2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ロスト・キング 500年越しの運命

監督:スティーヴン・フリアーズ 英国の実話。いかにもサリー・ホーキンスがやりそうな役。そもそもなぜ突然リチャード三世にこだわり始めたのか。なんだかよく分からんがある主婦のリチャード三世の遺骨探しが始まる。そしてなぜか見つかる。ひねくれてるの…

ビートルズ/レット・イット・ビー

監督:マイケル・リンゼイ=ホッグ 最初はファン向けかなぐらいな感じで観てた。室内のレコーディングにそれほど興奮はせず。楽曲は素晴らしいけど。ただ屋上に出てから一気に盛り上がった。ビートルズが突然屋上で演奏したらどうなるか。当然人だかりと警察…

ウィッシュ

監督:クリス・バック、ファウン・ヴィーラスンソーン あんまり評判良くなかったけど、ディズニーだしそれなりに大丈夫だろうと思っていたら本当に酷かった。創立100周年記念作がこれではダメだろ。どのキャラも好きになれないし、そもそも個性が弱い。スト…

なぞの転校生

監督:小中和哉 原作眉村卓。アニメっぽい設定。パラレルワールドだったり能力者だったりと話がごちゃごちゃし出すが、中盤からその複雑さが割と好きだったりする。もうちょっと金かけたらよかったのだが全体的に安っぽいのはしょうがないか。佐藤康恵って最…

ノスフェラトゥ

監督:ヴェルナー・ヘルツォーク F・W・ムルナウの「吸血鬼ノスフェラトゥ」のリメイク。オリジナルは観てないかも。映像が美しく幻想的。音楽もいい。クラウス・キンスキーのドラキュラだが白塗りで怪演してるが、まあ想定内。そしてイザベル・アジャーニ…

教祖誕生

監督:天間敏広 ビートたけし原作。意外と面白かった。90年代は宗教とか世紀末とかきな臭い時代。その時流に乗って出てきたような映画。さすがたけしと思った。宗教の胡散臭さやいろいろ皮肉が効いていた。言ってることは無茶苦茶なんだけど、実は真理みた…

ベネシアフレニア

監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア イタリアで観光客を狙った殺戮集団を描いたホラー。まあそんなに悪くない。マナーを守らない観光客という世相を反映したのかは分からんが、そんなメッセージ性も感じられる。異国ではあまり羽目を外さないように。。。

慟哭

監督:佐分利信 佐分利信は結構監督やってるよな。慟哭って言うほどのシーンはない。途中までは退屈だったけど、阿部寿美子がどんどん本性を表すというかグイグイくるようになって少しは面白くなった。嫌なタイプの女というか自己中心的で周りの関係を崩して…

戦慄怪奇ワールド コワすぎ!

監督:白石晃士 個人的には普通のフェイクドキュメンタリーでいいんだけどね。劇場版だからかいろいろとスケールアップしてるようだ。過去行ったりパラレルワールドだのとやりすぎてフェイクドキュメンタリーとしての魅力が失われて、普通の劇映画になっちゃ…

ランサム

監督:室賀厚 昔のVシネマより酷いような気がするが。正直全く成長していない。アクション自体はそこそこのキレはあるんだけど、VFX関連がショボすぎていつまでたっても安っぽく見える。話もどっかで見たようなレベル。結局小沢仁志の映画になってしまった。…

せかいのおきく

監督:阪本順治 江戸時代の庶民映画。てゆうかうんこ映画。なぜモノクロなのかは苦肉の策なのではないか。思った以上にうんこ押しであった。江戸時代をうんこで語るとは中々面白い視点である。昭和顔の黒木華はやっぱり昔の日本人にはハマる。佐藤浩市と寛一…

ほつれる

監督:加藤拓也 「わたし達はおとな」がかなりよかった加藤拓也。前作同様男女の恋愛における感情の機微をいやらしく見せてくれる。男女の口喧嘩はこの監督の真骨頂というか得意技だろう。感情と論理をぶつかり合わせる。田村健太郎の優しい気持ち悪さみたい…

イコライザー THE FINAL

監督:アントワーン・フークア シリーズ第3弾。デンゼル・ワシントンとダコタ・ファニングの再会に泣く。ああ年とったなあ。イタリアの風景とデンゼルの大人のアクション。終盤もなんかしっとりムード。派手さはない。でもこれでいい。

よあけの焚き火

監督:土井康一 ドキュメンタリーかと思ったら、そうではないらしい。大藏流狂言方の実の親子、大藏基誠・康誠が自身を演じている。だったらもうドキュメンタリーでいいじゃん。伝統芸能の家に生まれたら受け継がなければいけない宿命。辞めたい時もあるだろ…

逃げ去る愛

監督:万田邦敏 7分の短編。女二人と男一人の会話劇。いちいち演劇風で大袈裟な演出。三角関係のようなそうでもないようなよく分からん関係性。どういう意図でこれを作ったのか不明だが、まあ短編なのでこういう作風に持っていくのは理解できるが面白くはな…

ヒズ・ガール・フライデー

監督:ハワード・ホークス これぞスクリューボール・コメディ。優れた脚本だから役者たちもノリノリ。特にロザリンド・ラッセルの強い女性像が印象的だった。展開もハチャメチャでキャストが入り乱れ、マシンガントークの応酬で楽しい。ただ分かり辛かったり…

インキーパーズ

監督:タイ・ウェスト 期待したのだが激しく普通だった。ホテルにいる幽霊を探して。本題に入るまでやけにダラダラとしている。その肝心の本題も全然怖くないし平凡としかいいようがない。ケリー・マクギリスも年取ったなあ。。。

惑星大怪獣ネガドン

監督:粟津順 粟津順が音楽と声優以外すべて一人で作ったCGアニメ。この監督の「プランゼット」は観ていたが、これは処女作。2005年でこれほぼひとりで作ったのは確かに凄い。25分の短編アニメだが中々見応えはあった。まあ内容的にはありがちな怪獣…

華魂 幻影

監督:佐藤寿保 シリーズ第2弾。前作の方がよかった。前作はもっと趣旨がはっきりとしていた。これは幽霊話なのかと思ったけど、最終的にはあの花が咲きカオスになる。エロ度も前回よりも多め。映画の中の女性が外に出てくるとか映画の中の話が狂ってくると…

華魂

監督:佐藤寿保 いじめからの復讐。面白いちゃ面白いんだが、もうちょっと真面目にやればいいのに。ちょっとふざけすぎてる。昔の映画のような古臭い味わいなのか、ただ単に予算がないだけなのか不明だが、カルト映画にしようとするような狙いが見える気がし…

黒い乙女A

監督:佐藤佐吉 二部作の後編。QUESTIONに対するANSWER。前作の答え合わせ。まあ別に答え合わせしなくてもわざわざ繰り返すことはない。よっぽど観客はバカだと思っているのか。半分以上は答え合わせで、あとはその後の話。まあそこそこ楽しめたけどね。。。

永遠の1分。

監督:曽根剛 脚本上田慎一郎。東日本大震災でコメディを作るという結構攻めた内容。日本人だとさすがに厳しいのでアメリカ人という部外者に設定したんだろう。災害とコメディの組み合わせは有りなのか。まあコンセプトは面白いと思った。ただコメディといっ…

ぼくらのよあけ

監督:黒川智之 SFジュブナイルアニメ。悪くはない。ただそこまでわくわくしなかった。宇宙船が帰るまでの過程がいまひとつ盛り上がりに欠ける。親たちも昔この件に関わっていただったり、友達の姉がハブられたりとかいろいろなものを絡めすぎた気もする。…

夢野久作の 少女地獄

監督:小沼勝 昨日観た「小さな悪の華」に似てた。あっちは全体的に白くもっとヨーロッパ的な美しさがあった。こっちは当然日本的な和な感じ。そしてこっちの方がレズ要素が強い。妊娠したりもする。ボートの上で裸で抱き合ったり、風船だったりのイメージを…

呪われた息子の母 ローラ

監督:アイヴァン・カヴァナー まあ作品自体はしっかりとしたホラー映画にはなっている。カルト宗教から逃れた母子ではあるが、そもそもそれも本当なのか。現実と妄想がごっちゃになって何が真実か混乱させる。母親の育った環境も異常だし、そこから生まれた…

濡れた荒野を走れ

監督:沢田幸弘 日本版「バッドルーテナント」みたいなもんか。70年代の香りがムンムンしている。そして地井武男が素晴らしい。いい面してるよ。警察が強盗したりするけどあまりストーリーに機能してない。基本元警官で記憶喪失の上司が精神病院を脱獄した…

バイオレンス・ボイジャー

監督:宇治茶 なんじゃこりゃ。アニメというか紙芝居。グロくてバカでいろいろ狂ってる。でもバカバカしい中にもどこかクセになる魅力がある。普通のアニメでなく紙芝居形式のアニメのどこかレトロな雰囲気がいいのかもしれない。松ちゃんのナレーションは好…

小さな悪の華

監督:ジョエル・セリア 「乙女の祈り」を思い出した。あの映画の原型なのかな。ただそこまで少女たちに邪悪さを感じなかった。少女たちが襲われるとこや少女の白い肌は印象的。ちょっと退屈で期待外れかなと思ったが、ラストの二人が舞台上で油をかけて火を…

緑色の髪の少年

監督:ジョセフ・ロージー 思ったよりも普通だった。回想形式で坊主の少年が過去を語り出す。少年は唐突に髪が緑色になる。当時は赤狩りの時代。反戦映画とも言われているようだが、緑色の髪が差別される赤狩りへの隠喩に思えた。少年の力強い眼差しが印象的…

忘れえぬ慕情

監督:イヴ・シャンピ 日仏映画。本作がきっかけとでイヴ・シャンピと岸恵子が結婚した。なんだか煮え切らない映画である。フランス男がどうもはっきりしない。日本女とフランス女の間でどっちつかずな立ち位置なため話も盛り上がらない。もう少し格調ある悲…