2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ローズメイカー 奇跡のバラ

監督:ピエール・ピノー フランス産の人情コメディ。まあ大したもんじゃないけど、綺麗にはまとまった。カトリーヌ・フロは相変わらず、どすこい感がある。自分を必要としてくれる。自分に居場所がある。それだけで人は優しくなれる。

スラムダンス

監督:ウェイン・ワン はっきりいって内容はよく分からん。ただ80年代の独特なノワール的な味わいは嫌いじゃない。結局トム・ハルスはイマイチぱっとしなかったなあ。謎めいた如何にもな金髪美女のヴァージニア・マドセンは強い印象を残した。もっと観たか…

ありがとう

監督:永山瑛太 アクターズ・ショート・フィルム2。永山瑛太が監督と脚本を担当。瑛太も何考えてるか分からんって内容。意味不明。よく役所広司が出たよなこれに。あのマッサージ目的だったのかなあ(笑)。

狂覗

監督:藤井秀剛 キモイし、狂ってる。でも意外や意外、これ結構面白かった。持ち物検査だけで、これだけのサスペンスを生み出している。映像なり役者なり、全体的に安っぽいんだけど、脚本がとても練られているので、どんどん引き込まれる感はある。終盤はも…

北斎漫画

監督:新藤兼人 今作にしろ先日観た「HOKUSAI」にしろ、結局北斎という人間がどういう人間だったのかよく分からん。北斎の緒形拳よりも田中裕子と樋口可南子のヌードの方が印象的だった。他の映画でも、このふたりは結構脱ぐねえ。あと大タコと絡む樋口可南…

ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償

監督:シャカ・キング 実話だそうだが、映画としては面白い題材。ブラックパンサー党に入ったスパイの話。黒人たちって人種の繋がりが強いから、黒人が黒人を売るってのは、どういう心境だったのだろう。まあ結局ラストに実際の本人の映像があり、顛末を語っ…

逃げた女

監督:ホン・サンス 主人公が旧友に会いに行って、ただ無駄話をするだけ。こんなの誰でも撮れるじゃんと思えてしまう。まあそれなりの会話劇ではあるけど、内容は薄い。何か訳アリなわけでもなく、結局何がしたかったのか。変なズームの使い方は独特。こうい…

水を抱く女

監督:クリスティアン・ペッツォルト 人魚姫ならぬナマズ女。不思議なテイストはあったんだけど、思ったほど面白くならなかった。折角の設定がイマイチ活かしきれてない気がした。

唐人街探偵 NEW YORK MISSION

監督:チェン・スーチェン シリーズ第2弾。凸凹コンビ、ニューヨークへ。タイからニューヨークへと異国のチャイナタウンでのドタバタ劇。まあまあ。安定感はある。しかし何といっても、我らが妻夫木聡でしょ。前半は結構見せ場もあった。その妻夫木、第3弾…

薔薇の標的

監督:村川透 舘ひろしが出てるから観た。コテコテなハードボイルド。嫌いじゃないけど、映画は普通。あぶ刑事前なのに、舘は車を運転していて、しかもかなりのカーチェイス。一応運転しているという体であった。あとパパさん(山西道広)が出てたのはうれし…

あんた

監督:千葉雄大 アクターズ・ショート・フィルム2。なんなのこいつら。あんた、あんたって名前で呼べよ。何だか自分たちに酔いしれた奴らの話かと思ったら、終盤のYOUの登場で、この時間経過にそこそこしんみり感はあった。千葉自身の脚本なんだね。

唐人街探偵 THE BEGINNING

監督:チェン・スーチェン コテコテな中華コメディ。でも終盤は意外とミステリーとして凝ってはいる。このノリについていけるか最初は心配だったが、段々ハマってきた。この凸凹コンビ悪くない。記憶を客観的に再現する時の演出とかも面白い。ミステリー好き…

Tomorrow's Leaves

監督:百瀬義行 スタジオポノック制作。ポノックがオリンピックをテーマにしたオリンピック宣伝用のアニメってことでいいのかな。まあ8分の短編なので、特に評価するものではない無難な出来。まあオリンピック用としては、こんなもんでしょ。。。

裏アカ

監督:加藤卓哉 裏アカというものへの考察が弱い。取って付けたようなストーカーも中途半端。結局何が言いたいのか不明。だけど瀧内公美はいい。折角いい女優なのに、脱ぎ要員みたいな扱いになっていて、それはそれでいいんだけど、そろそろそこから脱却した…

アナザーラウンド

監督:トマス・ヴィンターベア もっと深い映画だと思っていたら、意外と平凡な内容だった。疲れた大人たちが酒の力で自信を取り戻すけど、段々酒に溺れていくってだけの話。あまりに過大評価しすぎな気がした。これがオスカーなんだ。。。まあラストのダンス…

ゆきゆきて、神軍

監督:原一男 なんかトンデモないもん観た気分。伝説通りかなり衝撃的内容だった。80年代かあ、まだこういう人間がいた時代。奥崎謙三なるアナーキストを追っていけば、面白いもん撮れると思ったら、トンデモないもん掘り起こしてしまった。太平洋戦争で何…

実録 阿部定

監督:田中登 日活ロマンポルノ。有名な阿部定を映画化。ちょっと期待したけど、思いの外おとなしかった。もっと劇的なもんを予想していたのに、結構淡々としていた。激しさや荒々しさを求めていたので、やや肩透かしを食った。

追われる男

監督:ニコラス・レイ ジェームズ・キャグニーはいい。でも彼だからそこそこの作品に見えるが、キャグニーがいなければ普通の西部劇。アーネスト・ボーグナインは脇役であるが、さすがに存在感があった。

スーヴェニア -私たちが愛した時間-

監督:ジョアンナ・ホッグ 映像が綺麗。どこか掴み所がない不思議な作品。映画製作とヤク中男。監督の自伝を美しく撮ってるわけだが、正直そこまで中身はない。続編があるようだが、こういう映画に続編ってのは斬新ではある。

長江哀歌

監督:ジャ・ジャンクー ちょうこうエレジー。昔、劇場でこの映画の予告がやっていて、建物が崩れるシーンがあって、とても印象に残っていた作品。ようやく観れた。これは風景が主役。この長江の雄大な映像が、雄弁に語っているようだった。ただ話自体は有っ…

グッド・ストライプス

監督:岨手由貴子 あるカップルの結婚までの道のりを、ただ淡々と描く。ほんとそれだけだけど、まあ悪くはない。特に大きなことは起きない。けんかしたり、実家行ったり、疎遠だった父と会ったり。でもその地味さがリアルではあった。菊池亜希子は良くも悪く…

いのちの停車場

監督:成島出 良くも悪くも吉永小百合映画。彼女が出るとどうしてもそうなっちゃう。ひとつひとつのエピソードが弱く、心に残らない。もはや吉永映画というジャンルなので、彼女を否定するつもりはないが、違う監督、違う主演だったらと思ってしまった。ちな…

Mr.ノーバディ

監督:イリヤ・ナイシュラー 「ハードコア」の監督か。いやあこれ最高。テンプレート的な設定だけど、こういう単純明快なアクションはいい。ボブ・オデンカークを主役にするという賭けが見事に成功した。これはいいチョイスだった。クリストファー・ロイドと…

THE BATMAN-ザ・バットマン-

監督:マット・リーヴス 暗い。明るいシーンなど、ほぼ出てこない。とにかく暗い映像で、その徹底した世界観は好き。そして音楽が素晴らしい。どこか映画音楽に対する挑戦のようなものを感じた。映画を包むダークな世界観は大好きなのだが、正直話はまあまあ…

映画:フィッシュマンズ

監督:手嶋悠貴 フィッシュマンズなんて知らない。この作品で初めて知った。こんなバンドがあったんだね。急死したボーカルの佐藤伸治をメンバーや関係者が振り返るドキュメンタリー。30年も経って、こういう作品が作られるということは、この人の影響なりカ…

星に願いを。

監督:冨樫森 香港映画「星願 あなたにもういちど」のリメイクらしい。オリジナルは観てない。まあありがちなラブファンタジー。函館ロケはよかった。大したもんではないが、今観ると竹内結子が出てるので、なんだか寂しい気持ちにはなった。

ダブルミンツ

監督:内田英治 この監督イマイチだなあ。何がしたいのかさっぱり分からん。一応BL物なんだろうけど、中途半端だし、ヤクザ映画ってわけでもないし。いじめられてた主人公が、いじめてた奴を必死に守ろうとするという謎の行動も理解不能だし。二人の関係性…

デコトラ★ギャル奈美

監督:城定秀夫 城定なので観た。まあこんなもんでしょう。安っぽい作品ではあるが、さほど退屈しなかったのは流石城定といったとこか。吉沢明歩の演技も、まあこれはこれで悪くはなかった。

クワイエット・プレイス 破られた沈黙

監督:ジョン・クラシンスキー まあ続編としては及第点。とはいえ前作の方がよく出来ていた。新味が薄れた分、いろいろと頑張ってはいるが、改めて続編の難しさが浮き彫りになった。スケールアップってことなんだろうが、個人的にはダウンしてるように思えた…

1000年女王

監督:明比正行 ひとりの女が1000年毎に地球を統治するという設定やかぐや姫を思わせる話の作りなど、そこは結構気に入った。ただなんかこうテンポが悪いというか、途中何度も眠くなった。まあでもこの如何にもな松本零士の世界観やメーテルと鉄郎まんま…