2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

J・エドガー

監督:クリント・イーストウッド決して悪い出来ではないし音楽、美術、撮影などは相変わらず1級品なのだが、伝記映画としてみたらエドガーフーバーという男の人物像があまりに本人と違いすぎないか。フーバー長官のイメージというと野心家で狡猾で大統領を…

パラノーマル・アクティビティ2

監督:トッド・ウィリアムズ前作以上に中身がない。基本いつもの素人撮影風なのだが、素人っぽい雑さがなくなり、綺麗に仕上げすぎな気がする。一応ホラーなのだから、せめて1箇所ぐらい恐い所がないと困るのだが全然恐くないし、タメを利かせた割には展開…

クレアモントホテル

監督:ダン・アイアランド”遠くの親戚より近くの他人”という言葉が浮かんできた。ジョーン・プロウライトが主役の映画を撮ろうという勇気をまず褒めたい。晩年を迎えた人間はどうやって余生を生きるかという、高齢者になったらもう一度見直したくなる映画で…

アニマル・キングダム

監督:デヴィッド・ミショッド縮小版「ゴッドファーザー」といった印象。ただあまりに話の幅が狭く、身うちの中の話になってしまっていて話が広がらない。また早々と一番注目していたジョエル・エドガートンが姿を消してしまったのも淋しい。主人公の顔はも…

メッセージ そして、愛が残る

監督:ジル・ブルドスこういう話は好きである。もし死ぬことが予期できるとしたら、残された時間をどう生きるか。何かやり残したことはないか。いつかは訪れる死というものを見つめ、生きるということは何なのかを考えさせてくれる。映画全体の映像は明るい…

サバイバル・オブ・ザ・デッド

監督:ジョージ・A・ロメロ一体ジョージ・A・ロメロは何本ゾンビ映画を撮る気なんだ。もはやゾンビ映画はたくさんありすぎて、新味は何もないが、とにかくひたすらゾンビを愛しているんだなというのは分かった気がする。ゾンビに噛まれなくても死ねばゾン…

隠された日記 母たち、娘たち

監督:ジュリー・ロペス=クルヴァル地味な映画だが、なかなかのフランス映画。ミステリー的な要素も多少絡め、日記から過去の出来事を浮かび上がらせていて、上手い作りになっており、退屈になりがちなフランス映画なのに、しっかりとした上質な人間ドラマ…

イップ・マン 序章

監督:ウィルソン・イップ日中戦争を背景にしていることにより、日本人としては日本を敵として描いているので、ややいい気分はしないが、素直にカンフー映画としてはまあまあではないか。まあ全ては紳士的なドニー・イェンの魅力に負うところが大きい。

ジュブナイル

監督:山崎貴ドラえもん最終回をやりたかったんだな。。。「スタンドバイミー」的なものを期待したんだけど、話がロボットだとかエイリアンとかさすがに子供向け過ぎる。ディテールもテキトーだし、脚本はもっとどうにかならなかったのか。大人の鑑賞にはち…

レザレクション

監督:ラッセル・マルケイ「セブン」の亜流。ちょっとパクリが露骨すぎる気もするが、サイコスリラーものでは善戦はしている。原案もしている主演のクリストファー・ランバートはよっぽど「セブン」が好きなのか。ストーリー展開や犯人の行動など整合性が合…

レオニー

監督:松井久子果たして映画化するほどの人物か、やや疑問が残るが、彫刻家のイサム・ノグチではなく、その母に焦点を当てた映画。当時アメリカの女性が日本で生活することは大変だったろう。ただその大変さがあまり深く描けていない気はする。イサムを育て…

同級生

監督:深川栄洋淡い青春物。プールと青春は相性がいいらしい。まあちょっと少女マンガっぽい気もするし、展開が読めるというかオチが予想通りすぎるという部分もあるが許せる範囲。ただ主人公が東大受かっちゃうというのにはさすがに無理がありすぎないか。…

不意打ち

監督:ウォルター・E・グローマン原題が「LADY IN A CAGE」。エレベータに閉じ込められた中年女性の話で、なんとなく「パニックルーム」を思い出した。オープニングのタイトルロールから奇妙な味があり、「サイコ」などにも通じるものを感じ、ヒッチコック…

プリンセスと魔法のキス

監督:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツCGアニメよりも、こういう手書きアニメの方がやっぱり温かみを感じるね。まさにディズニーらしいおとぎ話。呪いでカエルになるという発想もいい。展開も予想通り、最後はハッピーエンドと分かりきっているんだけ…

アンストッパブル

監督:トニー・スコットまさに職人芸ともいえるトニー・スコットの安定した手慣れた演出には、さすがとしかいいようがない。まあ編集がうるさいのはいつものことだが。。。終わってみれば正直何も残らないが、それでもこの映画には娯楽映画のお手本というべ…