2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

SOSタイタニック/忘れえぬ夜

監督:ロイ・ウォード・ベイカー モノクロのタイタニック映画。50年代でこのクオリティに驚いた。特撮なんかも驚くほどよく出来ている。キャメロン版と似てるシーンも多々あり、かなりキャメロンはこの映画からの影響が伺える。

嵐を呼ぶ男

監督:井上梅次 正直あまり興味なかったのだが、「夜霧~」が思いの外よかったので観ることにした。でも若手の頃の裕次郎はちょっと苦手だったが、これはまあまあよかった。有名なドラム対決や主題歌のおいらはドラマ~など代表的な昭和歌謡映画のひとつとし…

母さんがどんなに僕を嫌いでも

監督:御法川修 母への愛は理解できる。それでも母を愛したいと思う気持ちは分かるけど、この映画にはイマイチ共感ができなかった。辛い経験をしてきたからこそ、人に優しくなれるんだろう。だけどそこまですり寄るのはどうなのよ。虐待をされた人ほど虐待を…

カプリス

監督:エマニュエル・ムレ ある意味ストーカー映画。コメディ寄りだからそういう風には見えないけど。こういう女は性質が悪いよな。三角関係のような四角関係のような複雑な様相を呈するが、最後は皆元サヤに戻った。風のように現れ、風のように消えたカプリ…

夜霧よ今夜も有難う

監督:江崎実生 日本版「カサブランカ」。その謳い文句にあまり観る気が起きなかったが、予想以上によかった。もうこういう映画は日本では二度と作られることはないだろう。そういう意味でも貴重。クサイ映画というイメージしかなかったが、一周回っていや二…

ニューヨーク 冬物語

監督:アキヴァ・ゴールズマン ファンタジーだけど最後まで世界観に乗れなかった。時空を超えた愛とか白馬とかなんか綺麗な感じに作ってるが、中身は結構スカスカ。監督は「ビューティフル・マインド」の脚本家だからラッセル・クロウとジェニファー・コネリ…

モンスター・パニック

監督:バーバラ・ピータース いかにもな安いB級映画。でもそれなりに魅力はある。内容自体は薄いけど、モンスターの造形は結構いい。描写もグロくていい。ラストはテレビシリーズの「V」を思い出した。。。

アイリッシュマン

監督:マーティン・スコセッシ デニーロ、パチーノ、ジョー・ペシ、ハーヴェイ・カイテル、そして巨匠スコセッシ。このレジェンドたちが同じ画面に映る、もうそれだけで満足な映画。マフィアとホッファの間で板挟みになる殺し屋をデニーロ。今回はむしろ引き…

女の穴

監督:吉田浩太 吉田浩太なので観た。まあまあだね。田舎の女子高生の歪んだ性というのかな。田舎だとやることないからセックスとかも早いらしいし。基本AVっぽい感じではあるが、青春でもありSFでもあり、終わってみたらなんか壮大な話になっていた。。。

ビリオネア・ボーイズ・クラブ

監督:ジェームズ・コックス 80年代に実際に起きたボンボンたちの栄光と挫折。結局背伸びしちゃいけないということかな。何事も地道に努力。美味い話には裏がある。映画は普通だけど、アンセル・エルゴートとタロン・エガートンの若手コンビの共演は将来価値…

ももいろそらを

監督:小林啓一 3人のダラダラ女子高生たちの日常。なかなかよかった。財布を拾ったことから巻き起こる騒動。この女子高生たちの関係性が嫌だ。本音でぶつかってるけど、本質はどこか上辺だけって感じが。こういう友人は苦手だな。こういうバカができるのも…

十年

監督:クォック・ジョン、ウォン・フェイパン、ジェヴォンズ・アウ、キウィ・チョウ、ン・ガーリョン 「エキストラ」「冬のセミ」「方言」「焼身自殺者」「地元産の卵」の5本のオムニバス。10年後の香港をテーマにして作られたそうだが、見事に今の香港を映…

チャトズ・ランド

監督:マイケル・ウィナー いやこれ中々よかった。白人たちの横暴ぶりが過激だった。だからこそブロンソンの復讐も応援したくなる。しかし白人たちは仲間割れしたりと勝手に自滅し出す。そして驚くのはジャック・パランスのキャラ。いつもだと悪ボスというの…

アンダー・ザ・シルバーレイク

監督:デヴィッド・ロバート・ミッチェル ちょっと長い気はするが、概ね楽しめた。このフィルムノワールを現代でやってみましたみたいな空気感がいい。音楽だったり撮影だったり、この辺もノワール調でセンスを感じた。都市伝説の謎を探求していく過程はLA…

ブラニガン

監督:ダグラス・ヒコックス うん面白かったよ。やっぱりジョン・ウェインはいいね。これぞ古きアメリカの男って感じで、ロンドンでもジョン・ウェインはジョン・ウェインであった。今でこそめずらしくない穴掘った身代金奪取方法だったり、部屋にショットガ…

コンフェッション

監督:ローディー・ヘリントン ありがちな盗作話。ただ話に無理がある。こんなまわりくどい復讐するかよ。ただ変装はありえないけど、その割には結構上手かった。B級珍品サスペンスとしてはそれなりには楽しめるけど、まあ普通に凡作。

五億円のじんせい

監督:文晟豪 これなんかいろいろ考えてしまった。よくあるよね心臓移植などで募金募るやつ。こんなの作ると、あの行為は迷惑なのかと思ってしまう。でも確かにそこで救われた人は、とても大きなものを背負わされる。いい人にならなければいけないと。まあ実…

飄々~拝啓、大塚康生様~

監督:宇城秀紀 まあドキュメンタリー映画としては味気ないものではあるが、日本アニメ界の黎明期から支えたレジェンドたちの話は興味深く観れた。大塚康生のことは知らなかったが、「ルパン」や「ホルス」の作画監督をしてた人で、宮崎駿や高畑勲とも仕事を…

十二人の死にたい子どもたち

監督:堤幸彦 原作は冲方丁。12人の探偵たちじゃん。自殺するために集まったのに、やってることは13人目の謎を追うことばかり。で結局最後は回避するという予想通りの展開。若者よ、命を大切にしましょう。将来有望な若手俳優たちの見本市みたいだった。。。

死にゆく者への調べ

監督:クロード・ピノトー 話がイマイチ分かり辛いのは難だが、追う者と追われる者のスパイ映画としてそこそこ楽しめた。野暮ったいけど、そこは70年代の味わいである。神出鬼没のKGBに何でそんな行く場所分かるんだよというツッコミあり。そしてやっぱり…

フリーソロ

監督:エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ、ジミー・チン ロープなしで岩壁を登るいわゆる“フリーソロ”のスター、アレックス・オノルドの密着ドキュメンタリー。彼のストイックさが何となく理解できた。孤独を愛し、ひとり黙々と登るのは彼のメンタルにとて…

RE-KILL [リ・キル] 対ゾンビ特殊部隊

監督:ヴァレリー・ミレフ TV番組風に作られているので、たまにCMが入ったりとその辺の工夫は面白かった。内容自体はゾンビゲームみたいな感じで、ひたすらゾンビ殺すだけで平凡。構成がややよかったのでちょいおまけ。

追跡者

監督:マイケル・ウィナー なんか手放しで喜べない映画。悪者を一人ずつ倒していくわけだが、その辺のアクションはいい。ただヒーロー的なんだけど、なぜかそこまで共感できない。この悪役たちをそれほど悪く描いてないのも共感し辛くしてる。どうも主人公の…

NUMBER37 ナンバー37

監督:ノシフォ・ドゥミサ 南アフリカ版「裏窓」。結局主人公はどうしようもない奴だし、彼女はかわいそうだし、友達は頭悪いしで泥沼から抜け出せない。いろんな人間を巻き込んで、全く反省なしだが、最後は偶然上手くいった。これが戦略でなく偶然ってのが…

炎の少女チャーリー

監督:マーク・L・レスター 原作スティーヴン・キング。悪くはない。ドリュー・バリモアは可愛いし、脇役も結構大物が揃っている。自然発火というネタもよかった。ただ逃げ回る前半はいいのだが、捕まってからがやや失速した感。今の時代、CGに頼りがちだ…

名前

監督:戸田彬弘 道尾秀介が原案ということで期待値が上がったが、期待通りいい作品だった。いろいろとツイストが効いてるんだろうなと思っていたが、予想通り仕掛けあり。名前を偽り生きてきたおっさんと謎の女子高生が過ごす親子のような時間。勘違いが二人…

帰って来た若旦那

監督:青柳信雄 若旦那全然帰ってこねえ。始まって半分ぐらいしたらようやく帰って来た。。。とまあ主役の鶴田浩二が全然出てこないわけだが、それでも問題ないぐらい楽しかった。敵対するお菓子屋同士の争いが、最後は仲良くハッピーエンドという定番な展開…

舐める女

監督:城定秀夫 基本AVとあまり変わらないが、意外としっかりした出来だった。舐める女というよりは嗅ぐ女って感じだが。こういう真面目な女の妙な性癖は、変態で嫌いじゃない。潔癖な旦那もSMに目覚めていくとこも面白い。この二人の対比も上手く描けてい…

シャッター 写ると最期

監督:アントン・ゼンコヴィッチ ロシアのホラー映画ってめずらしい。写真に写ると死ぬってどっかで見たことあるような設定。特に新しさはなく、写真の撮られ方もさほどレパートリーがあるわけでもない。ただラストの全員で撮影はいい。

みじかくも美しく燃え

監督:ボー・ウィデルベルイ スウェーデンで実際に起きた事件を映画化。二人が森で心中することは最初に告げられる。そこに向かって話はゆっくり静かに美しく綴られる。まあなんてことない内容ではあるが、女芸人ってとこがよく、綱渡りのシーンはどこか美し…