2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画

監督:ジャガン・シャクティ やっぱりインド映画は苦手かなあ。テーマの割には、いつものインド映画のノリなので、どうにも馴染めず。嘘くさいというか話盛ってるというか、一応実話を基にということなのだが、正直フィクションっぽい。自己修復する生地?と…

ビースト

監督:イ・ジョンホ フランス映画「あるいは裏切りという名の犬」の韓国リメイク。こんな話だったっけ。。。あんま覚えてないが、あっちの方が面白かった気がする。ノワールの雰囲気はいいんだけど、肝心の話の方は、犯人探しとしても隠蔽工作にしても、よく…

決戦は日曜日

監督:坂下雄一郎 選挙映画。日本の選挙、特に二世議員とか地盤を引き継ぐとか、そういうものにはいろいろと裏もあるんだよというような皮肉が込められた選挙風刺映画。ただブラックコメディというには毒気は足りず、エンタメとしてもイマイチ弱い。宮沢りえ…

ゴーストバスターズ/アフターライフ

監督:ジェイソン・ライトマン 父の監督作を息子が引き継いだ。ジェイソン・ライトマンだから期待したんだけど、微妙な出来であった。あまりゴーストバスターズ感がない。80年代っぽい雰囲気は感じられたが、普通の安いゴースト映画でイマイチ。旧メンバー…

追跡

監督:ラオール・ウォルシュ 相当入り組んだ話なんだけど、もっさりしてるというか何というか。回想形式のようだけど、あまり意味を成してない。てゆうか回想であることを忘れる。西部劇なんだけど、運命とかトラウマとかを感じさせる異色作。テレサ・ライト…

ヨーロッパ特急

監督:大原豊 「ローマの休日」ならぬベニスの休日。武田鉄矢に「ローマの休日」をやらせようという無茶な企画が凄い。その考えなかったわあ。でもコレ好きかも。武田鉄矢とカブリエル・サニエ、納豆とワインみたいに合わない二人だが、その異色ぶりが段々こ…

総理の夫

監督:河合勇人 日本初の女性総理大臣の話と聞くと、面白そうに思ったが、観てみるとそうでもなかった。原作小説だが、なんか漫画みたいな話。シリアスな感じではなく、どっちかというとコメディで、ちょっと軽い。そこにやや物足りなさを感じる。つーか基本…

フラ・フラダンス

総監督:水島精二 まあまあかな。新人ダンサーの奮闘記。フラダンスの魅力が伝わったかというとそうでもなく、新人のお仕事映画って感じ。それほど苦労してるわけでもないので、イマイチ盛り上がりに欠くが、悪い映画ってほどでもない。ただ意外と大きなエピ…

ハード・ヒット 発信制限

監督:キム・チャンジュ スペイン映画「暴走車 ランナウェイ・カー」のリメイク。ドイツの次に韓国がリメイクと、どの国でも通用するフォーマット。オリジナルは観てないけど、確かに韓国が好きそうな内容。車に爆弾が仕掛けられ、犯人の要求に従うってやつ…

老人と木

監督:板倉俊之 吉本芸人の短編映画。個人的にコント師として一番好きなコンビはインパルスかもしれない。そのインパルスの板倉が監督ということで、興味があり観てみた。老人が桜の木に恋をする映画。中盤までは結構真面目で、そこまで面白くはないかなあと…

私は白鳥

監督:槇谷茂博 白鳥は画になる。ただ白鳥のドキュメンタリーとしては物足りない気もする。この白鳥おじさんにしても、結構独特のキャラではあるが、そこまで振り切れてるわけではないので中途半端。でもどうしてこんなに白鳥が好きになったのだろう。自分に…

嘘喰い

監督:中田秀夫 カイジ系。大した心理戦があるわけでもなく、もう少し頭脳バトル的なものを期待したけど、まあこんなもんか。横浜流星は最初違和感あったけど、段々良くなった気がする。三浦翔平が三浦翔平っぽくなくて、誰か気付かないぐらい新境地を見せて…

サヴェージ・ウーマン 美しき制裁

監督:アブナー・パストール シンプル。シンプルすぎるストーリー。でも悪くない。主人公を強くし過ぎなかったとこがいい。やることは結構えぐいけど。生首バッグに入れるとかヤバすぎ。よく考えると売人たちを4人殺してるんだけど、あっけらかんと普通に買…

鹿の王 ユナと約束の旅

監督:安藤雅司、宮地昌幸 偶然だろうが、ちょっとコロナ時代とリンクするような時代性を感じた。そしてどことなく「もののけ姫」を思わせる世界観。自然や戦争、そして病気にかかる種族とかからない種族という設定も割と面白いと思った。主役の声は堤真一な…

アンチャーテッド

監督:ルーベン・フライシャー プレステゲームの映画版。オープニングのプレステのロゴムービーを初めて観たが、なんかマーベルっぽかった。それはさておき、映画はまあ新時代の「インディジョーンズ」を目指してるのかな。正直あまりわくわくするような冒険…

イリュージョン

監督:オレグ・アサドゥリン まあなんつーか、ロシア映画だなあって感じ。ロシアのエンタメはなんかぎこちないんだよね。話はロシア版「グランド・イリュージョン」みたいな感じかな。どんでん返しもあるけど、はっきり言って想定内。でもその動機自体は悪く…

アメリカン・ユートピア

監督:スパイク・リー デヴィッド・バーン劇場。トーキング・ヘッズもデヴィッド・バーンも名前ぐらいしか知らないので、それほど楽しめたかどうか。ブロードウェイの舞台をそのまま映像化していて、一体感は感じられた。なんでこれをスパイク・リーが監督し…

七人の刑事 終着駅の女

監督:若杉光夫 モノクロ。そしてなにより主役は60年代の上野駅だと思う。今じゃできないガチなロケーションで、当時の空気感もよく出ていた。ほぼ駅中心の出来事で、容疑者が浮かんでは消え、刑事たちの地道な捜査を映し出す。まあ事件的にはそれほど面白…

漁港の肉子ちゃん

監督:渡辺歩 STUDIO4℃制作。漁港の町での住民との触れ合い、自然、そして親子愛。辛くても必死で生きてきた肉子ちゃんのいっぱいの愛に溢れていた。そして思春期少女もつらいよ。出生の秘密や友人関係、変顔の彼氏などなど。意外だったのはCocomiが…

モーリタニアン 黒塗りの記録

監督:ケヴィン・マクドナルド グアンタナモで何があったのか。まあこういう事実があっても、ちっとも驚かない。アメリカ人もこれを観ても、別に驚かないんじゃない。当時の状況では理解できなくもないし。911の被害を受け、躍起になる米政府の心情も分か…

由宇子の天秤

監督:春本雄二郎 性犯罪を取材するメディアの人間が、父親とはいえ同じ状況に追い込まれる。結局人間自分が一番かわいい。正論を振りかざしても、自分に降りかかれば隠蔽する。メディア側の人間が、自分たちが作りたいように事件を作れるみたいなことを言っ…

特捜部Q 知りすぎたマルコ

監督:マーチン・サントフリート シリーズ第5弾。好きなシリーズなので、楽しみに観てたが、あれ?あの二人が一向に出てこない。違う映画を観たのかと思ったが、調べてみたらキャスト一新。。。は?あの二人だから良かったのに、これじゃあ全くの別物。話自…

スティルウォーター

監督:トム・マッカーシー トム・マッカーシーにしては弱い。ことが動き出すまで時間をかけすぎな気もする。ようやく後半面白くはなるが、前半があまりに遅い。無実の罪という信条で動いていたはずなのに、釈放されたということは、変わりに無実の男が捕まっ…

クライ・マッチョ

監督:クリント・イーストウッド イーストウッドらしいロードムービー。確か10年ぐらい前に、これで主演映画最後みたいに言っていたはずなのに、未だに主役をやってるし。流石にきつそうではあるが、その存在だけで画になる。脚本が「グラン・トリノ」のニッ…

プリズナーズ・オブ・ゴーストランド

監督:園子温 なんじゃこりゃ。もうちょっとマシかと思ったけど、思ったより酷い出来。園子温の悪趣味がダメな方に出た。あえてゲテモノ風にしてるんだろうが、美術等々センスないねえ。ニコラス・ケイジが出てるから、どうにか観れる代物にはなっているが、…

シャドウ・イン・クラウド

監督:ロザンヌ・リャン バカ映画には違いないが、嫌いじゃない。第二次大戦の上空の爆撃機の中でのグレムリンと対決するという、この滅茶苦茶な展開が笑える。最高機密の荷物であったり、搭乗員との関係だったりと他にもいろんなネタをぶち込んで、このB級…

アイス・ロード

監督:ジョナサン・ヘンズリー いやあこの安定感。リーアム・ニーソンのアクション映画は基本外れなし。今度のニーソンはトラック野郎で、まあ普通に楽しめるレベルではある。ただ中盤やや間延びしてるし、最後も意外とあっさり終わるし、一応アクション映画…

激怒

監督:フリッツ・ラング 人間群れると怖い。悪いことも、みんなでやれば薄らいでしまう怖さ。集団心理や正義という名の暴走を描く。途中までは面白かったんだけど、結局主人公が暴動の末、生きていた辺りから映画としては萎んでいった。本来とんでもなく可哀…

絶壁の彼方に

監督:シドニー・ギリアット とにかく逃げる逃げる。スパイ映画のような逃亡劇。ヒッチコック映画風だけど、ヒッチコックほど優れていない。確かに面白いが、逃げてる割にはそれほどスリリングさがなく、手に汗握るようなサスペンスではない。逃げるばかりな…

娘は戦場で生まれた

監督:ワアド・アル=カティーブ、エドワード・ワッツ シリアでの内戦を収めたドキュメンタリー。衝撃の映像の数々。死体の数、血だらけの子供、まるでアクション映画のような空爆の映像等々。一体何と闘っているのだろう。虚しさとやるせない怒りしかない。…