2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ル・コルビュジエの家

監督:ガストン・ドゥプラット、マリアノ・コーン隣人トラブル映画。これがハリウッド映画なら大したことないが、アルゼンチン映画だからか、風景なり人間なりに普段見慣れないものがあり、違った楽しみがあった。この隣人のわざとらしい嫌がらせが、どんど…

プロジェクト X

監督:ニマ・ヌリザデ誕生パーティがとんでもない事態に発展していく滅茶苦茶コメディ。ほんとしょーもない映画。しかしとんでもないパワーを秘めているのも事実。アメリカのパーティシーンは映画でよく目にするが、このノリは日本人にはついていけないもの…

アナザー・ハッピー・デイ ふぞろいな家族たち

監督:サム・レヴィンソン息子の結婚式の為、帰郷した家族が親、親戚に再開して巻き起こるトラブル。うん、こんな家族ヤダ。こういうの見ると、アメリカって普通にドラッグ社会で、もはや誰もが当たり前のようにドラッグをやっている。タバコとかと同じ感覚…

アルバート氏の人生

監督:ロドリゴ・ガルシア悪い映画ではないんだけど、やや釈然としないものも。グレン・クローズが男装して頑張ってはいるんだが、女とバレバレだし、声も女だし、周りが気付かないのがどうにも不自然。自分の身なりを考えれば、ミア・ワシコウスカと付き合…

育子からの手紙

監督:村橋明郎難病もの。ストレートすぎてやや物足りなさを感じるけど、凄く誠実に真摯に向き合って、丁寧に作っている。難病ものであると同時に、中年女性と少女との友情物語にもなっている。同じような病にあったからこそ、他の人たちには分からない悩み…

彼女はパートタイムトラベラー

監督:コリン・トレヴォロウなんというか少し抜けたようなオフビートな味があり、まあまあ楽しめたが結構変な映画である。よくよく考えれば、ケネスが一人でタイムマシン作れてしまうのはおかしいし、そんなの作れるような頭良さそうに見えないし。。。クリ…

BUNGO〜ささやかな欲望〜 見つめられる淑女たち

監督:冨永昌敬、西海謙一郎、熊切和嘉宮沢賢治「注文の多い料理店」、三浦哲郎「乳房」、永井荷風「人妻」の3編。この選択がイマイチのような。。。正直どれも特別いいものはなく普通だな。「乳房」の水崎綾女はエロいお姉さんって感じで良かった。「人妻…

BUNGO〜ささやかな欲望〜 告白する紳士たち

監督:関根光才、山下敦弘、谷口正晃岡本かの子「鮨」、坂口安吾「握った手」、林芙美子「幸福の彼方」の3編。「見つめられる淑女たち」よりはいい。ただどの話も地味だなあ。悪くないけどさあ。。。「鮨」はリリー・フランキーがちょっと謎めいた先生を好…

劇場版 TIGER & BUNNY -The Beginning-

監督:米たにヨシトモTVシリーズは全話観た。ヒーローアニメの新たな切り口として、とても気に入ったアニメだったので楽しみに観た。完全新作かと思ったら、TVの初回のエピソードだったのでちょっとがっかり。かと思ったら後半は新作エピソードだったの…

綱引いちゃった!

監督:水田伸生町おこしとスポーツによって集団がひとつになるっていう、まあありがちなやつ。キャストも一応それなりの役者が揃ってるのに、誰にも魅力を感じない。なので映画も今一つ盛り上がってこない。綱引きという題材もどうも地味なため、応援したく…

ファイヤー・ウィズ・ファイヤー 炎の誓い

監督:デヴィッド・バレットどうせ三流映画ぐらいかと思っていたら、なんだかんだで最後まで楽しめてしまった。追い詰められた男が逆襲するという、まあこの単純さがいい。キャストが何気に豪華でびっくり。ブルース・ウィリスが全然重要じゃなく、たまにこ…

テッド

監督:セス・マクファーレン期待が高すぎたか正直アレ?という印象。もっと爆笑するかと思いきや、笑えないものばかりでアメリカ人はこんなのに喜んでんの?肝心のテッドも、もっと可愛いかと思いきや、そんな可愛くもないし、”愛すべき不良キャラ”というも…

二郎は鮨の夢を見る

監督:デヴィッド・ゲルブ銀座の高級鮨店“すきやばし次郎”の店主・小野二郎を追ったドキュメンタリー。日本人が撮ったのでなく、アメリカ人が撮ったとこが面白い。鮨がテーマだからか、日本人には見なれた光景なのでドキュメンタリーとしてはさほど驚くもの…

もうひとりのシェイクスピア

監督:ローランド・エメリッヒどうしたエメリッヒ(笑)。なにか変なもんでも食ったのか。。。集中して観てなかったので、人物たちの相関図がイマイチよくわからん。ただ思ったよりも真面目に作っていて驚いた。シェイクスピア別人説は十分ありえると思うよ…

待ち伏せ

監督:稲垣浩何といってもこれだけのキャストを見れただけで満足感あり。三船敏郎、石原裕次郎、勝新太郎、中村錦之助が同じ画面に登場する、これだけでかなり興奮。話もある茶屋に、訳ありの男たちが一堂に集まり、ちょっとした密室劇のような空間を作り出…

新しき世界

監督:パク・フンジョン韓国版「インファナル・アフェア」。この手の潜入捜査物は出尽くした感があり、正直これといった驚きはなかったが、まあ無難には出来ている。もう少し主人公とヤクザのナンバー2のチョン・チョンとの仲の深さを見せないと、二人の友…

メトロマニラ 世界で最も危険な街

監督:ショーン・エリスこれ面白い。フィリピンの貧困と犯罪。まだまだ発展途上国だなという印象を受けた。これに比べたら日本の貧困は恵まれてるよ。それはさておき、結局人のいい主人公が最初から最後まで騙されっぱなしだった。普通に仕事してれば、それ…

ガス人間第1号

監督:本多猪四郎思ったよりも面白くなかった。あまりガス人間の哀しみが伝わらず、なにか勝手に騒いでるだけで退屈だった。特撮もどうってことないし。。。八千草薫が美しく、セット、衣装、舞などは印象的ではあった。また佐多契子が可愛らしくていい。女…

風立ちぬ

監督:若杉光夫原作堀辰雄。興味なかったが、宮崎アニメとの違いを確かめようと思い観ることにした。要はヒロインが結核で療養所で過ごすところをいただいただけで、アニメは全くの別物だな。こっちは式も挙げないし、エッチもしない(笑)。戦争、悲恋、病…

ペタル ダンス

監督:石川寛幸薄な女たちが、彷徨い、うじうじしてる映画。そこから希望を見出そうと、小さくもがき、小さく頑張る。そんな悪くもないが、映画にするほど大きなうねりもないので、あまり好きな映画とは言えないな。にしても安藤サクラは個性が強すぎるんだ…

愛の原罪

監督:ヤツェク・ボルツフありきたりすぎるラブストーリーで、話が全然盛り上がってこない退屈な作品。殺人も一切放置だし、ただ若い無軌道なカップルという何百と作られた映画のひとつでしかなく、特にこれといって印象に残らない凡作。

華麗なる一族

監督:山本薩夫TVのキムタク版は見たことあったので内容は知っていた。なのでそれほど面白くないかなと期待してなかったが、これが滅茶苦茶面白かった。なにより3時間半という大長編なのに退屈させなず、グイグイ引っ張っていく濃密な展開には圧巻。銀行…

逃走車

監督:ムクンダ・マイケル・デュウィルまあそんな期待してなかったので、こんなもんでしょう。上映時間も短いし、それほどたいした映画じゃないけど、暇つぶし程度にはなるのかな。実は電話は刑事が判事のふりをして・・・とかそういうヒネリを普通入れてく…

ロンドン・ヒート

監督:ニック・ラヴへーTVシリーズのリメイクだったんだ。。。正直あまり期待してなかったんだけど、予想以上に面白い。刑事ドラマとしてのサスペンスもそこそこ練られているし、中盤の街中での銃撃戦も中々迫力があり、低予算映画ぐらいの認識だったが、…

幸福の罪

監督:ヤン・フジェベイクじわじわと心理的な恐さがあり、14歳の少女の虚言から窮地に追い込まれる恐怖は、嫌な気分にさせられる。性的暴行は女性側の意見の方が優先されがちであり、現実に起こりえる恐さがあり、この辺までは結構面白かったのに、除々に…

ドラゴンボール 最強への道

監督:山内重保劇場版「ドラゴンボール」シリーズとしては第17作目だが、内容は初期の悟空とブルマの出会いからレッドリボン軍壊滅まで。いやあ思った以上に楽しめた。懐かしくて、それだけで満足してしまった。戦闘系の漫画になる前のまだコメディ色も強い…

潮騒

監督:谷口千吉原作は三島由紀夫。4回もリメイクされた恋愛映画の定番だが、これは最初のオリジナル。漁師と海女の秘めた恋。身分の違いなど、まあよくあるパターンだが、純粋で清々しい50年代の日本の恋愛映画。青山京子が可愛らしく魅力的だった。出番…

ミステリーズ 運命のリスボン

監督:ラウル・ルイス約4時間半の大作。これは運命と愛を描いた壮大な大河ドラマ。19世紀前半のヨーロッパを舞台にある孤児の出生の秘密から始まったドラマは、それに関係する人物の過去、謎、秘密が回想などで語られ、それはまるでバラバラのパズルが一…

群集の中の太陽

監督:井上梅次50年代後半の日本の青春映画にイマイチ興味ないし、小林旭といってもピンとこなかったが、監督が井上梅次なので観ることにした。だけど観て良かった。なかなかいい映画だった。4人のラブビー部の学生が卒業して社会人になり、前途洋々だっ…

天のしずく 辰巳芳子 “いのちのスープ”

監督:河邑厚徳料理研究家・辰巳芳子を追ったドキュメンタリー。スープへのこだわりや農業への思い、母親からの伝統の味、土、風土、そして日本料理とは。辰巳芳子という人は知らなかったが、この人を通じてスープなり日本の味が次の世代に伝わっていくはい…