2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

車夫遊侠伝 喧嘩辰

監督:加藤泰まさに破天荒。いいねえ。前半の滅茶苦茶さと後半の愛と人情。けんかばかりの荒くれ男を内田良平が好演。そんな彼への思いを純粋かつ時に男気ある強さを見せる桜町弘子がすごく良かった。ラストの対決の後の橋の上での二人きりの結婚式も印象的…

キトキト!

監督:吉田康弘まあごく平均的な家族映画。悪くはないが、取り立てて特徴もないかなあ。基本大竹しのぶ劇場といったとこか。伊藤歩は好き。

大菩薩峠 完結篇

監督:森一生シリーズ完結。監督変わったのか。だからかどうか分からないが、つまらなくなった気がする。どうせなら全部三隅研次でやってほしかった。中村玉緒は3役か。さすがに話が滅茶苦茶になってきた。話を特に広げることもできず、ラストも中途半端に…

ギヴァー 記憶を注ぐ者

監督:フィリップ・ノイスユートピアからの脱出。設定がありがちすぎて、どっかで観たような既視感は否めない。「トゥルーマンショー」をちょっと思い出した。テイラー・スウィフト?え出てた?。。。

ナイトクローラー

監督:ダン・ギルロイいやあ面白い。現代の「タクシードライバー」と呼びたい。ジェイク・ギレンホールの怪演が出色。クズなんだけど、この自信過剰なキャラクターはこっちの方が犯罪者なんじゃないかと思うぐらいの怖さがある。とても狡猾でバカなようで実…

宮本武蔵

監督:加藤泰何度も映画化されてる武蔵。これは加藤泰版だが、あの膨大な原作を2時間半にまとめるから、ややダイジェスト感はあったが、それでも見応えはあった。高橋英樹の武蔵も良かった。執拗に追い回すおばばも鬼気迫っていてもうけ役。役者たちが豪華で…

ギャラクシー街道

監督:三谷幸喜変わり映えのないセットの中で、しょーもないやりとりが延々と続く痛々しいコメディ。つーかコメディなのかこれ。全く笑えないし、そもそも話が面白くない。この脚本でよく人が集まったなあと。三谷幸喜完全に歳取ったのかなあ。三谷じゃなき…

彼は秘密の女ともだち

監督:フランソワ・オゾン女装映画。映画としてはそれほど悪くないんだろうが、あまり見ていて楽しいものではない。ロマン・デュリスの女装なんて誰が見たいんだ。俺は結構です。

人生スイッチ

監督:ダミアン・ジフロン全6編のオムニバス。これだけあると一個ぐらいハズレがあるのだが、ハズレなしのブラックコメディで全体的によく出来ていた。どれも良かったので、どれが一番か選べないなあ。それだけクオリティ高かった。レッカーの経験はないが…

のれんと花嫁

監督:番匠義彰悪くない。よく出来た和製ラブコメ。だけどTVドラマみたいで、映画としてはやや物足りない。津川雅彦と倍賞千恵子が一応主役なんだけど、あまり主役として目立ってない。むしろ脇役たちの方がのびのびしてる。出来は悪くないが厳しめの評価。

大学の山賊たち

監督:岡本喜八吹雪のために山小屋に閉じ込められた若者たちの騒動。そこに幽霊やら強盗やらが加わった、まあサバイバルコメディって感じかな。どうってことないが岡本喜八にしてはライトな味わいで、気軽に楽しめた。上原謙もとぼけた魅力を発揮してた。主…

真田風雲録

監督:加藤泰随分と演出に遊び心があり、そこが逆に楽しめなかった。あまり上手くいってるとも思えないし。時代劇としても中途半端な気がした。真田幸村を演じる千秋実が全然幸村像のイメージと違い、逆に新鮮味はあった。

チャップリンからの贈りもの

監督:グザヴィエ・ボーヴォワチャップリンの遺体誘拐事件を基に映画化。悪かないが、こういう事件があったんだ程度のもの。随所にオマージュは感じられた。TVで犯人を知った奥さんにかわいそうだが笑ってしまった。。。

禁断のケミストリー

監督:ジェフ・ムーア、デヴィッド・ポザメンティアなーんかどっかで観たことあるような話だな。サム・ロックウェルも似た様な役あったような気がしないでもない。。。ブラックコメディだがイマイチパンチがない。

百日紅〜Miss HOKUSAI〜

監督:原恵一アニメである必要性はさほど感じなかった。これなら実写でもアリな気はする。ただアニメだからこその美しさもあり、こういうアニメに向かない題材を選んだ原恵一のチャレンジ精神は買う。案の定興行的に惨敗だったようだが。。。残念。日本的怪…

明治侠客伝 三代目襲名

監督:加藤泰フォーマットがよくある任侠物そのもので、ありきたりすぎる。高倉健の映画にありそうなもので特筆するものはなかったかな。鶴田浩二、津川雅彦、丹波哲郎など昔の役者たちはかっこよかったけど。。。

アレクサンダーの、ヒドクて、ヒサンで、サイテー、サイアクな日

監督:ミゲル・アルテタ長いタイトル。。。うーんまあ平凡なドタバタコメディだな。スティーヴ・カレルが出てたから観たが、正直未公開納得の凡作。

大菩薩峠 竜神の巻

監督:三隅研次シリーズ第2作。よかった。逃げる雷蔵と追う本郷功次郎。盲目になりながらも最後は対決だが、またいいとこで終了。引っ張るね〜。今回も中村玉緒が存在感を発揮してた。

わたしに会うまでの1600キロ

監督:ジャン=マルク・ヴァレ別に偉大な人物でもなく、ほんとどこにでもいるような普通の女性が1600キロ歩いた話。実際は過酷だったんだろうけど、それほど苦労を見せず淡々と母との回想を交え地味に描いたロードムービー。音楽が印象に残った。

奪還者

監督:デヴィッド・ミショッドうーん悪くはないんだけど。。。荒廃した世界、バイオレンスと好みちゃ好みなのだが、ありきたりすぎて、余り特色がない。ドラマ性にも乏しく、もう少しストーリーに厚みが必要かな。

アクトレス 〜女たちの舞台〜

監督:オリヴィエ・アサイヤスフランス映画だなあ。このおフランス感。純粋なエンターテイメントにできなく、どうしても芸術的になってしまう。アサイヤスはハリウッド映画、そしてハリウッド女優たちをバカにしてるのではないか。そんな皮肉を感じた。クリ…

この国の空

監督:荒井晴彦随分と低予算なセットや見せ方により安い印象が勝ってしまった。役者がそこそこスター級なのに、これでは戦時中の空気がやや弱い。エロス的なものもあまり感じられず。母親が工藤夕貴とエンドロールで気付いた。彼女はすごく良かった。

ミケランジェロ・プロジェクト

監督:ジョージ・クルーニー悪くはないが良くもない。なんかぱっとしない映画。小説だと面白いのかもしれないが、映像化したら思いのほか面白くなかったって感じ。クルーニーだからなのか全体的に軽い。

アントマン

監督:ペイトン・リード思ったほど盛り上がらない。キャラも平凡、特殊能力も特に驚くべきものはなく、ダラダラと時間が過ぎただけだった。ただマイケル・ダグラスに味はあった。エドガー・ライトっぽいと思ったら、脚本がエドガー・ライトだった。。。

時よとまれ、君は美しい/ミュンヘンの17日

監督:ユーリー・オーゼロフ、マイ・ゼッタリング、ミヒャエル・フレガール、市川崑、ミロス・フォアマン、クロード・ルルーシュ、ジョン・シュレシンジャー、アーサー・ペンミュンヘン・オリンピックを各国8人の監督で撮影されたドキュメンタリー。日本か…

グローリー/明日への行進

監督:エヴァ・デュヴァネイ思ったよりも地味めで、キング牧師を結構普通の人っぽく描き、決してヒーローではないからこそ、この映画は真実味が感じられた。小さくてスターっぽくないけどデヴィッド・オイェロウォにはカリスマ性がある。意外に深みはなかっ…

タイム・トゥ・ラン

監督:スコット・マンどっか観た寄せ集めみたいなもんだが、暇つぶし程度にはなる。ジェフリー・ディーン・モーガンに主役をやらせる自体結構思い切った選択をしている。デ・ニーロが出るほどの映画ではない気もするが。ジーナ・カラーノが良かった。

大菩薩峠

監督:三隅研次シリーズ3部作の1作目。運命とそれに導かれる人間たちを描いており、壮大な時代劇ドラマを感じさせる第一弾になっている。雷蔵はいつもの雷蔵。中村玉緒が印象に残った。最後はここで終わりかよっていうラストで、次を観ずにはいられない。

寄生獣 完結編

監督:山崎貴二部作後編。アニメ版を知ってると多少脚色に難があるが、終わってみればまあ良かったかな。なんといっても田宮良子のキャラクターが出色。共存を模索し、人間性、母性に目覚め始める寄生生物。彼女の深い言葉になにか共感を覚えてしまった。増…

きみはいい子

監督:呉美保現代日本のいろいろなキモイ問題を浮き彫りにしていて、観ていて嫌な気分になる。昔ならこんな問題なかったのになあ。気になったのは学校の先生が子供たちをさん付けで呼ぶとこ。こんなことすることないのに。ハグをするというのは結構説得力あ…