脇役中心なハゲ俳優、…