2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

クリミナル・タウン

監督:サーシャ・ガヴァシ まあつまんなくはない。ただ妙にあっさりしてるなと。アンセル・エルゴートとクロエ・モレッツだからそれなりに見栄えはする。ただなぜそこまで危険に飛び込むのかはイマイチ不明。素人探偵に警察負けるなよ。犯人探しはそこそこ楽…

生きる街

監督:榊英雄 震災後の東北。まだ傷跡が癒えない地で、そこで暮らす人々の群像劇。いまだにいろいろな苦労は見えるが、そこから立ち直ろうと必死で生きている。そういった傷心は描かれているが、正直そこまで響くものはなかった。あまり印象に残る作品にはな…

パスト&フューチャー 未来への警告

監督:ダニエル・カルパルソロ うーん微妙。脚本にクリス・スパーリングか。彼らしいハッタリで、バカバカしいけど、意外とこういうの嫌いではない。でもその法則性とかそんなにめずらしくないし、それが面白さにイマイチ繋がらない。結局バカ映画で、よくわ…

バッド・ジーニアス 危険な天才たち

監督:ナタウット・プーンピリヤ こういうエンタメが出てきたこと、そして勉強でアメリカを目指しだすとこにタイの発展が見てとれる。テンポよく進み、飽きさせずスリリングに展開。ただ計画自体は結構ザルっていうか、あれじゃあバレるよなとは思うが。まあ…

シャットダウン

監督:カレル・ヤナーク AIハウスの暴走。チェコ/スロヴァキア映画ってのがめずらしいのかな。想定内な感じでイマイチ。似た様なAIハウスの暴走として「デモン・シード」ってのがあるが、あっちは70年代で既にこの恐怖を描いていた。40年以上経って、…

プーと大人になった僕

監督:マーク・フォースター プーさんとクリストファー・ロビンのその後の話。大人になったロビンがプーさんと再会し、子供時代の純粋さを取り戻していくって感じ。まあ悪くはない。ユアン・マクレガーも適任。大人のファンタジーとして優しさはあるが、あま…

僕のワンダフル・ライフ

監督:ラッセ・ハルストレム うん、悪くはないよ。何度も生まれ変わりを繰り返す犬の冒険。まあそういうオチに持っていくのは予想通り。イマイチ薄味ではあるが、ちょっと泣ける。犬好きには楽しめることだろう。ハルストレムは犬映画好きね。。。

連合艦隊

監督:松林宗恵 80年代の戦争映画。うーんなんとなく安っぽい。ミニチュアとかそういう以前の話。太平洋戦争の再現VTRみたいで深みはない。ただ歴史のお勉強にはなるかな。こういう映画を作る意義はある。当時の重鎮たちもたくさん出ていて、豪華キャス…

ANON アノン

監督:アンドリュー・ニコル アンドリュー・ニコルらしい作品。この人の低予算SFは結構好きなんだよな。人間の記憶が管理される時代。そして他人の見たものが、自分たちも見れてしまう時代。この設定は好き。自分の見てるものは本当に現実の映像なのか。他…

ダーク・スクール

監督:ロドリゴ・コルテス 監督コルテス、脚本クリス・スパーリングの「[リミット]」の二人ということで、ちょっとだけ期待はしたんだけど、駄目だったか。つまらなくてもいいので、変わった味を求めていたのだが、それすらもない平凡なものだった。よくあ…

焼肉ドラゴン

監督:鄭義信 在日版「ALWAYS 三丁目の夕日」?。まあ三丁目の夕日観たことないけど。。。こういう在日映画でありがちな差別、貧困とかそんな感じ。高度経済成長時代を在日の視点から見た映画として、それなりの価値はあると思う。あの親父は韓国映画でもよ…

嘘はフィクサーのはじまり

監督:ヨセフ・シダー 最近のリチャード・ギアは同じような映画に出てるイメージ。話は全然違うんだけど、どこか似てるように思う。まあそれはさておき、この映画まあまあ気に入った。最初は普通ぐらいだったのだが、中盤から急展開して勢いが出た。イスラエ…

二度めの夏、二度と会えない君

監督:中西健二 まあありがちな過去に戻るタイムリープ系の青春物。最初はどこか拙い演技や演出であったが、除々にまあよくはなっていったかな。この程度のネタなら昨今ではよくあるパターンなので、特に映画化するほどでもない気はするが。村上虹郎はいい雰…

バリー・シール/アメリカをはめた男

監督:ダグ・リーマン もっとハードは麻薬密売映画にもできたのだろうが、どこか全体的に軽い。いいのか悪いのかトム・クルーズが爽やかな感じにしちゃってる。まあポップで軽快な感じに仕上げたのは悪くはないけど。今だと大問題だが、70,80年代はCIA…

響-HIBIKI-

監督:月川翔 小説界という舞台がいい。芥川賞や直木賞といった賞を目指すっていうのが、なんかあまりなかったもので面白かった。そこに一人の天才が現れるのだが、それが平手友梨奈である。欅坂の子で、ツンとしたイメージ通りのキャラが上手くハマった。漫…

グラビティ 繰り返される宇宙

監督:イーライ・サシッチ タイトル通り繰り返される宇宙。どっかで観たことあるパターン。しかもそれがイマイチ分かり辛く、気持ちよく進行していかない。結果的に安いSF。1時間強という短い時間なのが救い。

108時間

監督:グスタボ・エルナンデス ウトウトして観てたせいか、話がとびとびになり、世界観が把握できなかった。設定が結構複雑なので、正直ついていけなかった。でもちゃんと観てても、さほど面白くはなかったと思うが。ちょっと「インセプション」の影響も感じ…

女と男の観覧車

監督:ウディ・アレン さすがウディ・アレンで前半は面白い。いつものように複雑な三角関係に発展していき、熟練の技はさすがと思わせるのだが、終盤はその混乱を上手く活かせず中途半端な感じで終わってしまった。美術や撮影は相変わらずいい仕事ぶり。ジュ…

ザ・シークレットマン

監督:ピーター・ランデズマン ウォーターゲート事件の匿名の情報提供者“ディープ・スロート”を描いたドラマ。まあまあ楽しめた。こういう実録政治話は結構好き。あまり重厚感はなかったが、リーアム・ニーソン出てるし、それなりの見応えはあった。マートン…

エリザベス∞エクスペリメント

監督:セバスチャン・グティエレス まああれだ要は「月に囚われた男」だな。まあネタはすぐ割れるが、その後がなんかごちゃごちゃしてて面白くない。まあもうこのネタをやる時点で、正直かなりこの映画への興味は失われてしまっている。そこからもうひと越え…

最後の脱走

監督:谷口千吉 鶴田浩二と原節子の共演ぐらいかなあ見所は。戦後に中国に残った日本人たちの脱出劇。悪くはないけど、さほど面白くない。脱走するサスペンスがあるわけでもなく、ちょっと岡本喜八の愚連隊映画みたいと思ったら、監督助手が岡本喜八であった…

パティ・ケイク$

監督:ジェレミー・ジャスパー いやあこれはいい。負け犬たちの反抗。小太りのヒロインが仲間たちとラッパーを目指して奮闘する。仲間たちの顔ぶれもいいし、何より主役のダニエル・マクドナルドが素晴らしい。演技もラップもガチで普通にプロ並みじゃん。そ…

君が君で君だ

監督:松居大悟 何だコレ。まさにカオス。カオスすぎるが嫌いじゃない。まあ新しいタイプのストーカー映画だな。なんか登場人物がいっちゃってる奴ばかりだが、所々に結構笑えるシーンが多いのも事実。髪の毛食べだしたり、姫って呼んだり、バカバカしくてニ…

最後のランナー

監督:スティーヴン・シン 「炎のランナー」の主人公のその後の話。「炎のランナー」云々と聞いていたので、あんな映画かと思ったら戦争映画だった。まあ中国映画お得意の抗日映画的部分あり。映画としてそれほど大きなドラマがあるわけでもなく、「炎のラン…

新宿パンチ

監督:城定秀夫 悪くはない。新宿という街を捉えている。主人公がスカウトマンというのがいかにも歌舞伎町らしい。眠らない街で繰り広げられる恋と成長の物語。スカウトはナンパではない、スカウトした後もアフターケアが大切なのだ。ちょい贔屓の毎熊克哉も…

SUNNY 強い気持ち・強い愛

監督:大根仁 韓国映画のリメイク。オリジナルは大嫌い。あれをわざわざリメイクする必要あるのかと思ったが、まああっちよりはマシ。Jポップと小室サウンドに馴染みがあるので、やはり韓国版よりはすんなり入り込めた。あのコギャル時代に思い入れはないが…

戦艦大和

監督:阿部豊 戦艦大和の最期を描いたアクション。といってもアクションは最後の方だけで、基本は若い兵士たちの戦争への思い、国への誇り、葛藤など。規律を重んじるなど、最後まで軍人としての誇りを描く。そしてどこかもう先がないことを薄々感じるような…

止められるか、俺たちを

監督:白石和彌 変なものが受け入れられた時代。何でもありだからこういう監督が生まれたのだろう。今ほど規制も厳しくなく、映画に自由を求めたのかもしれない。映画は警察殺しても、なにやってもいいみたいな台詞が全てを表していて、とても印象に残った。…

半七捕物帖 三つの謎

監督:佐々木康 3つのオムニバス。ミステリー風時代劇だが、謎解きの快感はなく、なんか勝手に解決して置いてけぼり感あり。テレビの時代劇みたいで、映画としては安い作り。3つの中で特に突出したものはないが、最後のやつは異人の生首が出てきて異色なイ…

ベン・ハー

監督:ティムール・ベクマンベトフ リメイク版。これ未公開だったのか。スペクタクル映画の代名詞のような映画をリメイクとは無謀ではあるが、まあそんなに悪くは無かった。ただあえてリメイクする必要があるのかはやや疑問。「ベン・ハー」といえば騎馬戦だ…