2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

獣兵衛忍風帖

監督:川尻善昭素晴らしい。さすが川尻。迫力あるアクションの連続、そして個性的な敵キャラの数々、主人公やその仲間たちも魅力があり、忍者アニメの決定版。川尻らしいエロスや暴力表現も満載で大人も楽しめる。あまり知られてないが(むしろ海外の方が有…

火線地帯

監督:武部弘道シリーズ第5作。悪かないがシリーズの中では一番平凡かな。石井輝男も監督じゃないし(脚本のみ)。社長の田崎潤がダンディ。

ジョン・カーペンターの要塞警察

監督:ジョン・カーペンターカーペンター初期のB級アクション。リメイク版は観た。まあまあかな。所々にスカしたとこがあり、とてもひねくれた味がある。警察署を襲う理由も意味不明だし、顔の見えないギャングたちがとにかく不気味。言われてみると確かに…

奇跡のひと マリーとマルグリット

監督:ジャン=ピエール・アメリスフランス版ヘレンケラー。三重苦の少女マリーと修道女マルグリットの実話を映画化。人間というのはつくづく出会いによって全てが決まると言っても過言ではない。逆を言えば成功した人間は全ていい出会いがあったということ…

東京上空いらっしゃいませ

監督:相米慎二牧瀬里穂のデビュー作。輝きはあるが演技は下手。でもそこも魅力の内。中井貴一とのコンビは割と良かった。まあ映画は全体的に安っぽい。相米なので長回しが多いが、余り意味を成していない。もっと普通でいいのに。鶴瓶が若い。。。

ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション

監督:クリストファー・マッカリーこのシリーズ安定感はある。ただ何も残らないかなあ。トム・クルーズは頑張ってるけど、ちょっと年齢を感じてきたかなあ。サイモン・ペッグはようやく存在感が出てきた。消えかけてたヴィング・レイムスも地味に復活してた…

間奏曲はパリで

監督:マルク・フィトゥシイザベル・ユペールはまあまあ魅力的。だけどジャン=ピエール・ダルッサンの方がハゲ頭に味があった。主役はパリの街なみかな。フランス映画らしくドラマ性が薄いのだが、そこが物足りなくもあり、詩的でもあるのかな。片手間で観…

黄線地帯 イエローライン

監督:石井輝男シリーズ第3作。2作目に続き再び天知茂が登場。ただ話は全く別物だが。。。天知茂の視点と吉田輝雄の視点、ふたりの人物が除々に重なり合っていく展開など技はあるし、人から人へと渡っていく百円札の使い方も上手い。ただ思ったほど盛り上…

あるメイドの密かな欲望

監督:ブノワ・ジャコー見所はレア・セドゥだけ。でもこの役じゃ大して魅力発揮できず。メイドの仕事を淡々とこなすだけで中身が薄く、映画としての面白味がまるでない。コスチュームや美術ぐらいで話は大きなことが起きない。胡散臭そうなヴァンサン・ラン…

ボヴァリー夫人とパン屋

監督:アンヌ・フォンテーヌジェマ・アータートンは好き。彼女だから最後までどうにか観れたが、作品としてはいかにもなフランス映画。フランス田舎の映像が美しい。アータートンみたいなエロい女がいればジジイも恋に落ちるのはしょうがない。彼女の死が3人…

黒線地帯

監督:石井輝男シリーズ第2作。「白線秘密地帯」もそうだが、このスピーディでテンポある流れが魅力。撮影や音楽もセンスがある。踊り子殺しの濡れ衣を着せられた男が犯人探しに疾走する。やや強引な展開部分もあるが、そう感じさせないスピード感で納得さ…

孤独の暗殺者/スナイパー

監督:フレッド・グリヴォワそんな悪くはないけど、話の展開的にはありきたりなので普通。主役のレダ・カテブはスターっぽくないのがいい。リュディヴィーヌ・サニエはちょっと無駄使いかなあ。チェッキー・カリョも歳取った。。。

白線秘密地帯

監督:石井輝男フィルムの欠損が多いが、逆にそれがテンポよく進んでいるので悪くない。ただ終盤恐らく10分近く無くなってるので分かりずらい部分はあるが。トルコ嬢殺害事件を警察が地道に捜査していく王道な刑事映画。当時の風俗や街並みなど時代性とモ…

もも子、かえるの歌がきこえるよ。

監督:四分一節子障害を持った妹とその兄、家族、友達たちを描いたアニメ。星あかりの実体験がベース。まあ障害者物という展開的にはお決まりのものではあるが、普通に泣ける。もも子の健気な可愛さに救われる。実際障害者を持つのは大変なことだとは思うが…

特急にっぽん

監督:川島雄三東京―大阪間の列車の中で繰り広げられる群像劇。どうもエピソードがありきたりで、さほど楽しめなかった。列車という限定された空間で、いろいろと技巧的なこともしてるが、それも余り興味を引くほどのものはなかった。ちょっと眠ってしまった…

ホーンズ 容疑者と告白の角

監督:アレクサンドル・アジャスティーヴン・キングの息子ジョー・ヒル原作。意外と普通の犯人探しで、A・アジャにしては平凡。角男には真実を喋っちゃうみたいな設定はまあまあ面白かったけど。ジュノー・テンプルは結構好き。ハリーポッターのイメージは…

愛を積むひと

監督:朝原雄三北海道いいなあ。こんなとこで住んでみたいと思わせる。映画も親と子そして若い世代との結び付きを描いた大人の映画。石を積んでいく行為もどこか人生を思わせる。形のいい石悪い石、そのどれも役割があるのだ。佐藤浩市と樋口可南子がとても…

マフィアは夏にしか殺らない

監督:ピエルフランチェスコ・ディリベルトタイトルからもっとギャング色の強いものかと思ったら、イタリア少年のノスタルジックなものだった。時代背景にマフィアのいざこざがあるぐらいで、ギャング映画ではない。ややコメディ部分もあり、思っていたのと…

天空の蜂

監督:堤幸彦主人公も敵役もキャラクター自体に魅力が感じられない。ゆえに訴えるメッセージにもさほど共感できない。話の展開はそれなりに面白くできてるが、終盤グダグダになった。原発に問題点があるのは認めるが、自分から破壊しちゃただの大量殺戮者。…

ボディ・スナッチャー/恐怖の街

監督:ドン・シーゲル何度もリメイクされたジャック・フィニイ原作の古典。正直なんてことない。さすがに今の時代だと古臭く観るべきものはない。TVドラマっぽいし恐くもない。ドン・シーゲルなので期待したんだけどなあ。。。

ロマンス

監督:タナダユキ悪くない。なんでもない一日だが、二人にとっては特別な一日になったことだろう。日常のほんの一瞬の輝きをすくい取るタナダユキらしい作品。ただやはり話が小さすぎて心にひっかかるインパクトが小さいのも確か。こういう小さい作品は好き…

死への逃避行

監督:クロード・ミレールアジャーニってこんな役ばっか。しかも大して魅力的ではなかったし。しかしなんか変な映画だったなあ。サスペンスなのかブラックコメディなのか、どうしたいのか最後までよく分からない珍作。

なまいきシャルロット

監督:クロード・ミレール悪くはないんだけど、やや野暮ったい。そこが魅力でもあるちゃあるんだけど。ただ80年代のフランス映画のキラメキは感じられた。不貞腐れたシャルロット・ゲンズブールもいいけど、メガネっ子の方がキュートだった。

アリスのままで

監督:リチャード・グラツァー、ワッシュ・ウェストモアランドまあこの手の病物では安定した出来。ジュリアン・ムーアはこれぐらいなら余裕でしょ。賞取るほどではないと思うが。まあこういう役はおいしいからな。若年性アルツハイマーの恐さ、そして人間は…

サザエさんの青春

監督:青柳信雄シリーズ第3作。正直ワンパターン化しすぎて飽きてきた。映画はシリーズ9作も作られてるようだが、どうしようかな。。。

ビッグゲーム 大統領と少年ハンター

監督:ヤルマリ・ヘランダー「レア・エクスポーツ」の監督だったのか。アレもあんま乗れなかったしなあ。まあつまんなくはないが、ごく平凡なアクションコメディかな。フィンランドの山岳地帯という設定だけはいいが、中身は特に目立ったものはなし。

グラマ島の誘惑

監督:川島雄三皇族、戦争、慰安婦などいろいろ皮肉を込めて描いているのだが、イマイチ面白さが加速しない。戦争終結後、日本に戻った後もすぐ終わるかと思ったら、ダラダラと続いて最後まで乗れなかった。森繁久彌のちょっとバカにしたような宮様演技はま…

天才犬ピーボ博士のタイムトラベル

監督:ロブ・ミンコフ「まんがはじめて物語」みたいな感じ。まあ子供向けのアニメだね。ちょっとおっさんには物足りない。

ザ・ゲスト

監督:アダム・ウィンガードありがちな謎の訪問者という設定だが、まあ無難にはできている。ウィンガードにしてはやや大人しい気もするが。ダン・スティーヴンスはブレイクしそう。最後のハロウィンの館シーンはなんとなくダリオ・アルジェント映画のような…

ターミネーター:新起動/ジェニシス

監督:アラン・テイラーもう設定が後付けし放題なので、なんかいろいろと無理があるが、別の時間軸とか適当なタイムパラドックスを言い訳になんとか強引に逃げ切る。まあかなり強引だが「ターミネーター4」のグダグダぶりと比べれば、そこそこともいえる。…