ヒーローショー

監督:井筒和幸

日常に潜む暴力という、形は違えど誰にでも起こりうる恐さを描いた井筒監督映画。井筒監督の映画って、あんま観たことないけど、これは結構気に入った。タイトルで軽い映画だと思っていたが、強烈なパンチを喰らった気分。狂ったチンピラを叩きのめすとこは、やりすぎと思う反面、もっとやれと思う自分がいるのも事実で、内なる暴力性にちょっと恐くなった。ジャルジャル後藤が恐い存在というキャラにしては迫力不足な気はしたが、役者として意外といいものは持っていると思う。