2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

運命のボタン

監督:リチャード・ケリー珍品でいくならば、珍品ならではの楽しさを見せてほしかったが、安いTVドラマのような仕上がりに、ややがっかり。中盤までは、それなりのドラマが成立していたのに、しょーもないCGを使いだしてからは、一気に、この映画への興…

武士道シックスティーン

監督:古厩智之剣道シーンにリアルさが無いなど言われていたが、シロートから見れば、そんなに不自然さは感じなかった。やっぱり女子の剣道は、男子のような汗臭さがなく、さわやかでいい。宮本武蔵的な展開だったり、挫折あり、友情ありで、王道ではあるが…

鈍獣

監督:細野ひで晃宮藤官九郎には全く興味ないので、案の定はまることは無かったが、何度殺しても死なない男という設定は、それなりに面白い。殺したと思ったら、エレベーターが上がってきて、ドアが開いて、浅野忠信が一言”お終い?”、この辺は結構ウケたけ…

パレード

監督:行定勲所詮人間関係なんて、うわべだけで、人間何を考えているかなんて誰にも分からない、という映画。行定勲の実力は、よく分かったし、共同生活をする若手俳優たちの演技も上手いので、最後まで面白く観れたが、オチに驚きがなかったのが残念。ただ…

タイタンの戦い

監督:ルイ・ルテリエリメイク版の方。あまり高い評価を受けてなかったようなので、期待してなかったが、予想以上に面白かったので、やや大甘評価。しかしここまで理屈抜きにアクションに徹し、そして単純明快なストーリーが逆に気持ち良く世界に入り込め、…

フィリップ、きみを愛してる!

監督:グレン・フィカーラ、ジョン・レクア実話だそうだが、こんな無茶苦茶な人生はまさに映画向き。しかし、男同士のラブシーンは観ていて気持ちのいいものではないなあ。。。まあゲイ映画としてみれば、大した内容ではないが、この映画は、もう一方で詐欺…

ハイ・シエラ

監督:ラオール・ウォルシュクライム映画としては、やや物足りない気がしないでもないが、ボギーの出世作でもあり、その存在感は、すでに映画を自分の色に染めている。そして影の主役ともいうべき、愛らしい犬の存在も忘れてはいけない。ラストのハイ・シエ…

カティンの森

監督:アンジェイ・ワイダもうかなり歳だと思うが、アンジェイ・ワイダが今でもこれだけの作品が撮れることに驚き、さらに映画的な技術の高さなど、なんかさらにパワーアップしてるように思えてならない。ポーランドがドイツに占領されていただけでなく、ソ…

マイレージ、マイライフ

監督:ジェイソン・ライトマン大人の映画である。そして人生、家族、結婚など普遍的なテーマも盛り込まれ、意外と深いものはある。しかし、どっかで見たことあるようなデジャブ感が付きまとう。主人公が講演会で途中で投げ出したり、相手の女の家に行ったら…

花のあと

監督:中西健二なかなかの佳作。北川景子と宮尾俊太郎の恋を邪魔する甲本雅裕という展開を予想していたら、中盤予想外な展開に意表突かれた。北川も悪くないし、甲本雅裕も北川の相手役という、普段ならあり得ないキャスティングだが、ひょうひょうと演じて…

フローズン・タイム

監督:ショーン・エリスこれは中々の拾い物といえる青春映画。イギリスが舞台で、無名役者ばかりなのもいい。監督のショーン・エリスは、ファッション・フォトグラファーだそうだが、最初は芸術家気取りの映像に、やや冷やかに観ていたが、平凡な日常なんだ…

グリーン・ゾーン

監督:ポール・グリーングラス臨場感ある撮影は、いつものポール・グリーングラス映画であり、スピーディな話の運びは、さすがの上手さではあるが、手放しで褒めるような映画としての奥深さはない。中東が舞台なので「キングダム/見えざる敵」となんとなく…

ラスト・ハウス・オン・ザ・レフト -鮮血の美学-

監督:デニス・イリアディスウェス・クレイヴンのデビュー作「鮮血の美学」のリメイクらしいが、オリジナルは観てない。出来自体は悪くないが、惨すぎる展開や描写に、そこまでするかの理不尽さで、気分のいいもんじゃあない。しばらく見なかったモニカ・ポ…

エンゼル・ハート

監督:アラン・パーカー昔、日曜洋画劇場で観たが、あまり記憶にないので、ラストがどんなだったかを確かめるために、久しぶりに見て観た。観てるうちに除々に思い出していき、エスカレーターの影や過激なSEXシーンなど結構憶えている映像が沢山あった。…

ザ・ウォーカー

監督:アレン・ヒューズ、アルバート・ヒューズ「マッドマックス」や「北斗の拳」を思わせる世紀末な世界観に、座頭市を取り入れた着想はすごくいいと思ったのだが、どうもわくわくしない。一冊の本を運ぶという行為自体が小さく、本が世界を救うというのに…

春との旅

監督:小林政広じいさんと孫のロードムービー。高齢化社会の日本の抱える問題を浮き彫りにしていて、高齢者には身につまる映画であるのではないか。長回しにより、役者にじっくり芝居をさせるため、ひとつひとつのシーンに引き込まれるものはある。仲代達矢…

ラブリーボーン

監督:ピーター・ジャクソンもっと犯人を捕まえる過程において、ミステリーを期待したんだが、ピーター・ジャクソンは、そこに重点を置いていない。かといって、家族愛や再生の物語としても弱いし、全体的には普通の映画。自分に子供がいれば、もっと違った…

P.S. アイラヴユー

監督:リチャード・ラグラヴェネーズ面白くなりそうな感じはあったのだが、どんどんグダグダになっていき、主人公の悲劇の未亡人ぶりがだらだら続くだけで、正直長い。またヒラリー・スワンクに余り魅力を感じないのも痛い。ジェラルド・バトラーとアイルラ…

トラブル・イン・ハリウッド

監督:バリー・レヴィンソンハリウッドの大物プロデューサー、アート・リンソンの回顧録を映画化。あまり評判にならなかった割には、予想以上に楽しめた。自分自身を演じるショーン・ペンやブルース・ウィリスも相当楽しんでいる(特にウィリス)。しかしプ…

レギオン

監督:スコット・スチュワートなんか想像していた映画とは全く違ったが、B級テイストにあふれた珍品で、予想以上に楽しめた。天使vs天使ってのが新しいのか。辺ぴなダイナーが舞台なのも、いかにもB級でいい。ポール・ベタニーは、こういう人知を超えた…