2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

女々演

監督:高野舞 悪くない。女子高生と文化祭。こういう青春物は割と好き。しかし女は怖いね。上辺は仲良く、影では悪口。学校という社会で生きていくのも大変だよ。本当の友情になるにはいっぺん喧嘩して、腹を割ってぶっちゃけないといけない。結局文化祭は大…

DEEMO サクラノオト -あなたの奏でた音が、今も響く-

監督:松下周平 アニメ自体がしょぼいし、話もどっかで観た感じの目新しさもなく、学生が作った映画みたい。特に魅力的なキャラがいるわけでないし、ちょっとは期待したんだけど、つまらなかった。肝心の音楽もまあ普通。作品全体を包む優しさのようなものは…

父子草

監督:丸山誠治 おでん映画。渥美清に寅さんの面影があり、まさに原型。そして淡路恵子がとてもよい。二人のけんかのようなやりとりも楽しい。あの学生は石立鉄男だったんだね。若い。なんてことない人情劇ではあるが、モノクロの古き良き味わいがある。ちょ…

ほんとうのピノッキオ

監督:マッテオ・ガローネ ほんとうだとあまり面白くないのかも。イタリアの風景は美しい。ロベルト・ベニーニだと個性が強すぎるかなと思ったけど、彼も年取っていい味が出ていた。逆に言えば、ちょっと大人しくなったかなとも。全体的にちょっと長かったか…

ハニーボーイ

監督:アルマ・ハレル はっきり言ってありがちな毒親物。悪い作品ではないが、普通すぎて特にどうってことない。ただこれがシャイア・ラブーフの脚本と知って、ああ自伝なんだと理解した。こんな家庭だったんだと知り、いろいろと思うとこがあった。スターに…

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム

監督:ジョン・ワッツ スパイダーマン同窓会。いやあこの展開は予想外であった。ヒーロー物は長くやると当然主役は変わる。そこを逆手にとったような脚本が見事。パラレルワールドというネタをやるにしても、そのメンバーを集めるのは苦労だったろう。まさか…

ニューヨークUコップ

監督:村川透 93年アメリカで撮った日本映画。安っぽいアクションで面白くはないが、まあ仲村トオルは好きなので良しとするか。ブレイク前のミラ・ソルヴィノが相手役で、結構貴重ではあるが、彼女にとっては黒歴史かも。。。大オマケ。

カオス・ウォーキング

監督:ダグ・リーマン なんか3部作の1作目みたいな内容。尻切れトンボ感が強く、劇場で観てたら金返せレベル。そもそもの心の声がだだ漏れという設定が全く面白くない。その設定が別に活かされることもなく、中途半端な世界観と全く加速しない話。あのスパ…

ハッピーアワー

監督:濱口竜介 「ドライブマイカー」を観る前と後では印象が変わると思う。この監督はやっぱり演劇が好きなんだなというのと、役者のメソッドが「ドライブマイカー」と同じで、あまり芝居じみたことをさせない手法。いやあしかし長い。5時間17分。映画3本分…

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ

監督:アンディ・サーキス アンディ・サーキスは本来役者だし、素人監督に大作SFは荷が重かったか。話がこぢんまりしすぎて、大した山場もなく終了。何をしたい作品なのか迷走していた印象。結果ヘンテコな続編になった。なんつーか最初からやる気が感じら…

殺人鬼から逃げる夜

監督:クォン・オスン 殺人鬼が麒麟の川島みたい(笑)。耳が聞こえないというのが、それほど活かされていない気がする。ただ夜の町の追っかけっこは画として面白い。それ一辺倒すぎて単調ではあるが。最後はもうグダグダで、終わらせ方に失敗。。。

ライダーズ・オブ・ジャスティス

監督:アナス・トマス・イェンセン マッツ・ミケルセンとアナス・トマス・イェンセンのコンビ作。脇役もよく出るメンツで、気心が知れた連中と作った復讐物。ただ偶然とか運命とか、そういったテーマも含んでいるので、単純なアクションというわけではない。…

スーパーノヴァ

監督:ハリー・マックイーン コリン・ファースとスタンリー・トゥッチがゲイのカップル。まあ悪い映画ではない。ただあまり好きなタイプの映画じゃないし、よくあるちゃよくあるパターンの映画。カセットテープのシーンが一番のハイライトかなあ。。。

子供はわかってあげない

監督:沖田修一 話がコロコロと転がっていく面白さがある。アニメから始まり、親子映画になる。夏を感じさせる映画でもある。全編漂う、ちょっとバカっぽいユーモアが意外と好きかも。上白石萌歌はそんなに好きじゃないけど、結構良かった。相手役の細田佳央…

第三次世界大戦 四十一時間の恐怖

監督:日高繁明 うーん、何か思っていた感じと違った。観たかったものと違った。逃げる群衆。ただただ逃げるだけのつまらない映像。戦争反対というテーマは分かりやすいが、映画自体は面白くない。ミニチュアの破壊もイマイチな仕事。変な言い方だが、梅宮辰…

メインストリーム

監督:ジア・コッポラ まあ悪くはない。今時なYOUTUBERネタ。アンドリュー・ガーフィールドの怪演で、それなりに楽しめたのだが、こいつは相当のクズだな。ラストのドヤ顔が怖い。マヤ・ホークは父にも母にも似てるね。ナット・ウルフが予想以上に良かった。…

底抜け大学教授

監督:ジェリー・ルイス ジェリー・ルイスといえば「キング・オブ・コメディ」ぐらいしか知らなく、底抜けシリーズも多分初めて。リメイクされた「ナッティ・プロフェッサー」のオリジナルね。コテコテのコメディで、そんなに面白くはない。結構色彩に凝って…

ディア・エヴァン・ハンセン

監督:スティーヴン・チョボスキー 結構良かった。主人公のうつ病っぽい感じが、この大嘘をややしょうがないよねみたいな感じに誤魔化しているが、やったことは相当な悪さ。それをミュージカルで中和させているのか、ミュージカルあまり好きじゃないけど、意…

シルクロード.com ―史上最大の闇サイト―

監督:ティラー・ラッセル 実録物。こんな事件があったんだね。アマゾンのドラッグ版みたいなもんを作った青年と警察の攻防。こんなの続けたら、いつかは捕まるのにね。辞め時が肝心。デジタル世代とアナログ刑事という対比も悪くなかった。印象的だったのは…

インデムニティ 陰謀の国家

監督:トラヴィス・トウテ 南アフリカのアクション映画ということで、ちょっとなめてた。だけどハリウッドテイストなアクションでそこそこ楽しめた。ただどっかで観たことあるような話で、悪くはないんだけど、まあまあ止まり。

100年の謝罪

監督:渋谷悠 短編映画。紙芝居、天気予報での状況説明とかセンスはある。タイムカプセルに手紙を入れて謝罪という展開も読めるんだけど、どうなるのかという期待感はあった。しかしこの映画はさらに時間を進めて、未来の話に持っていき、未来のテクノロジー…

珈琲時光

監督:ホウ・シャオシェン 小津安二郎の生誕100年記念作品。小津を敬愛するホウ・シャオシェンが撮った日本映画。あまり小津らしさは感じず。余白が多く、2003年頃の東京の風景が主役ということか。電車のシーンが多かったのが印象的。ストーリー性はあ…

ダイナマイト諜報機関/クレオパトラ危機突破

監督:ジャック・スターレット ブラックスプロイテーション映画。かっこよく、アクション満載で、当時の空気感は感じることができたのだが、話は全く面白くない。当時の流行を楽しむものであり、映画としては平凡なもの。主役は思いの外、存在感がなかった。…

あなたの番です 劇場版

監督:佐久間紀佳 ドラマ版は何だかんだで割と好きだった。だからちょっとは期待したんだけど、こりゃ酷いねえ。TVで十分な内容。金取るレベルじゃない。ドラマ楽しんだ人向けではあるが、無駄にキャラが多いので散漫。あのメンバーが集まって、ただ騒いでる…

監督:フェデリコ・フェリーニ 結局何が言いたかったのか。詐欺師の良心と見せかけて、そんなものはなかった。そうなってくると映画としてのカタルシスみたいなものはないし、後味悪いし、テーマ的にも謎である。ただただクズはクズのまま朽ち果てる。この映…

83歳のやさしいスパイ

監督:マイテ・アルベルディ これは一体何なんだ。ドキュメンタリーってことなんだが、じゃあカメラで撮ってることバレバレだし、イマイチよく分からん設定。爺さんが老人ホームでスパイするわけだが、なんかモテモテだし、スパイがいつしかカウンセラーみた…

青葉家のテーブル

監督:松本壮史 ひと夏の成長。まあ悪くはない。学生時代、将来の夢とか中々決められないよな。一つじゃなくていい。迷ってもいい。やりたいこと全部やればいい。そんな将来への不安や親への反発、友人関係などを綴っている。市川実和子久しぶりに見た気がす…

幸せの答え合わせ

監督:ウィリアム・ニコルソン 熟年夫婦の離婚。落ち着いた演技のビル・ナイが素晴らしい。この手の映画は役者の個性が役に影響してしまうので、アネット・ベニングだとやや高圧的に感じてしまう。もう少しマイルドな女優なら、もっと好感が得られたかも。ま…

ムッちゃんの詩

監督:堀川弘通 もうひとつの「火垂るの墓」。実写版と思えるぐらい似ている。まあこっちの方が公開は先だけど。ムッちゃんに節子の面影が。健気で優しいムッちゃんだから、より悲しい。演じる子役の演技も素晴らしかった。また母親の愛情も泣かせる。お手玉…

モラトリアム・カットアップ

監督:柴野太朗 短編映画。2016年の映画なのに古い映画を観てる気分。地上波アナログ放送終了とかガラケーとかで錯覚するが、そのくせスマホとかタブレットも出てくるので混乱する作り。主人公の妄想とか幻覚とかが入り乱れ、その辺は結構面白い。デジタ…