2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

LOFT

監督:黒沢清内容どうこうよりもこれは黒沢清独特の間を楽しむ映画。タメをきかせた演出は嫌いではない。ホラーとしてはそれほど怖くは無いが所々に気味の悪さがあり、こういうのが逆に怖い。ラストはしょうもない終わり方でそれでいいのか。

リンダ リンダ リンダ

監督:山下敦弘女子高生4人、文化祭、バンドと青春のキーワードが並び、この手の青春物に弱いので結構楽しめた。ブルーハーツを選択した時点でこの映画は成功したといってもいいぐらいブルーハーツとガールズバンドとの相性がいい。またそこにあまり日本語…

グラインドハウス

●プラネット・テラー 監督:ロバート・ロドリゲス ぶっとんだゾンビ映画でありホラーとアクションがてんこ盛りでロドリゲス映画の中では一番楽しめたかも。ジェフ・フェイヒーやマイケル・ビーンなどいかにもなB級なキャストがうれしい。ロドリゲスお得意の…

リボルバー

監督:藤田敏八拳銃と群像劇の組み合わせは悪くない。各登場人物たちの絡みもそこそこ上手くいってはいるが脚本にひねりが足りないため、ただの群像劇の域を出ない。やり方次第ではもっと面白い映画になれたのに。。。よく出来てるだけに非常に惜しい作品だ。

初恋

監督:塙幸成60年代という時代の空気は良く出ている。セットや衣装などは素晴らしい仕事をしている。雰囲気作りに力を入れすぎ、物語が動くまで時間がかかりすぎる。3億円事件の実行犯は女子高生だったという仮説が仮説の域を超えるようなものになってい…

APPLESEED アップルシード

監督:荒牧伸志もっとつまらないかと思ったけど予想したより面白かった。ストーリー自体は人間とロボットの共存というまあありがちな話だが、映像が3Dライブアニメという手法でこれがなかなか新しい表現方法で見応えがあった。トゥーンシェードは最初若干…

山の郵便配達

監督:フォ・ジェンチイ素朴な映画でそれ以上でもそれ以下でもない。とにかく素朴。素朴なのはとてもいいのだがもっと深みがほしい。いい話ではあるが余り感動がない。 中国の田舎の風景はどこか日本にも通じるものがあり、懐かしさを感じる。

フレディVSジェイソン

監督:ロニー・ユーホラー界の2大スター競演!といっても話がこれだけグダグダだとどうしようもない。フレディの夢で恐怖を見せる部分は面白いが、その面白さが映画に生かされてない。そもそも不死身の怪物同士の対決なので勝負が着く訳がない。。。

モンスターズ・インク

監督:ピート・ドクターとても丁寧に作られたアニメで、ピクサー制作なので安心して見られる。子供一人にモンスターたちがびびりまくるという逆の発想が面白い。目玉のマイクがコメディリリーフとしていい味出している。吹替え版を見たがマイク役の爆笑問題…

父と暮せば

監督:黒木和雄舞台劇の映画化。 原爆で生き残った後ろめたさから幸せになってはいけないと思う娘とそんなことないと励ます幽霊の父。終始この内容の押し問答を繰り返しているだけの印象。無駄を省いた演出も逆に淡白すぎる気がした。また悲惨な体験をしたこ…

Avalon アヴァロン

監督:押井守この手のSFはある程度のスケールが求められるが、ハリウッド映画を見慣れているとショボさばかりが目立つ。撮影はそれなりに善戦してはいるもののセットがショボイため映像が浮いている。またストーリーも雑で煮え切らない。実写でなくアニメ…

日本のいちばん長い日

監督:岡本喜八ポツダム宣言受諾するまでの24時間を描いた戦争ドラマ。 長い前フリの後のタイトルロールがいい。前半はドキュメンタリータッチで正直ちょっと退屈だった。しかし中盤事態が急変しだしてからはまさに怒涛の展開で一気に終盤へと突き進む。サ…

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー

監督:押井守最初は同じ1日を繰り返す映画「恋はデジャブ」のようなものを期待したが、そういった設定を生かさず、結局夢の中で起こる不思議な出来事でした、ちゃんちゃんというもので何か消化不良。特異な設定を膨らましきれなかったのが残念。

イノセンス

監督:押井守攻殻機動隊の続編だが、個人的にはこっちの方が面白い。難解と言われているようだが、思ったほど難解ではなく、前作を見なくても楽しめるとは思うが、より理解するには見たほうがよい。 この映画はSFの皮をかぶったハードボイルドでそこが気に…

機動警察パトレイバー THE MOVIE

監督:押井守コンピューターの暴走というプロットに旧約聖書などを絡めたストーリーがなかなか面白い。本筋と平行して刑事が天才プログラマーを追うという構成もよい。また過去のいろいろな映画が見え隠れしていて「天国と地獄」じゃんと思える所も。。。 多…

機動警察パトレイバー2 the Movie

監督:押井守前作とは一転して雰囲気が別物の映画になっている。基本的に画が違うし、コミカルさがまるでない。前半は面白くかなり期待したが、中盤から話は戦争と平和論になり、押し付けがましく感じた。またロボット(レイバー?)たちの活躍がまるで無く…

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊

監督:押井守なるほど「マトリックス」が影響を受けているのがよく分かる。 状況や設定がイマイチよく分からん部分もあるが、背景やキャラクターの画は良く描けているし、アクションの演出もかっこいい。手が千切れるなどのビジュアル的な見せ方もいいと思う…

モンキーボーン

監督:ヘンリー・セリックヘンリー・セリックの想像力が溢れていて、子供っぽい所もあるが楽しく見れた。またギャグもテンポと特撮を生かしたりと工夫がある。一番ウケたのが内臓を使ったギャグで内臓がポンポン飛び出すのがくだらね〜。夢の世界のキャラク…

アウトサイダー

監督:フランシス・フォード・コッポラ今観るとさすがに青臭い。今活躍している(そうでないのもいるが)スターたちの初々しい姿が見れてとても懐かしい。もっと「アメリカングラフィティ」のようなノスタルジックなものを期待していたのだが、そういうのは…

16ブロック

監督:リチャード・ドナー刑事と囚人の友情劇。逃亡劇の過程は使い古されたテクニックばかりで、ベテランのR・ドナーらしいがもうちょっとひねりがほしいところ。レコーダーを使ったオチもありがちかつ予想通りで物足りない。ただブルース・ウィリスの枯れ…

トランスフォーマー

監督:マイケル・ベイ内容が陳腐でまさにマイケル・ベイ映画。だがこの映画は内容はどうでもよくロボットたちの変身っぷりを楽しむ映画だ。また特撮の技術が異常に高く、どうやって撮影したんだと思うものがたくさんある。 変身するロボットたちを見ると何か…

モナリザ・スマイル

監督:マイク・ニューウェル自立や生徒との絆を描いたありがちな教師映画で新鮮味はない。しかし生徒役にブスい女優をたくさん揃えたものだ。意地の悪い生徒にキルステン・ダンストなんてぴったりのキャスチング。 あまりに普通すぎて映画化する意図が見えな…

アトミック・カフェ

監督: ケヴィン・ラファティ、ジェーン・ローダー、ピアース・ラファティ なんだか日本人としていたたまれなく、怒りすら覚える。大国が力を持つと危険でアメリカのやりたい放題はどうにかならんのか。アメリカ人はこの映画を見てどう感じるのだろうか。 ビ…

ロミオとジュリエット

監督:フランコ・ゼフィレッリ古典的な悲劇でベタと言えばそれまでだが、話はしっかりしているのでちょっと長さを感じるがまあまあ楽しめた。有名なバルコニーのシーンや初々しいオリヴィア・ハッセーなど見所もたくさんある。またニーノ・ロータのメロディ…

さよなら、さよならハリウッド

監督:ウディ・アレン脚本に切れが無く、目が見えないなどの変化球を投げるもことごとくホームラン打たれる感じ。展開も単調でコメディなのに笑えないのは致命的。芝居も演出も空回りでウディ・アレンほどの監督でもつまらない映画を撮るということだ。 どう…

訣別の街

監督:ハロルド・ベッカーラストの別れのシーンでのパチーノとキューザックのやり取りなど魅せる部分もあるが、全体的に盛り上がりに欠けサスペンスとしては普通の出来。一発の銃弾が巡り巡って市長の所まで行き着くという話自体は面白いとは思うのだが。。。…