2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ピエロがお前を嘲笑う

監督:バラン・ボー・オダードイツの「ユージュアルサスペクツ」。いろいろとネタを仕込んでいて、ああそれがやりたかったのかと思ったら、もう一捻りしてきたか。まあそれほど悪くはないが、正直それほどわくわくもしなかった。犯人を逃がすのが不自然。。。

ファンタスティック・フォー

監督:ジョシュ・トランク凄い酷評されてたから酷いかと思ったら、全然酷い出来ではない。そもそも「ファンタスティック・フォー」というコンテンツ自体にさほど魅力がない。だから誰がやっても面白い作品にはなりにくい中、むしろ頑張ってると思う。ジョシ…

TOKYO FIST

監督:塚本晋也ボクシング映画。いや本当にボクシング映画なのかコレ。ボクシング映画のような三角関係のようなライバルのような友情のような。。。とにかく話はよくわからんが、無駄に勢いがあるのは確か。藤井かほりは目力がある。塚本映画の女優ってみん…

電柱小僧の冒険

監督:塚本晋也学生が作った自主映画って感じ。観てるこっちが恥ずかしくなってくる。これはない。

式日-SHIKI-JITSU-

監督:庵野秀明監督と少女のダラダラした日常。それだけなのだが、その何でもない二人のやりとりがとても心地よかった。藤谷文子ってこんなに上手かったっけってぐらい魅力的だった。そして役者岩井俊二の素朴な抱擁力が活かされ、よくキャスティングしたよ…

あなたのママになるために

監督:フリオ・メデムまあ内容自体は悪くないと思う。ペネロペ・クルスもいろいろと乳ガン患者役を体当たりで頑張ってはいる。ただ正直あまり感動がなかった。よくある病気物の域を出てない。がんで余命わずかなのに妊娠というのも、ちょっと軽率かなとも思…

西鶴一代女

監督:溝口健二さすが溝口という一作。溝口の最高傑作かもしれない。まさに波乱万丈の女の一生。行く先々で不幸に見舞われる。よくもまあ次から次へとこんな不幸があったもんだ。最後の最後ですら息子に会えないんだから。ここまで突き放した映画があっただ…

ダメ男に復讐する方法

監督:ニック・カサヴェテスまあよくあるキャメロン・ディアスのコメディ。正直どっかで観たような内容。ケイト・アプトンがエロくていい。彼女もっと観たい。アプトンと並ぶとキャメロンもおばさんになったなあと時代の流れを感じずにはいられない。。。

鉄男 TETSUO

監督:塚本晋也昔観たような観てないような。。。もう訳わかんねえ。でもぶっとんでいる。モノクロが作風に合っている。鉄人間の奇妙な戦い。不条理で意味不明だが、アイデアとビジュアルで実験的なカルトな作品になっている。低予算だけど、映画少年のマニ…

鉄男 II BODY HAMMER

監督:塚本晋也前作同様訳わかんねえけど、悪い意味で成長したので、分かりやすくなってしまった。だから前作の持っている素人臭さが多少消えてしまい、普通とまでは言わないが、平凡なものになってしまった気がする。そして終盤グダグダになった。なにより…

野火

監督:塚本晋也市川崑版の方がもっと切実さやテーマがはっきりしていたと思う。この作品は正直テーマ性よりも戦争を題材に塚本晋也が自身の作風をやりたかっただけなのかなと思った。だから別に「野火」でなくてもいい。まあ人肉というのにも惹かれたのだろ…

世紀末救世主伝説 北斗の拳

監督:芦田豊雄懐かしくまあまあ楽しめた。たださすがに2時間でまとめるのには無理があるな。そのためいろいろと改変されてるが、まあ許容範囲かな。ラストは劇場版とビデオ版で違うらしい。ビデオ版の引き分けを見たが、正直どっちのラストも微妙ではない…

ジョン・ウィック

監督:チャド・スタエルスキ、(デヴィッド・リーチ)至ってシンプルな復讐アクション。余計なものがないので、純粋なアクションの楽しさを満喫できた。まあキアヌなので薄っぺらさはあるが、それでも頑張ってるし(つーか若い)、ジョンウーごっこを楽しん…

劇場版 「進撃の巨人」 後編〜自由の翼〜

監督:荒木哲郎劇場版アニメの後編。前篇は編集にやや難があったが、今作は終盤やや駆け足気味ではあったが、上手くまとめてありTV版で何度も観た内容だが、やはりいい。女型の巨人との闘いは一番の見せ場だからね。特に最後の闘いもいいが、森でのリヴァ…

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド

監督:樋口真嗣実写版後編。酷評らしいけど悪くないじゃん。90分という短い内容の割には結構充実してた。アニメ版のファンなので確かにいろいろと思うとこはあるが、アレはアレ、コレはコレと割り切っているので、全く問題なかった。特撮が予想以上に頑張…

クーデター

監督:ジョン・エリック・ドゥードル安っぽい印象はあったが、エンターテイメントとしては無難に出来ている。そしてそれなりに考えさせられる部分もある。欧米企業の乗っ取りだ。本当に悪いのはどっちなのか。敵のように描かれるが、彼らにしてみれば企業の…

ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション

監督:フランシス・ローレンスシリーズ完結編。前作とかほとんど忘れてるので、正直最初は全然ついていけなかったが、この話単体だけでもそれなりにストーリーはあるので、どうにかついていけた。まあ終盤は多少盛り上がりもあったし、つまらないシリーズで…

O〔オー〕

監督:ティム・ブレイク・ネルソンシェークスピアの「オセロ」を現代の高校に置き換えた訳だが、無理があるというか余り上手くいってない。主人公の劣等感が気持ち悪い。なぜそこまでやるのか意味分からん。まあそれを言ったら話進まないんだけどね。ジョシ…

純情二重奏

監督:梅津明治郎リメイク作。運命と親子の物語。今この話やったら嘘臭いけど、60年代ぐらいだとまあありかな。最後は綺麗にハッピーエンド。なんといっても倍賞姉妹の共演が見所。倍賞千恵子は清楚で真面目。倍賞美津子はどこかエロさがあっていい。小津映…

ニューヨーク1997

監督:ジョン・カーペンター昔観たような気もするが、ほとんど忘れているので新鮮な気持ちで観れた。音楽もいかにも80年代な感じでダサい。でもそこがいい。カーペンターならではの独特の空気、世界観、そしてカート・ラッセルのキャラクターなどカルトな味…

恋する女たち

監督:大森一樹この80年代的古臭さが魅力。最近、斉藤由貴の映画をよく観るが、彼女はもっと評価されても良かった。なんかワンシーンワンシーンの切り取り方がテンポよく、とてもセンスを感じた。どうってことない映画だが、懐かしさや輝きは確かにあった。

ラブ・トライアングル 秘密

監督:ブノワ・ジャコーあら意外とよかった。まあ不倫映画ってことなのかな。あの一度の出会いがそこまで燃え上がるものなのか疑問だし、シャルロット・ゲンズブールにそこまで魅力があるかは分からないが、サスペンス性もあり、最後まで楽しめた。音楽がお…

かけがえのない人

監督:マイケル・ホフマン安い純愛。アメリカ人に純愛は似合わない。ニコラス・スパークスもこんなのばっかでよく人気があるなあ。オチはみえみえだし、親父の行動は不可解だし。ジェームズ・マースデンの若い頃の役者が、全然似てないのもなんだかなあ。。。

ブラック・シー

監督:ケヴィン・マクドナルド潜水艦でお宝探し。お約束の仲間割れ。まあありきたりなサスペンスで特に観るべきものもなく。職人ケヴィン・マクドナルドだけど、最近不調ぎみ。。。

ベルファスト71

監督:ヤン・ドマンジュ「名もなき塀の中の王」など今乗ってる男ジャック・オコンネルの主演作。まあこの作品に関しては別に彼じゃなくてもいいけど。。。兵士相手に少年が顔面に拳銃ぶっぱなすとか、これ普通に戦争だな。敵に囲まれ、ひたすら逃げ回る、ま…

PRESSURE/プレッシャー

監督:ロン・スカルペッロ深海でトラブルにより孤立した4人のサバイバル。まあ特にこれといって可もなく不可もないありふれたスリラー。キャストも地味だし、未公開が妥当だろう。

罪の余白

監督:大塚祐吉そこまで悪くないけど、良くもない。嫌な気分は味わえる。話の展開がどうも釈然としない。オチもなんか勝った感がない。してやったりのつもりだろうが、あまり上手い決着のつけ方とはいえない。序盤から吉本実憂にはどこか不安がらせる怖さが…

チャイルド44 森に消えた子供たち

監督:ダニエル・エスピノーサ観てる間は割といいかなと思ったのだが、終わってみると意外となにも残らない。キャストやロケ、戦後ソ連の雰囲気などはかなりいいのだが。。。折角ミステリー部分は面白いんだから、もっとそこに絞り簡潔にすればよかったのに…

ファイナル・ゲーム

監督:シャム・マディラジュあまりいいタイトルとはいえない。ゲーム感覚ではない。出来はそんなに悪くない。無人島でのサバイバルだが、結局こういう展開になっちゃうんだよな人間って。そしてこんな少数でも戦争に発展していく。人間の本質なんだろうね。…

座頭市血煙り街道

監督:三隅研次シリーズ第17作目。子連れ座頭市。悪くない。相変わらず勝新はかっこいいし、子供の親探しもまあ無難なところ。ただこれではちょっと物足りないなあと思ったら、最後に見せ場が待っていた。勝新vs近衛十四郎の対決は異色の闘い。寸止めの…