2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

オープン・グレイヴ 感染

監督:ゴンサーロ・ロペス=ガイェゴ凡作。全員記憶喪失からスタートした、どこかで観たことあるような内容。着地点をどうするのかちょっとだけ注目したが、まあありがちなゾンビもので特にどうってことはない。

近松物語

監督:溝口健二序盤は分かりずらいし、途中で寝てしまうしで微妙だなと思ったが、もう一度見直したらこれが素晴らしい作品だった。最初船のシーンのところで寝てしまったので、その後の不倫に説得力というかどうして二人がこんなに愛し合っているのか不自然…

ラストベガス

監督:ジョン・タートルトーブジジイ版「ハングオーバー」。どうせデ・ニーロのやっつけ仕事ぐらいしか思ってなかったが、いやいや良いじゃんコレ。デニーロ、マイケル・ダグラス、モーガン・フリーマン、ケヴィン・クラインの4大オスカー俳優だけでも涙も…

マダム・イン・ニューヨーク

監督:ガウリ・シンデー普通のインド人主婦が、ニューヨークの英会話学校に通うという異文化ギャップドラマ。外国の地での不安や言語の違いなど、まあ外国人の悩みやそこからいろいろな国の人達と学校を通じて成長しようとする姿はきちんと描かれている。た…

ゆがんだ月

監督:松尾昭典50年代の和製フィルムノワール。モノクロの映像や昭和な風景はフィルムノワールとの相性もよく雰囲気はいいけど、まあ内容はどおってことないかな。相変わらず桑田佳祐な長門裕之と女優陣も綺麗だった。神山繁の赤とんぼを口笛で吹く殺し屋が…

トランセンデンス

監督:ウォーリー・フィスターとんでもなく酷い出来だな。。。ウォーリー・フィスターは監督諦めて撮影監督に戻った方がいいって。まあ脚本が酷いってのもあるんだけど。こんなC級なSFにそれなりのキャストが揃ったもんだからよりチープになった。ジョニ…

バイロケーション

監督:安里麻里原作は読了済み。あまり期待してなかったけど、そこそこ良く思いがけない健闘ぶり。CG部分がややバカっぽいが、意外とちゃんと作りこんでいて驚いた。本人とバイロケを分けて集まっていたというトリックが結構なるほどと思わせた。少々やや…

山椒大夫

監督:溝口健二こういうストーリーは好き。波乱万丈、栄光から転落、母と引き離され妹と共に奴隷になるもまた権力を得るが、のちにすべてを放棄し最後は母と再会。なんとも壮絶な人生のうねり。映像も美術も素晴らしい。厨子王演じる花柳喜章がテンション高…

ラスト・ワールド

監督:ジョン・ハドルズ終末世界に誰をどの職業の人間を残すかという哲学を視覚的に見せる趣向は余りなかった試みで結構面白く観れた。「es」や「THE WAVE」のような実験系な映画は結構好きなので、これは意外な掘り出し物と言える。まあつっこみ所も…

朝やけの詩

監督:熊井啓日本の高度経済成長の裏には、こうした立退きとか自然破壊とか様々な問題があり、そういった犠牲によってなりたっているという現実を覚えておかなければならない。ただ映画としては結局なにが言いたいのか分からず、話も今一つ訴えかける力がな…

マイ・ブラザー 哀しみの銃弾

監督:ギョーム・カネ70年代を舞台にした犯罪映画。舞台設定はいいのだが、話が犯罪者の兄と警官の弟というなんともどっかで聞いたことあるような話でつまらない。特にアクションに特化したわけでもなく、サスペンスも弱いし。。。キャストは結構豪華なんだ…

ラストミッション

監督:マックG「96時間」は奇跡的に上手くいったよな。。。まあそれはさておき相変わらずアクションに親子の和解のようなものを絡めたベッソン印のフレンチアクションで、そこにアメリカンなケヴィン・コスナーを持ってきて「96時間」よ再びって感じでやっ…

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌

監督:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエンうーんコーエン兄弟っぽくない。60年代、フォーク・シンガーが猫といっしょに時代に彷徨ってるだけで、ストーリーらしいストーリーがなく雰囲気だけの映画になっている。まあこういうのが好きな人もいるだろう…

オールド・ボーイ

監督:スパイク・リー韓国映画のリメイク。思ったほど悪くはなかった。ストーリー自体はすごい面白いので、それなりには観れるのだけど、ただなんというか作家性を全然感じなく、ただストーリーを追っているだけなので妙にあっさりしてる。筋を知ってるだけ…

トランスフォーマー/ロストエイジ

監督:マイケル・ベイ見所はCG技術のみで中身はスカスカ。空っぽの「アベンジャーズ」みたいな内容で、これで165分というのはありえない長さ。中国ロケシーンのため無駄に時間をのばしたような感じだ。破壊しまくりでハリウッドもよくやるよ。マイケル・ベ…

リアリティー

監督:マッテオ・ガローネ「ゴモラ」はよかった。今作はガラッと作風を変えてコメディなんだけど、ちっとも笑えなくて困った。ハリウッドならもっとエンターテイメント性を高めるんだけど、イタリア人にはそういうのは性に合わないのか、当事者とか周りは明…

罪の手ざわり

監督:ジャ・ジャンクーなんか予想していた映画と大分違った。この監督の「世界」という映画があり、ついていけなかったので、もっと訳わからん系の映画かと思ったら、オムニバスの暴力映画で普通に観れた。突然の暴力に正直テーマがイマイチよく見えない。…

ファイティング・ダディ 怒りの除雪車

監督:ハンス・ペテル・モランドステラン・スカルスガルド主演のクライムコメディ。一面雪世界のロケ地はいい。まあ終わってみれば平凡な出来ではあるけど、死んだ人間の名前がいちいち表示されるのは面白かった。後で気付いたが、あれブルーノ・ガンツだっ…

パロアルト・ストーリー

監督:ジア・コッポラコッポラの孫娘ジア・コッポラの長編監督デビュー作。原作はジェームズ・フランコ。主演はヴァル・キルマーの息子とエリック・ロバーツの娘と何から何まで芸能一家が集まって作った映画。まあごく普通のアメリカのティーンエイジャーの…

ある過去の行方

監督:アスガー・ファルハディやっぱりこの監督はできる監督のようだ。日常のなんでもないとこからミステリーを作り上げる。やってることは前作の「別離」と全く同じだが、謎をひとつひとつ小出しにして、人間関係やそれぞれのキャラクターが別の顔をのぞか…

母のおもかげ

監督:清水宏清水宏の遺作。いやあいい映画です。古き良き日本映画。コブつき同士再婚したが、継母と相手の息子との関係が中々上手くいかない。亡き母親のことが忘れられないのだ。二人が真の家族になるまでを描く。印象的なシーンも多い。息子の大事な鳩を…

アデル、ブルーは熱い色

監督:アブデラティフ・ケシシュ予想よりも結構普通だった。時間をかけてるだけあって二人の女性の葛藤はじっくりと描いている。ただやっぱりこの監督苦手だわ。「クスクス粒の秘密」もそうだったが(途中で挫折)、この監督なんというか無駄にシーンが長い…

父の秘密

監督:ミシェル・フランコ映画の出来自体はいいのだが、内容のあまりの鬼畜ぶりに星1つにしようか迷った。タイトルから想像した映画と全然違く、壮絶ないじめ映画だった。ここまで酷いものがかつてあっただろうか。いじめなどどこにでもあるが、ここまで度…

ぼくたちの家族

監督:石井裕也傑作。素晴らしい家族映画。俺ぐらいの年齢になると誰もが身につまされるテーマかもしれない。とても他人事ではなく考えさせられた。自分にも起こったらと。一見まともそうに見えてた家族が母の病気を機に、見えなかったものがいろいろと姿を…

天狗党

監督:山本薩夫退屈な時代劇。復讐だの裏切りだのもう少し面白く出来そうな題材なのに。。。キャラクターに深みがないし、テーマというかどういう作品にしたいのか見えてこない。ラストも盛り上がらず終了。

春を背負って

監督:木村大作木村大作だけあって大自然が主役。ただ映画としては真面目さはよーく伝わったのだが、なんというかありきたりな展開だし、全体的に古臭く感じる。山の恐さも余り伝わらないし、悪いわけじゃないが少々芝居が安い。

X-MEN:フューチャー&パスト

監督:ブライアン・シンガー高速移動のクイックシルバーが警官に囲まれたとこなど、いいシーンもあったけど、映画としては印象に残らない平凡作。タイムトラベルものとしての楽しみも余りなく、キャラクターたちの関係性もよく分からない。マイケル・ファス…

監督:稲垣浩原作は島崎藤村。男手一つで4人の子らを育てた男の話。もっと幼少時代が長くてもよかった。成長してからがイマイチ面白味がなく、まあ父と子供たちのありふれた話なのだが、主役が笠智衆というだけで、なんかそれだけで顔がほころんでしまった…

好きっていいなよ。

監督:日向朝子少女漫画が原作でまんま少女漫画な話。悪くはない。ただ高校生の日常すぎて、本人たちには大事かもしれないが、どっちでもいいような話で、映画としてはもっとドラマ性があればよかったのだが。でもこういう平凡な高校生の純愛がテーマなので…

円卓 こっこ、ひと夏のイマジン

監督:行定勲芦田愛菜は頑張ってるのだが、どうも好感を持てないというか。役のせいなのか芦田の上手さゆえなのか、可愛げないけど憎めないというキャラに至っていない。話自体も瑞々しさや少女時代のキラメキとかそういうものを感じられなかった。芦田の良…