2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

SUPER 8/スーパーエイト

監督:J・J・エイブラムスJJ版「ET」。JJが「ET」を撮ったらこんな風になっちゃうんだあ。怪物の見せ方はまんま「クローバーフィールド」で、あの手の映画が好きなんだねー。最後は「LOST」風の音楽で、無理やり感動路線に持っていくとこは、…

ウソから始まる恋と仕事の成功術

監督:リッキー・ジャーヴェイス、マシュー・ロビンソンリッキー・ジャーヴェイス版「ライアーライアー」といったとこで、嘘という概念がない世界という設定は、なかなか面白く、これは傑作コメディになるかなと思ったが、中盤あたりから失速してしまい、ま…

コップ・アウト 刑事(デカ)した奴ら

監督:ケヴィン・スミスブルース・ウィリスとトレイシー・モーガンが凸凹コンビで、事件を解決するバディコメディ。なんかどっかで観たことあるような内容で、B・ウィリスで似たような映画無かったっけ。まあとにかく平凡なアクションコメディで、何より驚…

ヒーローショー

監督:井筒和幸日常に潜む暴力という、形は違えど誰にでも起こりうる恐さを描いた井筒監督映画。井筒監督の映画って、あんま観たことないけど、これは結構気に入った。タイトルで軽い映画だと思っていたが、強烈なパンチを喰らった気分。狂ったチンピラを叩…

ユキとニナ

監督:諏訪敦彦、イポリット・ジラルドフランス人なのに、ユキなんて珍しい名前だと思ったら、日系2世で、この日系というところがこの映画のミソである。離婚を阻止する少女たちの微笑ましい奮闘を描いた前半部分と後半の日本パートが何か別のテイストの映…

サン・ジャックへの道

監督:コリーヌ・セローこういう旅が用意されてなかったら、一生この兄弟は和解しなかっただろう。旅という強制的に一緒にいる時間があったことで、人生を、そして家族というものを見つめ直すことができたのだろう。過酷なトコはあるが、こういう旅がしてみ…

パラレルライフ

監督:クォン・ホヨン2人の人間が同じ運命を繰り返す“パラレルライフ(平行理論)”を、ミステリー仕立てにするとこが韓国映画らしい。しかし、後半もはやパラレルライフはほとんど関係なくなってきている気がしないでもない。妻が殺された理由が分かるどん…

すべて彼女のために

監督:フレッド・カヴァイエフランス流の犯罪映画で、堅苦しさは意外になく、しっかりと作っている。犯人探しにもっていく方が個人的には好みだが、脱獄という選択をしたようだ。しかしダイアン・クルーガーは何ヶ国語も喋れて凄いねー。美人だし。妻、息子…

アウトレイジ

監督:北野武近年のたけし映画の中では全然マシな方。はっきり言って大した中身がある訳ではないが、こういう裏切りの連続と暴力は、ちょっとだけスコセッシのギャング映画を思わせたので、結構好きなんだよな。わざと外したようなキャスティングも、逆に新…

フェアウェル さらば、哀しみのスパイ

監督:クリスチャン・カリオンソ連崩壊のきっかけの一つともいわれる“フェアウェル事件”を映画化。80年代という時代だからか、スパイがそれほど命がけの活動という感じではないが、裏では一般の人間には分からない、こういう駆け引きがあったんだね。レー…

冷たい雨に撃て、約束の銃弾を

監督:ジョニー・トー昔のジョン・ウー映画のような、友情とか約束とか、男臭さをカッコつけた演出でみせる。復讐物なので、このシンプルなストーリーで正解。ただ、ゴミをころころ転がしたりするとこから、何か変なトーンになっちゃって、ちと勿体ない。ジ…

レクイエム

監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル悪くないけど、それほど印象に残らない小品。北アイルランド紛争を背景に、兄を殺した男とその弟の対面という、面白くなりそうな予感はしたが、なんか小さくまとまってしまった。またジェームズ・ネスビットの芝居も作品…

帝銀事件 死刑囚

監督:熊井啓戦後最大の犯罪事件のひとつ、帝銀事件を追った社会派サスペンス。警察視点で事件を追うのではなく、ジャーナリストの目を通して描いているせいか、犯人探しよりもジャーナリズムのあり方を問う作り。しかし戦後間もない時代に、こんな事件があ…

ずっとあなたを愛してる

監督:フィリップ・クローデル 気品ある顔立ちより、上流階級の役が多い印象のクリスティン・スコット・トーマスの疲れた別人のような表情にまず驚く。そしてフランス語を流暢に喋る姿に感心。大きなことは何一つ起こらない日常のエピソードの積み重ねだが、…

アイアンマン2

監督:ジョン・ファヴロー前作はチープな面白さがあったのに、今作は何かちぐはぐで、話も滅茶苦茶。人間関係もはっきりせず、アイアンマン自体の魅力も全く引き出されていない。サミュエル・L・ジャクソン、スカーレット・ヨハンソンの存在も全く不明だし…

華麗なるアリバイ

監督:パスカル・ボニゼールアガサ・クリスティ原作。どの辺が華麗なのか謎だが、とにかく作りが固い。まあフランスらしいといえばそれまでだが、どうしてこう小難しい作りにするのか。もっとエンターテインメントに徹した作りにすればいいのに。。。人間関…

レポゼッション・メン

監督:ミゲル・サポチニク臓器を題材にしたSFで、話自体は追う者から追われる者に変わる逆転の筋立てや、オチなんかはまあ目新しいものではないが、それでもストーリーは悪くなく、結構好みではある。ただ臓器を取り出すということからか、とにかくグロい…

ボックス!

監督:李闘士男漫画原作かと思うぐらい、マンガチックな展開は、熱いんだけど妙に安っぽく見えてしまう。まあ結局なんだかんだ言って市原隼人映画になってしまっている(まあ別に悪くはないんだけど)。そして若手といえば、高良健吾ってぐらいよく出てくる…

パリ20区、僕たちのクラス

監督:ローラン・カンテどこの国でも学校の先生は大変は職業である。特に中学ぐらいの年代は一番たちが悪く、まるで3歳児と変わらないガキどもがギャーギャー騒ぎ、観ているこっちも、そのストレスは十分に伝わる。まあ映画としては、1クラスの授業をじっ…

ラ★バンバ

監督:ルイス・ヴァルデスロックスター、リッチー・ヴァレンスの伝記映画。リッチー・ヴァレンスを知らなくても、”ラ・バンバ”の歌は一度は聞いたことあるはず。映画化するほど凄い人生を歩んできたってわけでもなく、ロックスターにありがちなものばかりで…

アジャストメント

監督:ジョージ・ノルフィラブストーリーなのかSFなのか、どっちつかずの中途半端さはあるが、エミリー・ブラントが魅力的なのと、派手なSFにせず、地味な味付けをしたとこはそれなりに買う。どこでもドアも大活躍。ただ主人公の家族や生い立ち、そして…