★★★1/2

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング

監督:長崎健司 劇場版第2弾。第1弾の「2人の英雄」が微妙だっただけに、全然期待してなかったんだけど、これがびっくりするぐらい熱かった。島を舞台にしたヴィランとA組の総力戦という至って話はシンプル。そしてベタだけど感情を揺さぶる熱い展開にちょ…

青くて痛くて脆い

監督:狩山俊輔 タイトル通り青くて痛くてもろい。痛々しい青春。なんかいろいろな感情が交錯した。恨み、嫉妬、憧れ、愛がぐちゃぐちゃになって、情けないやら、悔しいやら、かわいそうやら、ダサいやら、それでもどこか憎めないやら。主人公の痛さが分から…

ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方

監督:ジョン・チェスター いいドキュメンタリーだ。この夫婦が凄いのは、やはり行動力だ。確かにこういう農場経営ってどこか憧れるものがある。でも実際やろうとは思わない。物凄く大変だし、金かかるし。ここまでの農場を作れたことが素晴らしい。そしてい…

37セカンズ

監督:HIKARI よかった。とても心に沁み渡った。そしていろいろと考えさせられた。障害者に向き合い、中々言い辛い部分も隠さずさらけ出した。障害者の性にも踏み込み、女性監督ならではの視点もあったと思う。漫画家という設定もよかったし、アニメ的な表現…

ミッドサマー

監督:アリ・アスター 結構気に入った。「ヘレディタリー」より好き。とにかく奇妙な世界には連れていかれた。珍妙な儀式の数々と北欧かぶれで怪しい世界を作り上げ、インチキ宗教の価値感を押しとおされたバカなアメリカ人達の悲劇。これすべて儀式のために…

クンドゥン

監督:マーティン・スコセッシ よーーやく観れた。うん、さすがスコセッシ。チベットの話とは知ってたが、ダライ・ラマ14世の半生だったとは。映像の美しさ、退屈させない華麗さ、いろいろと勉強になった。ダライラマとして生まれた少年の幼年期とチベットと…

本気のしるし

監督:深田晃司 TV版。イッキ見。いやあ面白かった。長いけど退屈しなかった。匂わせ女子である。無意識に関心を引き、男を手玉に取る。最初はそんな女の網に引っ掛かった男の話だと思った。関わった男がどんどん地獄に落ちていくのが前半。でもこの女は確か…

芳華-Youth-

監督:フォン・シャオガン 青春群像劇。いやあ予想外によかった。70年代の中国にあった軍の歌劇団“文芸工作団(文工団)”に所属する若者たちが90年代まで駆けあがる。文工団の中での青春の日々が瑞々しい。いじめあり、けんかあり、秘めた恋と失われた恋があ…

フォードvsフェラーリ

監督:ジェームズ・マンゴールド レースシーンは迫力あるが、それほどこの車ドラマに興味を示せなかった。同じ系列の映画で「ラッシュ/プライドと友情」があったが、あれは敵レーサー同士の闘いだったが、こっちはvsフェラーリといってる割には、フェラーリ…

大いなる西部

監督:ウィリアム・ワイラー はっきり覚えてないが、昔観たような気がする。。。チャールズ・ビックフォードの顔と暴れ馬の顔を何となく記憶してる。いやあさすがワイラー、大作です。二つの対立する家系とそこで絡み合う男女関係。その地にグレゴリー・ペッ…

TENET テネット

監督:クリストファー・ノーラン 冒頭からノーラン節炸裂。オペラハウスに「ダンケルク」風音楽が鳴り響く。今作はハンスジマーじゃないのね。スパイ映画にオーケストラの相性は抜群だ。いきなり超絶アクションで、この世界に放り込まれる。この映画はもうひ…

マンディンゴ

監督:リチャード・フライシャー 物凄い迫力。映像が力強く、当時の熱気が充満してる。黒人差別が激しく、人間扱いしてない。今じゃここまでやれないだろう。75年という時代だからここまで残酷を極めた。酷い描写の数々だが、だからこそ容赦のないリアルさが…

五島のトラさん

監督:大浦勝 五島列島に暮らす、うどんの製麺業の家族を追ったドキュメンタリー。いやあやっぱり22年も取材すると、大家族の成長が見れて、なんか見応えというか、変な親近感というか、いろんな感情が沸いてきた。小さかった子供たちが学生、社会人、結婚…

青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない

監督:増井壮一 TVアニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」の続編。アニメ版を観ないとついていけないと思う。で、アニメ版は良かったので期待していたのだが、期待通りの作品だった。テレビ版ではちょっと触れていたが、放置していた牧ノ原翔…

バーニング 劇場版

監督:イ・チャンドン 話的には大したもんではないし、これだけ時間をかける必要もないのだが、それでも映像的に魅せられるものがあった。特に素晴らしいのは夕暮れの映像。夕暮れ時にビニールハウスを探しまわる時の、たくさんの鳥が飛んでいるシーン。この…

アルキメデスの大戦

監督:山崎貴 とても面白く観れた。こじんまりした話をこれだけ壮大に描いたのは凄い。序盤の大和の戦闘も頑張っていた。菅田将暉は除々に魅力的に見えて、実力がよく分かった。また柄本佑とのコンビもよし。 舘ひろしの山本五十六は若干軽いかなあ。設計書…

グリーンブック

監督:ピーター・ファレリー 現代版「ドライビングMissデイジー」といった感じ。人種差別を扱うにしても、あの作品と変わったのは、後ろが黒人、運転手側が白人になったこと。この辺もなんとなく配慮を感じる。ユーモアを交え、様々な差別にあいながらも、人…

パラサイト 半地下の家族

監督:ポン・ジュノ なるほど、これは韓国の万引き家族だ。序盤は「歓待」を思わせた。あっちほどカオスではなく、都合よく寄生していく展開に裏があるのかと思ったが、そこは何もなし。ただ違った方向でひっくり返す。これは韓国という国のお国柄によるもの…

地獄門

監督:衣笠貞之助 カンヌパルムドール受賞作。なのでお堅い映画かなと若干不安であったが、いやなかなかの映画であった。色彩鮮やかな美術や衣装がまず素晴らしい。その芸術性だけでなく、話も結構異色に感じた。サムライが人妻に惚れ執着する、この駄々っ子…

運び屋

監督:クリント・イーストウッド イーストウッド劇場。警察と麻薬組織の攻防みたいな映画かと思ったら、イーストウッド出ずっぱりで驚いた。この歳でこの佇まい、色気、彼がそこにいるだけで映画になる。人生の喜びと悲哀を見せてくれた。脚本ニック・シェン…

アイリッシュマン

監督:マーティン・スコセッシ デニーロ、パチーノ、ジョー・ペシ、ハーヴェイ・カイテル、そして巨匠スコセッシ。このレジェンドたちが同じ画面に映る、もうそれだけで満足な映画。マフィアとホッファの間で板挟みになる殺し屋をデニーロ。今回はむしろ引き…

ノクターナル・アニマルズ

監督:トム・フォード 芸術と暴力。原作はどういうのか知らないが、トム・フォードの美意識が反映されてるので恐らく原作とは異なったものになっているのだろう。ちょっとデヴィッド・リンチ的な風味が感じられた。それだけでなく劇中小説のこの緊張感の高さ…

ディザスター・アーティスト

監督:ジェームズ・フランコ 2003年のカルト映画「ザ・ルーム」、この映画の存在すら知らなかった。これはその制作過程と監督のトミー・ウィソーの物語。いやあこんな監督いたんだね。まさにエキセントリック。現代のエドウッドといったとこか。何度もNGを出…

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

監督:クエンティン・タランティーノ 手放しで絶賛ではなかった。タランティーノ節はいつも通り。無駄に長い会話、無駄に長いシーン、相変わらずだがそこまでハマれず。ただ美術関連はいい仕事。あの時代の再現ぶりは見事。ディカプリオもよかった。あとマー…

ひろしま

監督:関川秀雄 この映画の存在すら知らなかった。原爆投下の8年後にこんな映画が作られていたとは。観ていて悲しくなった。戦争、原爆の悲惨さを痛切に訴えている。再現ぶりがリアルで特に大勢の被害にあった女児たちが階段を下りて逃げるシーンが実際の映…

愛と宿命の泉 PART I /フロレット家のジャン

監督:クロード・ベリ とても優れた人間ドラマであり、大河ドラマ。都会と田舎、村八分、閉鎖社会などどの国でもありふれた話ではあるが、美しい映像と農村の過酷な生活、大きな軸である水の存在などとても力強く見応えのある作品になっている。特にウサギの…

ワンダー 君は太陽

監督:スティーヴン・チョボスキー 普通の子供映画ぐらいかなと思っていたら、とても温かみのある素敵な作品だった。人間の弱さ、もろさ、意地悪さも見せるが、それでも優しさを信じている。オギーだけに焦点を当てるのではなく、友人や姉や姉の友人と分散さ…

三大怪獣 地球最大の決戦

監督:本多猪四郎 観たことあるような無いような。書き忘れたのかなあ?。三大怪獣が出るハリウッド版「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」もうすぐ公開ということで観た。いやあこれは傑作だよ。主役はなんといってもキングギドラ。出現シーン、鳴き声、…

ウインド・リバー

監督:テイラー・シェリダン 監督は「ボーダーライン」「最後の追跡」の脚本家だそうだ。なるほどなんとなく同じ匂いがする。雪とネイティブアメリカンの組み合わせが、どこか西部劇を思わせ好き。特にトレイラーでの銃撃戦が最高。一触即発という言葉が似合…

万引き家族

監督:是枝裕和 この空気感、是枝映画である。評判だのカンヌだのでいろいろハードル上がってしまったのは残念だが、それでも高いレベルに達してるとは思う。まさに家族映画の是枝といった感じで、現代の社会問題も多く取り入れている。だが現実味の薄さ、詰…