2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ラバーボーイ

監督:トレヴァー・マシューズ、ジョン・ノーツ これ悪くないよ。B級ながら中々善戦してる。ポルノサイトが襲われるというのがいい。ポルノ女優たちがシェアハウスで配信し、何十台もカメラが屋敷に設置されているという設定がうまくできている。惨劇がその…

PROSPECT プロスペクト

監督:ジーク・アール、クリストファー・コールドウェル B級SFながら、まあまあ頑張ってはいる。序盤の主役の交代とかも面白い。ただ低予算なので、話の広がりが乏しいが、まあこれはしょうがないか。大作映画の四分の一ぐらいの内容って感じで、物足りな…

ロスト・イン・ラ・マンチャ

監督:キース・フルトン、ルイス・ペペ 面白かった。これを観るとテリー・ギリアムと仕事するのは大変だと思った。無論頓挫したのは全て彼の責任というわけではないが。ジャン・ロシュフォールの急病やロケ地の悪天候等々。これではクルーはモチベーションが…

レベル16 服従の少女たち

監督:ダニシュカ・エスターハジー カナダ産のB級映画は微妙なのが多いなあ。まあこれはその中ではマシな方だが。分かりやすくいうと「わたしを離さないで」系。主役よりもアジア系のセリーナ・マーティンが気になった。

源太郎船

監督:渡辺邦男 悪くないんだけど、陰謀とか台詞が分かり辛いのが難。話的にはまあまあなアクション時代劇。勝新と中村玉緒は初の夫婦役。この後結婚するわけだが、そんな空気はこの映画からも感じられる。でも玉緒より、勝新のことを影で心配する芸者さんが…

SHOCK WAVE ショック ウェイブ 爆弾処理班

監督:ハーマン・ヤウ なんか大味。まあそこが良くも悪くも香港映画。たくさん車破壊して、いろいろ爆破させて、内容よりも派手さで勝負。ツッコミ所も多数。悪役にもう少し魅力がほしかった。最後のバッドエンドは嫌いじゃない。

リンクル・イン・タイム

監督:エヴァ・デュヴァネイ 「グローリー/明日への行進」の監督なので、もっと真面目な映画と思いきや、ガチガチのファンタジーだった。監督とディズニーの相性は悪かったようだ。愛だの勇気だの信じることなど、いかにもディズニーらしいが安っぽい。硬派…

サムライせんせい

監督:渡辺一志 サムライが現代へ。「ちょんまげぷりん」ていう似た様な映画もあった。まあサムライがタイムトラベルしたらっていう安易でありがちな展開ではあるが、無難にはまとまっている。ただ日本映画全体にいえることだが、例えばバイクが車にぶつかる…

天才作家の妻 -40年目の真実-

監督:ビョルン・ルンゲ 才能があるのに、ずっと影の人生に甘んじていた。いろんなものを諦め、耐え、自分には決して称賛はない。そんなぎりぎりの状態だったのだろう。ノーベル賞や伝記作家との話で、抑えていたものが破裂した。”妻は文章は書かない”これは…

マイ・サンシャイン

監督:デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン 1992年のLA暴動でのそこで生きる黒人たちを描く。悪くはない。ただ非常に地味な作品で、起こったことの大きさに比べるとイマイチパワーがない。それと黒人たちの怒りは分かるが、破壊し略奪し混乱させる行動に賛同は…

シャザム!

監督:デヴィッド・F・サンドバーグ アメコミ物は苦手だが、楽しく観れた。子供が変身して大人のヒーローになるという点に、これまでのアメコミ物との違いが見えた。同じことばかりの変化のないアメコミ物の中で違いは出せたが、それもこれ一作まで。多分続…

ダンボ

監督:ティム・バートン 実写版。なんだか随分と退屈な映画だった。ティム・バートンも最近は全然いい仕事してないなあ。綺麗にまとまってるのかもしれないけど、面白くない。昔のアニメを引っ張り出して、今の技術で実写化しただけの、あまりテーマの見えな…

喜劇 各駅停車

監督:井上和男 どの辺が喜劇なのか。三木のり平が笑い担当ってぐらいで、喜劇といえるのだろうか。でも森繁久彌と三木のり平のコンビはよかった。仕事の辞め時は難しい。自信や誇りがあるとなおさら辞めたくない思いも強いのだろう。退職の時はしみじみとし…

消された女

監督:イ・チョルハ まともなのに精神病院に強制的に入れられるってやつ。実際にあったらと思うと恐ろしいが、韓国だと本当にありそうで怖い。つーか本当にあるそうだ。まあ大体話の作りからオチに何かあるというのはバレバレなので、一応どんでん返し的なも…

アンノウン・ボディーズ

監督:ヤン・フェルヘイエン ベルギーの猟奇スリラーもの。まあ悪くない。普通に楽しめるけど、テレビの2時間ドラマみたい。オチもまあ想定内。特に突出するものはなかったが、暇つぶし程度にはなっている。

大笑い江戸っ子祭

監督:斎藤寅次郎 コテコテあり、ドタバタあり、人情ありと多彩な笑いで楽しませる。キャラクターも沢山いる群像コメディで、江戸の下町商人たちの貧しくも懸命に生きる姿が微笑ましい。拾った子供、富くじ、ネズミ小僧、拾った百両、言葉が丁寧女との縁談な…

ラスト・ソルジャー 森に潜む兵士

監督:ジョン・アダムズ 面白くなりそうなものはあったのだが、結局大して中身のない三流ホラーに落ち着いた。第二次大戦なら年齢的に90歳以上じゃないとおかしい。その年齢であんなに動けるかよ。こんなB級映画につっこんでもしょうがないが。。。

モンスターズ 悪魔の復讐

監督:クレイグ・ウィリアム・マクニール 変なタイトル。全く内容と合ってない。19世紀末のアメリカで実際に起きたリジー・ボーデン事件を映画化。それほど面白い事件でもなく、映画化するほどの内容ではない。クロエ・セヴィニーとクリステン・スチュワート…

ギャングース

監督:入江悠 あまり期待してなかったからか、結構いいじゃん。入江悠の最高作。相変わらず荒削りな作風だけど、それもいい味になっている。底辺たちがギャング集団をぶっ潰す痛快さもあった。ただちょっと主演3人のキャラが弱い。加藤諒のアクの強さだけで…

ダーティ・ガイズ パリ風俗街潜入捜査線

監督:セドリック・アンジェ 1980年代フランス、ポルノ業界へ潜入捜査をした実話だそうだ。ポルノ的にも潜入捜査物にしても、どちらにしてもイマイチ面白さを引き出せてない。「ブギーナイツ」みたいなことがやりたかったのかなあ。警察よりポルノ業界の方が…

メリー・ポピンズ リターンズ

監督:ロブ・マーシャル 「メリー・ポピンズ」の続編。エミリー・ブラントは素晴らしい。美しく品もあり、演技も歌も見事であった。ただ映画の方はというと、終盤あたりから良くはなったが、あまりワクワクしなかった。子供向けって感じで、どこか冷やかな目…

マジンガーZ対暗黒大将軍

演出:西沢信孝 マジンガーZ全然詳しくないが観てみた。いいねえ昔のアニメは。なんか無茶苦茶で、細かいこと気にしてなくて潔い。マジンガーZ強ええって思ったら、ボコボコにされてこれでどうやって勝つんだと思ったら、グレートマジンガーが出てきた。最…

ロスト・マネー 偽りの報酬

監督:スティーヴ・マックィーン うーん期待してたんだけど、そこまで凄くなかった。正直あまりテンポがいいとは言い難い。そして本題に入るまでが長すぎる。各キャラも時間をかけた割には思ったほど描ききれてない。あまり共感できるキャラもいないし。とま…

キング・コング

監督:メリアン・C・クーパー、アーネスト・B・シュードサック もっとチープかと思ったけど、思いの外レベルが高かった。1933年でこの特撮技術は素晴らしい。ゴジラとか後の怪獣映画に影響を与えたのは一目瞭然。エンパイアステートビルの有名なシーン…

パラサイト 半地下の家族

監督:ポン・ジュノ なるほど、これは韓国の万引き家族だ。序盤は「歓待」を思わせた。あっちほどカオスではなく、都合よく寄生していく展開に裏があるのかと思ったが、そこは何もなし。ただ違った方向でひっくり返す。これは韓国という国のお国柄によるもの…

そらのレストラン

監督:深川栄洋 北海道の雄大な自然と料理が主役。まあ話的には酪農の大変さや友情など、ありがちなものではあるが、まあ仲間っていいよねってものにはなっている。UFOエピソードは微妙だけど。仲間のチョイスもよく、マキタスポーツや高橋努など適材適所な…

ネオン警察 ジャックの刺青

監督:武田一成 脚本に大和屋竺。ヤクザ物。人間関係や対立構造など最初はやや分かり辛い。それでも後半から勢いが出てきた。組織を助けるために入り込んだ小林旭だが、カッコつけてる割には負けが多い。カードで負け、盗聴ネタでも負け、相棒の彼女は殺され…

めんたいぴりり

監督:江口カン 日本で初めて辛子明太子を手掛けた博多の“ふくや”創業者・川原俊夫の伝記。ちょっと「焼肉ドラゴン」風味。貧しくても、作り方パクられても、金を貸し、世のため人のため博多のために懸命に生きた人情話。若干うざい気もするが、こういうバカ…

地獄門

監督:衣笠貞之助 カンヌパルムドール受賞作。なのでお堅い映画かなと若干不安であったが、いやなかなかの映画であった。色彩鮮やかな美術や衣装がまず素晴らしい。その芸術性だけでなく、話も結構異色に感じた。サムライが人妻に惚れ執着する、この駄々っ子…

家へ帰ろう

監督:パブロ・ソラルス うーんそこまで感動できなかった。この爺さんにもう少し愛想があれば。前半はつまんないロードムービーだなと思ったら、後半ナチス話になりトーンが変わる。ドイツを避けるとか、深い心の傷を負ったのは分かるが、なんか子供のような…