ロスト・イン・ラ・マンチャ

監督:キース・フルトンルイス・ペペ

面白かった。これを観るとテリー・ギリアムと仕事するのは大変だと思った。無論頓挫したのは全て彼の責任というわけではないが。ジャン・ロシュフォールの急病やロケ地の悪天候等々。これではクルーはモチベーションが上がらない。ただキャストやスタッフが揃わないなど、最初から嫌な空気は流れていた。それと映画制作がいかに大変かというのもよく分かった。とにかく映画は金がかかる。保険屋とか訳分からん連中も出てくるし、コントロールを失った映画の末路が見れた。ちなみにこの映画の制作が2001年、そして現在2020年「テリー・ギリアムドン・キホーテ」として公開中。ギリアムは執念で完成させたのだ。もうデップとかいないけど、ぜひ観てみたい。