2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

姿三四郎

監督:岡本喜八まあまあかな。やはり黒澤版と比べると風格というか格調高さというか、やや安っぽく感じた。そしてちょっと長いのもマイナス。ただ全体的には普通に楽しめるものにはなっているので及第点としておこう。しかしキャストは凄い豪華だな。若山富…

ブルックリン

監督:ジョン・クローリー50年代。アイルランドの田舎からブルックリンにやってきた移民少女の話。まあなんというか正統派な品のいい映画。美術、衣装なども丁寧に作られ、当時の文化、習慣などの再現等とてもスタッフの真面目さが伝わった。シアーシャ・…

座頭市鉄火旅

監督:安田公義シリーズ第15作。ここ最近の観た駄作ばかりのシリーズからすれば、出来のいい部類。刀の寿命が上手くストーリーに組み込まれていて、市の刀が折れたと思いきや相手の刀だったというシーンは気にいった。東野英治郎がさすがの味。殺陣もいつ…

スーサイド・スクワッド

監督:デヴィッド・エアーうーん、前半はまあまあかなと思ったが、案の定後半からグダグダになった。もうCGまみれでこうなると興味は一気に失われる。マーゴット・ロビーぐらいかな印象に残ったのは。カタナが微妙なんだよなあ。あとジョーカーいる?。

或る終焉

監督:ミシェル・フランコ悪くない。むしろ結構よかったのだが、ラストの終わらせ方がよくない。なんだそれって感じ。介護士の現実を丁寧に描き、セクハラのような誤解などにも踏み込んでいる。ただ本当に誤解なのかよく分からない作り。そもそもこの映画に…

若き人妻の秘密

監督:ジャムシェド・ウスマノフうーん終盤までは悪くないんだよね。ただラストの唐突感がねえ。正直普通の恋愛映画にしてもよかったと思うんだけど、ヒネリを入れてきてしまった。それが上手くいったのかどうかは微妙。結局復讐ってことなの?そうなると奥…

ティエリー・トグルドーの憂鬱

監督:ステファヌ・ブリゼ本当に憂鬱だ。生きるってなんだろう。フランスに限らずどの国も今、普通に生きることが難しい時代なのかもしれない。中年の再就職だと今までのプライドみたいなものを捨てないといけない。その辺の葛藤も痛いほどよくわかるよ。同…

裸足の季節

監督:デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン5人姉妹ってのも凄いが、この幽閉されたような設定が不思議な世界観を作り上げている。今時、純潔や軟禁、見知らぬ相手と結婚などあるのか。まあトルコの田舎ということで、そのどこか現実離れした世界と少女たちの危…

悪魔が来りて笛を吹く

監督:斎藤光正西田敏行が金田一。まあこれはこれであり。複雑に絡み合い相関図が分かりづらいが、それなりに楽しめたかな。結局横溝正史って近親相姦ってパターン多くね。

裁かれるは善人のみ

監督:アンドレイ・ズビャギンツェフロシアの深い闇を感じる。いくら権力者でもここまで酷いのか。市長がというよりは社会全体の問題のような気がする。これではまるでマフィアではないか。結局真相はどうなんだろう。弁護士もあの後いっさい出てこないし。…

DOPE/ドープ!!

監督:リック・ファムイーワ黒人おたくの青春映画。なかなかの出来。黒人カルチャーや恋に友情とコミカルでポップなものに仕上がっている。しかしアメリカってほんと当たり前のようにドラッグまみれだな。

ひつじ村の兄弟

監督:グリームル・ハゥコーナルソンアイスランド映画というのはめずらしい。羊の疫病と兄弟けんか。その兄弟けんかを最後に救ったのは羊たちであった。ちょっと寓話的に感じるのは風土によるものか。過酷な現実ではあったが、羊たちが和解させてくれたよう…

復活

監督:ケヴィン・レイノルズキリスト復活の話。この辺の話あまり知らないので結構楽しめた。もっと豪華なキャストで観たかった気もする。ケヴィン・レイノルズは過小評価された監督というのが俺の認識。これを観てやっぱり彼はまだやれると確信した。

教授のおかしな妄想殺人

監督:ウディ・アレンホアキン・フェニックスとエマ・ストーンのロマンスじゃあちょっとつまらないなあと思ったら、そこに殺人事件をねじこんできた。アレンのこの手の軽量級ミステリーは結構好きなんだよね。音楽もいい雰囲気出していた。「マッチポイント…

座頭市海を渡る

監督:池広一夫シリーズ第14作。脚本が新藤兼人ということで、ちょっと期待したが平凡ないつもの座頭市でした。四国が舞台だからか緑が多く自然が美しかった。三島雅夫が相変わらず独特の胡散臭さを醸し出していた。

ターザン:REBORN

監督:デヴィッド・イェーツまあこんなもんかな。そもそもターザンというコンテンツ自体あまり面白味がない。CGまみれになるのは今の時代しょうがないが、なんかこう作られた迫力に心躍らない。マーゴット・ロビーは綺麗。きっかけ次第で大きく飛躍しそう…

ときめきサイエンス

監督:ジョン・ヒューズ正直作品自体はどうってことない。でも80年代の懐かしさ、ノーテンキさは一杯詰まっている。ジョン・ヒューズがこんなハチャメチャコメディと撮ってたのは知らなかったなあ。80年代ってダサかったけど平和だったなあとしみじみ感慨に…

二ツ星の料理人

監督:ジョン・ウェルズ傲慢シェフの成長というありきたりな物でしかなかった。なんかどっかで観たことあるような話で、ブラッドリー・クーパー的に旨みはあったのだろうか。ヒットするような映画でもないし。ダニエル・ブリュール好演。

ロスト・イン・ザ・サン 偽りの絆

監督:トレイ・ネルソン正直平凡なロードムービー。ただ少年役のジョシュ・ウィギンズが将来ブレイクしたら、観る価値があった映画になるだろう。なんとなく来る予感がする。ただ普通レベルの映画だが、ラストシーンはよかった。

白い船

監督:錦織良成悪い作品ではない。ただもうひとつドラマとしては弱いかな。でもそれを補って余る監督の島根への思いは十分に伝わった。郷愁、少年時代、海自然の美しさ、そういったどこか懐かしさが詰まった童心に帰るような映画だった。

エスコバル 楽園の掟

監督:アンドレア・ディ・ステファノそこそこ見応えはあった。やはりベニチオ・デル・トロの威圧感が凄い。なんか最近どんどんバケモノ化してる気がするが。とにかくデルトロの魅力で持っている部分が大きい。でももう一人の主役のカナダ人のパートもよかっ…

アウトバーン

監督:エラン・クリーヴィーうーん平凡なアクションだな。フェリシティ・ジョーンズ、アンソニー・ホプキンスとキャストが無駄に豪華で勿体ない。カーアクションが売りのようだが、そこまで凄いわけでもないし。期待外れ。。。

死霊館 エンフィールド事件

監督:ジェームズ・ワンシリーズ第2作。この手のホラーの続編はほとんど失敗するんだけど、比較的うまくいっている。話がやや長かったり、話の流れに目新しさがなかったりと最初は退屈したが、手を替え品を替えのびっくり演出の羅列になんだか力技で持って…

自分の事ばかりで情けなくなるよ

監督:松居大悟社会の片隅で生きる負け組たちの小さな叫び。これが結構心に沁みた。クリープハイプというバンドは知らなく、なんかゲス乙女みたいで顔も声も嫌だなと思った。しかし繰り返し流れる音楽を聞いてる内に、映像の力も絡まってなのか、あれ?悪く…

パーフェクト・ルーム

監督:エリク・ヴァン・ローイ「ロフト.」の2度目のリメイク。オリジナルは好きだが、さすがに2回もリメイクされるともはや驚きはない。元々よく出来た話なので、そこまで悪くは無いが、やはりなんというか最初に観た時の衝撃はなく、物語を確認する感じ…

世界から猫が消えたなら

監督:永井聡プロット自体は悪くない。世界から大切な物を消す代わりに1日寿命が延びる。その仕掛け自体はそれなりに楽しめたのだが、内容の方が特に心に響かず。まあいろいろ感動的なことを並べていて、やや感動させてやろうみたいな臭さを感じてしまった…

パリの哀愁

監督:出目昌伸なんだか安いメロドラマ。日本人とフランス人がパリで燃え上がる。なんだかあまり説得力がないが、ジュリーだとそれなりに画になる。ただもう少し身長がほしかったが。後半のゲリラに襲われるというトンデモ展開が白けた。。。

X-MEN:アポカリプス

監督:ブライアン・シンガー前半は何が起こってるのか分からず、ほんと全く付いていけなかった。中盤から対立軸が明確になり、ようやく観れるものにはなった。特にスローモーションの救出劇は最高。でも良かったのはそこまでで、後はまあ派手なアクションだ…

レミーのおいしいレストラン

監督:ブラッド・バードようやく観れた。最近のピクサーは正直かつての勢いがなくなった気はするが、この頃はやはりオリジナリティがありパワーを感じる。まあ人間と動物が力を合わせて解決するという、言ってみれば定番なものなのだが、そこから次から次へ…

グッド・ネイバー

監督:カスラ・ファラハニ再生数を稼ぎたい今時のユーチューバーの暴走。復讐なのか有名になりたかったのか不明だが、こんな悪質な犯罪に罪が軽すぎるだろ。ガキ共こそバッドネイバー。懐かしや、あれタムリン・トミタだったのか。