2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~

監督:信友直子 「ぼけますから、よろしくお願いします。」の続編。いやあこのドキュメンタリー好き。前作も良かったけど、改めて監督の両親が全く他人なのに愛おしい気持ちになった。自分の両親のこと、老い、ぼけ、将来のこととかいろんなことを考えさせら…

1640日の家族

監督:ファビアン・ゴルゲール これ監督の体験談なんだ。そう考えるとこれでいいのだろう。正直もう少しエンタメ性がほしいとこだが。フランスはやっぱりこういう映画は真面目すぎるんだよなあ。里親に出した子をやっぱり返してと言われてもねえ。これはこれ…

ハウス・オブ・グッチ

監督:リドリー・スコット イタリア、ファミリー、アル・パチーノとこれはもうファッション界の「ゴッドファーザー」。そしてなんといってもレディー・ガガの凄さ。ちょっとこのオーラは他の役者じゃ出せない。ソフィアローレンかと思うぐらいイタリア人して…

ハッピー・オールド・イヤー

監督:ナワポン・タムロンラタナリット 断捨離映画。俺は断捨離できないタイプ。使わないものをスパッと捨てるって難しい。使わない物、いらない物、だけどそこには思い出というものが残っている。そこを断ち切れるかどうかなんだよね。途中までは余り面白く…

荒野の渡り者

監督:アルバート・バンド マカロニなんだろうけど、マカロニっぽさがあまり感じられない。親子の対立。正直なぜこんなに対立してるのか分からんが、権力者の父と父のやり方に不満の息子が争うことに。親子兄弟で殺し合い、最終的には全てを失い、虚しさだけ…

ハケンアニメ!

監督:吉野耕平 期待したほどではなかったが、まあ楽しくは観れた。お仕事映画ってほどでもなく、むしろ覇権争いのTVアニメ対決映画。物作りの過酷さ、そこに多くの人間が関わり、それぞれのパートがあり、それをまとめ上げ一つの作品に仕上げる。魂を削って…

ヴォイジャー

監督:ニール・バーガー 中盤までは普通だったけど、終わってみれば中々の映画だった。なぜ人類は争うのか。まあ人類だけじゃないけど、ある意味人間の本質、暴力性をよく表している。それが起きるか起きないかは結局教育しかないのかなあ。何も教えなきゃ勝…

弟とアンドロイドと僕

監督:阪本順治 なにこれ。全く面白くない。何がしたいのかさっぱり。トヨエツがオバサンみたいだった。ずーっと雨が降っていて、そこはまあいい。しかしもっとマシな映画が作れないのか。。。

西の魔女が死んだ

監督:長崎俊一 サチ・パーカーのことは全然知らないんだけど、シャーリー・マクレーンの娘だって。なんか日本語喋ってるし。彼女の気品ある存在感は良かったけど、映画としては不登校の中学生と祖母の田舎暮らしってだけで、大した深みはなかった。

ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男

監督:トッド・ヘインズ 今世の中にあるフライパンって、ほとんどテフロン系?じゃないの。えっあれってダメなの。こんな事件知らなかったし、テフロンが人体に影響があるなど知らんかった。こういうのって弁護士の立場から描いているから、正義みたいになっ…

レディ・アロー

監督:ジョン・V・ソト まあどおってことないけど、この手の立てこもり系は嫌いじゃない。主人公がアーチェリーの選手ということを活かしたアクションは結構いい。黒幕とかはまあ想定内。決着のつけ方が平凡で、もう少し面白くできたんじゃない。

空飛ぶゆうれい船

監督:池田宏 石ノ森章太郎原作。原画に宮崎駿の名前が。まあ子供向けかな。でも子供の頃観たら喜びそう。出生の秘密やら悪役の設定、父親との再会、巨大ロボにビルの破壊等々、定番すぎる展開だけど、しっかりと大冒険はしている。たださすがに展開が速すぎ…

ハープーン 船上のレクイエム

監督:ロブ・グラント ほぼ船上での三人のサバイバル。うーんイマイチ。グロさやホラー的要素もあるし、心理戦もあるんだけど、それほど驚くべきものはなし。3人の会話で、どっちがSEX良かったかみたいな会話が面白かった。普通ってのがバニラっていう表現…

ポゼッサー

監督:ブランドン・クローネンバーグ 親父の影響受けすぎ。いい意味でも悪い意味でも。中々面白かったけども、親父で似たような映画があったような。こういう意識を乗っ取る系は嫌いじゃないけどね。終盤ややぐだぐだと訳分からん感じになるけど、このグロさ…

のぼる小寺さん

監督:古厩智之 もっとボルダリング中心の映画かと思ったら、そうでもなかった。むしろ小寺さんという天然女子に引き付けられるように集まった友人たちとの青春映画って感じ。それと最初は伊藤健太郎がストーカーみたいでキモかった。まあ段々慣れたけど。あ…

死神の骨をしゃぶれ

監督:エンツォ・G・カステラッリ 序盤のカーチェイスは結構凄い。これぞ70年代なアナログなアクションと「ルパン三世」風な音楽がいい。70年代のイタリアの雰囲気とか好きな要素はあるのだが、イマイチ話が分かり辛いというか雑というか。西部劇ぐらい…

ベルファスト

監督:ケネス・ブラナー 結構期待したけど、普通だった。最近の監督たちのトレンドというか、これもその自分語りの一本。年取ると自伝的なものをやりたくなるのかしら。宗教的な対立は日本人には分かり辛いけど、宗教って本来の意味を離れて、もはや戦争とか…

継承盃

監督:大森一樹 確かに大森一樹らしい作品。90年代を感じさせる。今でこそ落ち着いた雰囲気になっているが、元々真田広之はこういう軽いコメディばかり出てた。緒形拳は最初はカッコよかったのに、どんどん情けなくなる。古手川祐子最近見ないなあ。いい女…

劇場版 おいしい給食 卒業

監督:綾部真弥 前作は新鮮味があったけど、やってることそんな変わらないので新しさは薄れた。まあこの映画は市原隼人の給食愛を観る映画だな。相変わらずの給食バカっぷりで、無駄に熱い。こんなしょーもないバトルしていて平和だなあ。でもこんな変な教師…

99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE

監督:木村ひさし テレビドラマの劇場版。テレビ版は観てないのでよく知らないが、このノリにイマイチついていけない。ギャグが寒くて困ったが、居酒屋での松本潤と香川照之のギャグの応酬はちょっとだけウケた。しかしよく分からんギャグをやらされる杉咲花…

香川1区

監督:大島新 「なぜ君は総理大臣になれないのか」の続編。はっきり言って前作の方が面白かった。それは前作は小川淳也の17年間を追っているからだ。でも今作はこの選挙のみなので、普通の選挙のドキュメンタリーぐらいのレベルでしかない。とはいえ前作観て…

マイ・ニューヨーク・ダイアリー

監督:フィリップ・ファラルドー 作品自体はまあまあ程度なんだけど、この映画を包み込む空気感みたいなものがすごくいい。90年代のニューヨークという時代設定が主役。すごく小規模な「プラダを着た悪魔」みたいな感じ。イマイチぱっとしなかったマーガレ…

天才ヴァイオリニストと消えた旋律

監督:フランソワ・ジラール フランソワ・ジラールらしい映画。ヴァイオリンだからってわけじゃないけど。時間が経つと、それほど深みはないんだけど、彼が消えた理由がミステリーとして興味を掻き立て、その理由が戦争とそしてポーランド人としての誇りとか…

ハイテンション

監督:アレクサンドル・アジャ ようやく観れた。まあまあ期待したんだけど大したことなかった。フランス産のスプラッターで、アジャ初期の作品。なんだか滅茶苦茶な設定で、いきなり変質者が家に入ってきて殺しまくりの中身のない映画だと思ったら、そういう…

テレビで会えない芸人

監督:四元良隆、牧祐樹 松元ヒロなんて知らないと思ったら、「ザ・ニュースペーパー」の人ね。最近観ないけど、昔は結構好きだった。どことなくでんでんに雰囲気が似てる。「上岡龍太郎にはダマされないぞ」が好きで、あの番組によく出てた。昔から政治をネ…

N号棟

監督:後藤庸介 和製「ミッドサマー」ってか。頑張ってる部分もあるが、あんま怖くないのがなあ。マップを拡大していくと人間がたくさんいるシーンはよかった。ああいう気味悪い映像がもっとほしかった。安定の筒井真理子。

どこへ出しても恥かしい人

監督:佐々木育野 友川カズキのドキュメンタリー。この人のこと全然知らないが、世の中いろんな人がいるもんだ。正直こんな親嫌だけど、とにかく自由に生きている。競輪ばっかやっていて、どうやって生活してるのか謎だけど、ミュージシャンや画家の一面を見…

マリー・ミー

監督:カット・コイロ まあこういう映画のような(映画だけど)夢物語もいいんじゃないたまには。大スターと一般人の恋ってどっかであったけど、なんだったっけ。ジェイローはいかにもなスターをスターらしく演じていて説得力はあった。浮気男のマル―マはチ…

東京五人男

監督:斎藤寅次郎 1945年制作。戦後間もない作品より、東京の焼け野原ぶりが見れるので、貴重な映像的価値はある。食料配給とか当時の東京の状況を表したコメディになっている。5人男っていう割にはそれぞれの顔はよく分からないぐらい余り印象に残って…

脱獄の用心棒

監督:パオロ・ビアンキ 普通のマカロニ。特にこれといった特徴はない。主人公があまり魅力的ではないし、そもそも話が若干ごちゃごちゃしていて、分かり辛い。最新兵器であるガトリング・ガンがもう少し活躍してもよかったのに。。。