2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ジェントルメン

監督:ガイ・リッチー 近年のガイ・リッチーは、すっかりつまんない監督になってしまったが、久しぶりに昔の頃の感じが蘇った。若干キレは無くなってはいたけど、なじみの英国俳優たちといっしょにホームグラウンドでのクライムコメディ。意外にもチャーリー…

RUN/ラン

監督:アニーシュ・チャガンティ 「search/サーチ」の監督らしさはあった。でも「サーチ」の方が面白かったかな。まあ似たような映画がたくさんあるけど、それでもこのレベルに仕上げるんだから実力はある。こんな頭のおかしな母親いるかよと思ったら、本当…

拷問男

監督:クリス・サン 前半はおとなしい。犯人もすぐに分かる。でもやりたかったことは犯人探しではなく、その後の拷問がメイン。後半はほぼ拷問に費やす。いろんな拷問のバリエーションでグロい。まあこの犯人はどうしようもないクズだから、体は滅茶苦茶にさ…

女たち

監督:内田伸輝 もはやホラー映画。主人公を徹底的に追い詰める。なにかと生きづらい世の中。これでは女たちも爆発するわな。篠原ゆき子って結構クセがある。サヘル・ローズがよかった。

コンティニュー

監督:ジョー・カーナハン ゲーム感覚。全体的になんか軽い。死んでも生き返る、その繰り返しなので、結構早い段階で飽きる。フランク・グリロってのもB級感しかない。メル・ギブソンやナオミ・ワッツがこんな使われ方をしてるのは、なんか寂しい。。。

ザ・キャビン 監禁デスゲーム

監督:リッカルド・グランディ 雪山の山荘に閉じ込めての犯人探し。イタリアのシチュエーションスリラー。イタリア映画でこの手のものは珍しいが、ありがちな展開すぎてつまらん。真相も別に大したもんじゃない。

キル・チーム

監督:ダン・クラウス 死と隣り合わせの戦争という極限状態。人間のいろんな部分が麻痺してくる。人殺しという究極の犯罪が、戦争という名がつけば許される。そういう状況下と仲間意識という同調圧力が民間人殺害という暴挙を生んでしまう。比較的、欧米人の…

返校 言葉が消えた日

監督:ジョン・スー 期待したんだけど、全然面白くなかった。台湾の人気ホラーゲームの実写化らしいけど、そのゲーム自体が面白くなさそう。独裁政権という現実的な部分とホラーの怪物がミスマッチを起こしている。誰が密告したのかのミステリー部分もイマイ…

ゴジラvsコング

監督:アダム・ウィンガード もう滅茶苦茶。でもそもそも日本のゴジラ映画も滅茶苦茶だから、これでいい。ゴジラとコングの戦いにもう少し感動できると思ったんだけど、そうでもなかった。むしろメカゴジラ対共闘の方が熱いものがあった。大味でバカ映画で大…

サマーフィルムにのって

監督:松本壮史 映画制作とタイムトラベルと青春。ちょっと「映像研には手を出すな!」っぽい。そこまでガツンとはこなかったが、爽やかな青春物であった。時代劇が好きな女子高生ってのが本当にいればいいね。キャラクターたちもそれぞれに見せ場があった。…

劇場版 SHIROBAKO

監督:水島努 アニメ制作を描いたお仕事アニメの劇場版。TV版は好きだったので、期待したんだけど、うーん。。。TV版から時間が経っているからなのか、そこまでこの世界に入り込めなかった。尺の問題か、物作りの大変さもイマイチ伝わらず。ラストのアニ…

長靴をはいた猫

監督:矢吹公郎 60年代アニメ。古臭さはあるが、そこが魅力でもある。中盤までは普通。終盤のお姫様を助ける活劇は悪くなかった。宮崎駿がスタッフに参加している。確かにこれ終盤のお城のシーンは「カリオストロの城」を思わせる。そこだけはいいので、こ…

アイズ

監督:福田陽平 鈴木光司原作。マーキングの気持ち悪さなど、着眼点はいいのだが、その真相が微妙すぎる。弟の存在もありがち。お母さんが怖かったり、お父さんもどこか薄気味悪い空気を出していたりと、変な雰囲気は作り出してはいたが、話は迷走してるし、…

ベイビーわるきゅーれ

監督:阪元裕吾 悪くない。「ある用務員」に比べると格段と良くなっている。二人の少女殺し屋のアクションとダラダラした日常。アクションはまあまあ。ただ下らない会話部分は結構楽しめた。この二人のシリーズ化は十分アリ。

ワイルド・スピード/ジェットブレイク

監督:ジャスティン・リン ヴィン・ディーゼルだけじゃなんか物足りない。ドウェイン・ジョンソンやジェイソン・ステイサムなしだとパワー不足が否めない。このシリーズもう迷走している。突然弟キャラ作ったり、宇宙行ったり、それとハンって死ななかったっ…

最悪の選択

監督:マット・パーマー まさに最悪の選択。誤って犯してしまった殺人という、まあありふれた話ではあるが、緊張感も持続して、最後までまあまあ楽しめた。田舎のコミュニティがジジイばかりなんだけど、連帯意識が強いし、意外と勘も鋭い。最終的に生かされ…

7年間

監督:ロジャー・グアル 77分のスペインの会話劇。悪くはない。コンセプトは面白い。仕事のパートナー4人で犯した罪を、身代わりにその中で1人だけ犠牲を被って刑務所に行くとするなら、誰を選ぶか。その4人+1人の会話での駆け引き。ただそこまでその会…

パッドマン 5億人の女性を救った男

監督:R・バールキ インドのスーパーヒーロー映画ではない。いやある意味ヒーローなのか。生理用ナプキンの開発に奔走したインド人の実話。妻のために始めたことだが、愛のためにここまでできたとは思わない。彼自身が発明家として、物作りの血がここまでさ…

ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-

監督:ロン・ハワード うーん、悪かないけど、映画化するほどの話でもない。ある一家の話を現在と回想で綴る。一応毒親ってことなのかなあ。とはいえ親子関係は悪いわけではない。しかしこの環境でよくあそこまで立派になったよ。エイミー・アダムスもこんな…

サイダーのように言葉が湧き上がる

監督:イシグロキョウヘイ カラフル。鈴木英人のイラストのような作画が、夏にマッチして良き。基本ボーイミーツガールなんだけど、俳句を取り入れた話は中々新しさがあった。プレバトの影響かなあ。。。耳を隠す少年と口を隠す少女。その二人が自分をさらけ…

アナトミー

監督:ステファン・ルツォヴィツキー 大学の解剖学が舞台なので、結構グロい。一応ホラーなんだけど、ちょっとふざけたようなとこがあり、なんかノリが軽い。フランカ・ポテンテが注目され始めてた頃の映画。まあ映画としては大したもんではない。

時の面影

監督:サイモン・ストーン 第二次世界大戦直前のイギリスの遺跡発掘を巡る実話。ひたすら穴掘って発掘するだけなので、作品としては地味。キャリー・マリガンとレイフ・ファインズでどうにか地味さを払拭しようとしてる。個人的には脇役の割には終盤主役っぽ…

愛してるって言っておくね

監督:ウィル・マコーマック、マイケル・ゴヴィア 12分の短編アニメ。娘への愛に溢れた作品と同時に居た堪れない気分にもなった。アメリカが抱える問題を映し出す。実写だと生々しくなりそうだけど、短編アニメだからすーっと入ることができた。こんなこと…

アポロ10号 1/2:宇宙時代のアドベンチャー

監督:リチャード・リンクレイター リンクレイターのパーソナルな作品。彼の少年時代の思い出をアニメにした、そんな映画だ。世代は違うけど、ノスタルジックな気持ちにはなった。小さい頃観ていたテレビ番組なんかを思い出し、あの頃は良かったなあなんてね…

2人のローマ教皇

監督:フェルナンド・メイレレス ローマ教皇交代劇の実話を映画化。基本ジジイ二人の会話劇。それでもそれなりに成立しちゃうんだから凄い。これも名優アンソニー・ホプキンスとジョナサン・プライスだから成せる技。どっちかというとジョナサン・プライスの…

隔たる世界の2人

監督:トレイヴォン・フリー、マーティン・デズモンド・ロー 黒人問題をこういう形で表現するか。黒人たちがアメリカで置かれている状況は、この主張がすべて正しいとは思わないが、これに近いものがあるのだろう。30分ちょいの短編だが、見応え十分。まさか…

ニンジャバットマン

監督:水崎淳平 ようやく観た。さすが神風動画。ゴージャスな作画。日本とバットマンの融合はアリ。奇天烈でぶっ飛んだ世界観は、賛否あるだろうが、自分はこのセンスは一見の価値ありであった。キャラも多彩だし、声優も豪華。ゴリラに子安さんって(笑)。…

オクトパスの神秘:海の賢者は語る

監督:ピッパ・エアリック、ジェームズ・リード まるでタコと人間のラブストーリーみたいだった。早くタコに逢いたい男と来るのを待ってるかのようなタコ。まあそういう撮り方をしてるんだろうが、タコがまるで感情があるかのようで、愛おしくなり、こっちも…

ブレスラウの凶禍

監督:パトリック・ヴェガ ポーランドの「セブン」って感じ。結構グロい。犯人はすぐ読めるけど、造形は悪くない。事件自体は猟奇的だけど、それほどの面白さはないかなあと思っていたら、終盤面白くなった。オチが中々予想外な行動をするので、意外性があり…

プライベート・ライフ

監督:タマラ・ジェンキンス タイトル通り、まさにプライベートライフ。ポール・ジアマッティとキャスリン・ハーンの中年夫婦が不妊治療やら養子やらの妊活ドラマ。なんか生々しいねえ。夫婦の切実な姿は、こちらも気が滅入るぐらい。気持ちは分かるが、40代…