2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

栄光のランナー/1936ベルリン

監督:スティーヴン・ホプキンス悪い作品ではない。ただ真面目すぎるんだよね。伝記映画としてはこれでいいのかもしれないけど。。。リーフェンシュタールにカリス・ファン・ハウテン。これはナイスキャスティング。

ラスト・シーン私が殺される

監督:エリック・コーリーまさにB級。安い。記憶失う系。ただ予知能力が備わるというのはある意味斬新。しかしなんでも詰め込めばいいってもんじゃない。そして大団円がなんかショボい。あいつはキャスパー・ヴァン・ディーンだったのか。。。

ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命

監督:パブロ・ララインジャクリーン・ケネディの伝記かと思ったけど、伝記というより暗殺から葬儀までの4日間を描いただけの地味なものだった。すでに語りつくされたケネディ話だし、驚くような裏話があるわけでもなく、もうひとつ盛り上がりに欠く。ナタ…

影なき狙撃者

監督:ジョン・フランケンハイマーリメイク版の「クライシス・オブ・アメリカ」は観たが、そのオリジナル。この時代(60年代)に、こういう洗脳とか催眠術のような、ある意味インチキ臭い設定の話は面白い。またモノクロ映像がいい。若干分かり難い部分も…

ノー・エスケープ 自由への国境

監督:ホナス・キュアロンただハンターからひたすら逃げるだけで味気ない。ガエル・ガルシア・ベルナルが出てるからどうにか成立してるが、全体的に地味。ハンターはもっとスター俳優の方がよかったのでは。しかしいくらなんでもこんなに容赦なく人を殺しま…

ヤンヤン 夏の想い出

監督:エドワード・ヤン最後まで観ると優れた群像劇であることは分かるが、それでも3時間は長すぎる。特に最初の半分のダラダラぶりは観るのやめようかと思うレベル。話の焦点を絞り出してからは、除々に面白さを取り戻してきた。ヤンヤン可愛いが、このタ…

ハンズ・オブ・ストーン

監督:ジョナタン・ヤクボウィッツ石の拳と呼ばれたボクサー、ロベルト・デュランの伝記もの。カリスマトレーナーとの出会いやライバル、シュガー・レイ・レナードとの戦いなど、まあ要所は押さえたものではあるが、ボクシング映画としてはよくある話程度の…

銀魂

監督:福田雄一銀魂は詳しくないが、それでもパロディが多いので、知らなくても楽しめる。豪華な役者たちがみんなでバカをやる、そんな映画。いろんな自虐ネタとかあって、その辺は笑えたのだが、映画としての出来は凡作。まあコメディなので、笑えればそれ…

クーリンチェ少年殺人事件

監督:エドワード・ヤン約4時間の大作。うーん長い。これだけ時間をかけた割には大した中身はない。人物名が覚え辛く困った。もっと簡潔ならいいのに、時間の長さが余計散漫にしてしまった。エドワード・ヤンの中では評価が高いようだが、自分的には「恐怖…

ラビング 愛という名前のふたり

監督:ジェフ・ニコルズ異人種間の結婚に揺れた50年代のアメリカを、意外なぐらい大声をあげず、どちらかと言えば静かに普通に描いた。普通すぎてやや物足りなさも感じたが、あまり手を加えずに史実に忠実な方がいいと思ったのだろう。何でもこなすジョエ…

台北ストーリー

監督:エドワード・ヤン80年代の台湾の風景。日系企業や随所にある日本文化が垣間見れる。話的には、はっきりいって余り面白いとは思えなかった。もちろんエドワード・ヤンなので、悪い映画ではないのだけど。役者ホウ・シャオシェンが見れる。台湾映画界…

大阪極道戦争 しのいだれ

監督:細野辰興役所広司と阿部寛の共演が一番の見所だろう。仁藤優子とか懐かしいな。展開からいってラストの役所の殴りこみはカタルシスになるところなのだが、残念ながらそうはならなかった。この映画で一番びっくりしたのは、阿部寛がマンションから飛び…

ザ・ボディガード

監督:ジョナサン・モストウこれジョナサン・モストウだったのか。にしては平凡だな。よくあるボディガード物の域を出ない普通のアクション映画。サム・ワーシントンってどうも花がない。。。

恐怖分子

監督:エドワード・ヤン最初は複数の並列した話が、どうもなじめずイマイチだなと思ったが、観終わった後、この映画のあまりの巧妙さに最初とイメージがガラリと変わった。バラバラのピースが繋がり出すように、最後に強烈な爆発を起こす。台湾の風景や写真…

忍びの国

監督:中村義洋中村義洋だけに期待したのだが。。。なんか「少林サッカー」の忍者版みたいで、もっと真面目に作ればあ?って感じ。そして大野智が駄目。全くもって魅力がないし、そもそも主役を張る役者に見えない。全体的に締りが無い駄作。

フリー・ファイヤー

監督:ベン・ウィートリー倉庫での銃撃戦。うーん微妙。「狼/男たちの挽歌・最終章」などのジョン・ウー映画を勉強しなさい。ドンパチに期待したのも最初だけで、段々飽きてくる。紅一点のブリー・ラーソンはいいのだが、彼女的には無駄使いと言わざるを得…

パトリオット・デイ

監督:ピーター・バーグ愛国系監督(と勝手に呼んでる)ピーター・バーグとウォールバーグのコンビ作。このコンビのアクションは安定感あり。テロリストを追跡していく過程は面白い。ジョン・グッドマン、ケヴィン・ベーコン、J・K・シモンズ、この脇役た…

五日物語 -3つの王国と3人の女-

監督:マッテオ・ガローネこの監督毎回作風を変えてくる。こんなダークファンタジーを撮るなんて。3つの物語はどれも悪くはないのだが、どこか掴み所がなく、だから何?なんだよね。3つに関連性もなく、それがどこか散漫な印象になってしまった。全体的に…

無限の住人

監督:三池崇史アニメ版は観てた。どうしても詰め込まなきゃいけないので、若干駆け足気味だし、戦いが唐突な印象はあったが除々に慣れた。良かったのは殺陣。かなり本格的で、ちゃっちいと思っていただけに、とても気合の入ったものだった。暴力描写度も高…

花戦さ

監督:篠原哲雄ふーんこういう人がいたんだね程度。花僧とか地味すぎて映画としては若干物足りなさも。野村萬斎は独特な演技をしているが、彼が演じることによって、キャラクターがどうしてもコメディチックになってしまい、実際こんな人物だったのだろうか…

監督:河瀬直美音声ガイドという知らない世界に光を当て、目が不自由な人の生活や苦労をすくい取る。生真面目だが、なかなか美しい映画であった。映像も綺麗。そして一番の収穫は水崎綾女。美人だし、どこかエロさもあり、そっち方面を匂わすようなギリギリ…

エリザのために

監督:クリスティアン・ムンジウ不正や不倫、そして朝っぱらからのレイプとあくまで映画ではあるが、ルーマニアの閉塞感みたいなものが浮き彫りになっている。ダルデンヌ兄妹やハネケの映画を思わせるような空気感は、どこか緊張感がはらんでいる。あの家の…

モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由

監督:マイウェンある男女の出会いから別れ、そしてその後の話。悪くはない。主演女優も好演している。ただそんなに特徴のある恋愛劇ってわけでもないので、やや長いし、ラストもあまり綺麗に着地してない。フランスはこの辺がちょっといい加減。

灼熱

監督:ダリボル・マタニッチ最初話の構成が分からず、大いに混乱した。3つの時代に生きる3組の男女の話で、混乱の原因は3組の男女を同じ俳優が演じているからだ。クロアチアの民族紛争が背景にあり、その中で生きる男女の愛の形を3つ描く。2番目の話が…

わたしは、ダニエル・ブレイク

監督:ケン・ローチケン・ローチ変わらないなあ。まさにケン・ローチ映画。正直やってることはいつものパターンなんだけど、社会の届かない声を映画にして訴える。まあ社会保障はどこの国も多かれ少なかれ問題あるよな。また何でもネット対応という急激な社…

キング・アーサー

監督:ガイ・リッチーガイ・リッチーももう駄目だなあ。下らないし眠いしつまらない。エッジの効いていたものを撮ってた頃がなつかしい。CGばかりで中身が空。ジュード・ロウの悪役もつまらない。退屈。。。

たかが世界の終わり

監督:グザヴィエ・ドランフランス映画界の大スターが集結。これだけ集まったのはX・ドランの注目度の高さだろう。自分はあまり好みの監督ではないが。序盤はやや退屈だったが、じわじわと家族との気まずさや居心地の悪さをあぶり出す。結局秘密を何も明か…

激動の1750日

監督:中島貞夫ヤクザの内部抗争を描いた90年代のヤクザ映画。キャストは豪華。渡瀬恒彦は迫力あっていい。まあ観れないことはないが、至って普通のヤクザ映画。

極東黒社会 DRUG CONNECTION

監督:馬場昭格役所広司が出てるから観た。役所がいるからどうにか成立してるが、まあ90年代の安いヤクザ映画だ。役所とショー・コスギの共演はある意味貴重かも。終盤は「男たちの挽歌」風なバカアクションに徹していて、そっちの方がマシだった。

晴小袖

監督:安田公義うーん悪い映画ではないのだが、毒にも薬にもならない人情話。途中ウトウトしてしまいイマイチ入り込めず。おのぶのツンデレぶりは、この時代から日本映画の典型だったのだな。。。