2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

嘘々実実

監督:藤澤浩和 短編映画。就活って一体何なんだろう。大なり小なり自分を売り込むために、多少の嘘も必要なのかな。まあ竹馬日本一周は嘘というより、もはやギャグだけど。自分の就活時代を思い出し、嫌な気分になった。。。

ぶあいそうな手紙

監督:アナ・ルイーザ・アゼヴェード 爺さんと若い娘の交流。ほんとそれだけ。ブラジルという地が独特な味わいにはなっているが、至って普通な内容。女優さんは個性的。

劇場版 『アンダードッグ』

監督:武正晴 【前編】と【後編】。前編は退屈。勝地涼が芸人として寒すぎて、どうにも入り込めない。ただ後編は結構面白くなった。北村匠海にシフトしたのが良かったか。後半面白くなったとはいえ、全体的にボクシングのシーンに迫力がないのは致命的。それ…

秘密への招待状

監督:バート・フレインドリッチ スサンネ・ビアの「アフター・ウェディング」をハリウッド・リメイク。オリジナルは観てない。中々面白かった。こんな偶然あるかよと思ったら、思わぬ展開へ。そこから女の闘いにでもなるのかと思ったけど、別の方向へ。家族…

茜色に焼かれる

監督:石井裕也 ここまで不幸を背負わせる必要があるのか。ここまでやりすぎると、正直何が言いたいのか不明だが、とにかく辛い現実が続く。コロナ禍の現代でのシングルマザーの大変さは分かるが、不幸な人間と嫌な奴しか出てこないとなると、さすがに気が滅…

囚われの女

監督:アンリ=ジョルジュ・クルーゾー クルーゾーなので、サスペンスを期待したら、そんなもん全くなかった。性的倒錯した世界観で、どっちかというとエロが主体。安いポルノって感じで、全く面白くなかった。クルーゾー最後の作品ということで、もはやかつ…

映画 太陽の子

監督:黒崎博 テレビ版は観た。全然面白くなかった記憶しかないが、映画版は、あれ?そんなに悪くない。なぜだろう。何が違うのか不明だが、テレビよりマシだった気がする。結局は科学。原爆開発競争に負けたけど、そもそも相手がアメリカでは勝ち目はない。…

サリー・ポッターの パーティー

監督:サリー・ポッター パーティで集まった大人たちの裏の顔。少しイタリア映画の「おとなの事情」風味。他愛もない話で序盤はどおってことなかったが、ある告白から自体が動きだす。まあ誰にでも秘密はあるわな。しかし皆近場で手を出しすぎ。みんな嘘つき…

ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷

監督:ニコラス・ペッシェ つまらんし、無駄に複雑にしてる。もっとシンプルでいいし、そもそも「呪怨」の遺産があまり上手く受け継がれてない。監督は「ピアッシング」の人でしょ。実力あるはずだが、題材が向かなかったかな。。。

インヘリタンス

監督:ヴォーン・スタイン 結構設定は無茶ありだが、そこそこ楽しめた。どっちかというとお笑い芸人というイメージのサイモン・ペッグが、こんなレクター博士みたいな役をやってるのは意外。そもそもこんな大事になってしまったのは、親父が原因だよ。もっと…

ラン・ハイド・ファイト

監督:カイル・ランキン いやあこれ面白い。まさに掘り出し物。全く知られてない作品だし、全く期待してなかったけど、相当楽しめた。例えるなら学園版「ダイハード」って感じ。主人公はオッサンじゃなくて女子高生だけど。ツボを押さえた演出で、わくわくド…

FLIRT/フラート

監督:ハル・ハートリー ニューヨーク、ベルリン、東京の3つの都市を舞台にしたオムニバス。正直そんなに面白くはなかったが、この90年代のインディーズの空気感がどこか懐かしい。そこに永瀬正敏がいるのもいい。3つの都市で同じことが起こるわけだが、…

あやつり糸の世界

監督:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー 元々3時間半の前後編のテレビ映画。うーん凄くいいんだけど、いかんせん長すぎる。2時間半にまとめたら傑作になった。前編の方が勢いがあり、後編は冗長だった。でも70年代にこんなSFがあったなんて意外だっ…

世界で一番しあわせな食堂

監督:ミカ・カウリスマキ フィンランドと中華料理。異文化交流。アキ・カウリスマキより映画としてはまとも。アキはもっとシュールだし、独特の間があるからね。しかしフィンランドも中国人が増えてきたってことなのかなあ。最後はラブストーリーに落ち着い…

SEOBOK/ソボク

監督:イ・ヨンジュ 中盤までは平凡。終盤若干良くなり、まあ出来も悪くなかったなあと思ったが、時間が経ってみると余り印象に残ってない。基本的な流れはどっかの映画で観たことあるようなパターン。不死身男の人生を終わらせる旅ってのは悪くないんだけど…

天国にちがいない

監督:エリア・スレイマン この映画の監督エリア・スレイマン自身が出演して、様々な日常風景を観察する。この趣向は面白い試みではあった。シュールでどこかふざけてる。監督が全く喋らず、ひたすら変な光景をただ見つめるだけ。微笑ましいような、ちょっと…

ライトハウス

監督:ロバート・エガース モノクロ、左右黒表示など古めかしい作り。ほぼ男二人の灯台でのやりとり。孤島での極限状態で次第に二人が対立して狂いだす。ただそれだけに終わらず、人魚を絡ませるのはこの監督らしい。もっとドロドロした対立を見たかったが、…

100日間生きたワニ

監督:上田慎一郎、ふくだみゆき Twitterで話題になった4コマ漫画ということだが、この映画を観た限りでは、なぜ話題になったのか謎。普通の日常系で、特に話題になる要素が見当たらない。でもこのまったりとした世界観は好き。もっと観ていたいと思うもの…

友だちのパパが好き

監督:山内ケンジ 「ミツコ感覚」が面白かった山内ケンジなので観る。まあタイトルの通りなのだが、この娘の友達マヤがちょっと変で気味悪い。でも普通かなあと思ったら、終盤辺りで登場人物たちが絡みだし、カオスな世界に向かう。パパが刺されるのだが、そ…

ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~

監督:飯塚健 なんとなく安っぽい。もう少しオリンピックの雰囲気がほしかった。もっと面白くできた題材だと思うけど、いまひとつ物足りない。ただそれを救ってるのが役者たち。結構個性的なキャラを揃えた。山田裕貴が声質を変え、中々の変身をしている。小…

東京リベンジャーズ

監督:英勉 アニメ版は楽しんだ。で実写版であるが、まあこんなもんでしょう。しょうがないとはいえ、皆あまり高校生に見えない。膨大な原作をコンパクトにはまとめている。続編作るなら必要だが、キサキの間宮祥太朗はいらなかったんじゃない。今田美桜があ…

ファイティング・ファミリー

監督:スティーヴン・マーチャント イギリス出身の女子プロレスラーの実話。ドウェイン・ジョンソンがドウェイン・ジョンソンとして出てる。この手のプロレス映画って、あまりないので興味深く観れた。同じ白人でもイギリス出身だとそれはそれでイジラれる。…

ドント・ブリーズ2

監督:ロド・サヤゲス 前作は若者たちがジジイから逃げる話だったけど、今度はジジイ視点で、強盗を狩る話に趣旨が若干変わった。要はジジイが主役になった。しかし相変わらず盲目なのに強すぎ。犬も重要な役割だった。前作よりパワーダウンはしているが、そ…

父はフロリダを夢見て

監督:フィリップ・ル・ゲ 「ファーザー」のオリジナル。フランスで先に映画化していた。基本痴呆症の老人の日常は同じだけど、「ファーザー」の方がもっと技巧的であった。ジャン・ロシュフォールとA・ホプキンスでは、また老人でもちょっと違う。ロシュフ…

あにめのたね2022

監督:ふくだのりゆき、鴫野彰、荒川眞嗣、月見里智弘 「天神」(イマジカデジタルスケープ)、「ロックンおヨネ」(スタジオエル)、「宇宙キャンパー/チッチ」(プロダクション・プラスエイチ)、「キラキラきらり☆」(レスプリ)の4本。うーん年々出来が…

私のちいさなお葬式

監督:ヴラジーミル・コット 主演のおばあちゃんが可愛らしい。この年齢になると葬式のことを考えるのは、まあどこの国でも同じだわな。正直それほど大したことは起きない。でもこの映画が忘れがたいものにしてるのは、ザ・ピーナッツの「恋のバカンス」が使…

姉と過ごした最後の夏

監督:リサ・ラングセット アリシア・ヴィカンダーが気になったので観た。人生の終わりをどう過ごすか。姉妹がぶつかりながら、最後の瞬間に立ち会う。まあよくある映画。金かけ、治療に時間を費やして長生きするか、無駄な治療をやめ、自分で終わりを選択す…

密告

監督:アンリ=ジョルジュ・クルーゾー 怪文書が町を揺るがすという設定自体は面白い。だけどその内容が、不倫してるとかでさほど騒ぐほどのもんではない。さすがに1943年の映画なので、やや古臭く、サスペンスも弱い。結局何が言いたいのかよく分からな…

映画大好きポンポさん

監督:平尾隆之 そこまで刺さることはなかったが、熱いものはあった。ポンポさんの存在とか、いろいろと違和感もあるのだが、まあこれぐらいの誇張は目を瞑ろう。映画制作やハリウッドをアニメにするという試みは中々新しさはあった。そして映画とはつくづく…

プロミシング・ヤング・ウーマン

監督:エメラルド・フェネル キャリー・マリガン老けたなあ。あの衣装の数々は痛々しかったけど。それはさておき、復讐劇である。昨今の女性差別などの時代性はあるとは思うが、そんなの関係なく純粋な復讐譚として大いに楽しんだ。話は結構誰でも思いつきそ…