★★★1/2

アイリッシュマン

監督:マーティン・スコセッシ デニーロ、パチーノ、ジョー・ペシ、ハーヴェイ・カイテル、そして巨匠スコセッシ。このレジェンドたちが同じ画面に映る、もうそれだけで満足な映画。マフィアとホッファの間で板挟みになる殺し屋をデニーロ。今回はむしろ引き…

ノクターナル・アニマルズ

監督:トム・フォード 芸術と暴力。原作はどういうのか知らないが、トム・フォードの美意識が反映されてるので恐らく原作とは異なったものになっているのだろう。ちょっとデヴィッド・リンチ的な風味が感じられた。それだけでなく劇中小説のこの緊張感の高さ…

ディザスター・アーティスト

監督:ジェームズ・フランコ 2003年のカルト映画「ザ・ルーム」、この映画の存在すら知らなかった。これはその制作過程と監督のトミー・ウィソーの物語。いやあこんな監督いたんだね。まさにエキセントリック。現代のエドウッドといったとこか。何度もNGを出…

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

監督:クエンティン・タランティーノ 手放しで絶賛ではなかった。タランティーノ節はいつも通り。無駄に長い会話、無駄に長いシーン、相変わらずだがそこまでハマれず。ただ美術関連はいい仕事。あの時代の再現ぶりは見事。ディカプリオもよかった。あとマー…

ひろしま

監督:関川秀雄 この映画の存在すら知らなかった。原爆投下の8年後にこんな映画が作られていたとは。観ていて悲しくなった。戦争、原爆の悲惨さを痛切に訴えている。再現ぶりがリアルで特に大勢の被害にあった女児たちが階段を下りて逃げるシーンが実際の映…

愛と宿命の泉 PART I /フロレット家のジャン

監督:クロード・ベリ とても優れた人間ドラマであり、大河ドラマ。都会と田舎、村八分、閉鎖社会などどの国でもありふれた話ではあるが、美しい映像と農村の過酷な生活、大きな軸である水の存在などとても力強く見応えのある作品になっている。特にウサギの…

ワンダー 君は太陽

監督:スティーヴン・チョボスキー 普通の子供映画ぐらいかなと思っていたら、とても温かみのある素敵な作品だった。人間の弱さ、もろさ、意地悪さも見せるが、それでも優しさを信じている。オギーだけに焦点を当てるのではなく、友人や姉や姉の友人と分散さ…

三大怪獣 地球最大の決戦

監督:本多猪四郎 観たことあるような無いような。書き忘れたのかなあ?。三大怪獣が出るハリウッド版「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」もうすぐ公開ということで観た。いやあこれは傑作だよ。主役はなんといってもキングギドラ。出現シーン、鳴き声、…

ウインド・リバー

監督:テイラー・シェリダン 監督は「ボーダーライン」「最後の追跡」の脚本家だそうだ。なるほどなんとなく同じ匂いがする。雪とネイティブアメリカンの組み合わせが、どこか西部劇を思わせ好き。特にトレイラーでの銃撃戦が最高。一触即発という言葉が似合…

万引き家族

監督:是枝裕和 この空気感、是枝映画である。評判だのカンヌだのでいろいろハードル上がってしまったのは残念だが、それでも高いレベルに達してるとは思う。まさに家族映画の是枝といった感じで、現代の社会問題も多く取り入れている。だが現実味の薄さ、詰…

インクレディブル・ファミリー

監督:ブラッド・バード 素晴らしい。多彩なアクションとアイデアの数々。スーパーヒーローの特殊能力を活かしたストーリー展開など、実に面白く巧み。イラスティガールの活躍が中心なのも、こんなとこでも女性の時代を感じさせる。あと赤ちゃん大活躍。まあ…

傷物語

監督:尾石達也 〈I 鉄血篇〉〈II 熱血篇〉〈III 冷血篇〉の総評価。原作の西尾維新は別に好きじゃない。「化物語」は少しだけ観たことあるが苦手だった。なのでこの作品は乗り気ではなかったが、アレ面白いぞコレ。このシリーズ詳しくないが、単品として非…

哀しみのベラドンナ

監督:山本暎一 こりゃ賛否両論あるね。70年代だからこそできた挑戦であり、その時代の空気感がよく出てる。とにかくサイケデリックだ。このぶっ飛び具合は完全にいっちゃってる。虫プロだからか、ちょっと手塚治虫の雰囲気も感じる。アニメのような紙芝居…

アンブレイカブル

監督:M・ナイト・シャマラン 再見。「ミスター・ガラス」公開ということで復習のために久しぶりに観てみた。いやあ驚いた。あれ?こんな傑作だったっけ。公開当時は普通ぐらいの印象だったけど、改めて観ると滅茶苦茶深いよコレ。ヒーローの誕生とその誕生…

On Your Mark

監督:宮崎駿 7分弱の短編アニメ。チャゲアスのプロモーションフィルム。90年代だからこそできたコラボ。まだ宮崎駿がこういう遊びができた時代。ようやく観た。当然と言ってはなんだが素晴らしい。短くてもジブリのアクション、作画、デザインが今観ても…

KUBO/クボ 二本の弦の秘密

監督:トラヴィス・ナイト素晴らしい。日本愛も感じられた。ストップモーション・アニメとは思えないぐらい動きの滑らかさ。サルとクワガタも魅力的なキャラクターだったし、折り紙などいろいろなアイデアに溢れた演出、そして大冒険ととにかくよく出来た良…

シェイプ・オブ・ウォーター

監督:ギレルモ・デル・トロ異形同士の愛。ようはマイノリティだの多用性だのの映画。この手の多様性万歳の昨今の映画事情は好きではないが、まあデルトロの異形への愛を描き続けた、その心意気には評価したい。サリー・ホーキンスもよかったが、リチャード…

スター・ウォーズ/最後のジェダイ

監督:ライアン・ジョンソンこれぞ大作。これぞスターウォーズ。「ローグ・ワン」つまんなかったから、あまり期待してなかったんだけど、意外によかった。キャラを散りばめ、それぞれに試練やミッションを与え、常に山場ありでとてもしっかりとしたエンター…

ありがとう、トニ・エルドマン

監督:マーレン・アデ終わってみれば、父と娘の掛け替えのない日々。まあそこに至るまでは迷惑以外の何物でもないんだけど。まともだった父が突如トニ・エルドマンとして神出鬼没に現れる。恥ずかしくて父と言えず困惑する娘。この辺までは面白かったが、中…

セールスマン

監督:アスガー・ファルハディ中盤までは普通かなぐらいだったのが、終盤急展開する。アスガー・ファルハディはとてもインテリな感じがする。そしてサスペンス作りがいつもながら巧妙で、突然思わぬところからパンチを繰り出す。終盤主人公はいろいろな選択…

バーフバリ 王の凱旋

監督:S・S・ラージャマウリ「バーフバリ」2部作の後編。どうやら前編は序章だったようだ。いやあ熱い&クドイ。嫉妬と愛憎の権力争いと無茶苦茶アクションが入り乱れる。豪華絢爛で壮大なストーリー。前編も確かに凄かったが、そこまで好みではなかった…

劇場版 「進撃の巨人」 Season2〜覚醒の咆哮〜

監督:肥塚正史TV版Season2なら星4つ。こっちはTV版の総集編なので、どうしてもいろいろとカットされているので、観るなら普通にTV版をおすすめ。獣の巨人、ユミルの正体、鎧と超大型巨人との戦いとてんこ盛りで、最高のアニメであった。今日夜からSe…

恐怖分子

監督:エドワード・ヤン最初は複数の並列した話が、どうもなじめずイマイチだなと思ったが、観終わった後、この映画のあまりの巧妙さに最初とイメージがガラリと変わった。バラバラのピースが繋がり出すように、最後に強烈な爆発を起こす。台湾の風景や写真…

無限の住人

監督:三池崇史アニメ版は観てた。どうしても詰め込まなきゃいけないので、若干駆け足気味だし、戦いが唐突な印象はあったが除々に慣れた。良かったのは殺陣。かなり本格的で、ちゃっちいと思っていただけに、とても気合の入ったものだった。暴力描写度も高…

3月のライオン

監督:大友啓史「前編」+「後編」。アニメ版は素晴らしかった。なのでどれだけ再現されているかが、個人的に注目だったが、神木や佐々木蔵之介はほぼ完ぺき。3姉妹もまあまあ。有村架純は最初違和感あったが、これはこれでありかな。宗谷名人は加瀬亮より高…

ドラえもん のび太の魔界大冒険

監督:芝山努映画版第5作。思い入れがあるのは「宇宙開拓史」だが、出来ではこれが一番かも。ストーリーが凄くいい。冒頭の石のドラえもんが降ってくる謎や最初に魔法の絨毯が飛んでるシーンとか結構衝撃だった。現実世界で魔法使えるというツッコミ所はある…

映画 「聲の形」

監督:山田尚子いじめた人間が成長して、いじめられた女と恋をするのかと思ったら、いじめた側もいじめに合い成長したら随分と弱い人間になっていたというのが今っぽい。子供社会の閉塞感や因果応報な世界で、主人公の罪と再生を描いている。そこに共感でき…

メッセージ

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ結構普通なファーストコンタクトものだと思ったら、終盤まさかこういう展開に持っていくとは。なんか不思議な感覚の映画で、変な気持ちを味わった。こういうのって原作の文章を映像にするのは、創造力が求められる。UFO、エイリア…

スリー・ビルボード

監督:マーティン・マクドナーいろいろな問題を複合的に提示して、観てる間圧迫感があった。ひとつの火種が負の連鎖のように広がり、負の感情が町を覆い、映画を覆い居心地の悪さが半端ない。そして反転する構造が巧い。被害者の母がとたん悪者になったり、…

GANTZ:O

監督:川村泰全く期待してなかったからか、なんだこれメチャ面白いじゃん。GANTZ詳しくないし、ファンでもないが、これは予想外の傑作アクション。まず日本のCGアニメの技術の高さに驚いた。世界最高峰レベルじゃんコレ。そして怒涛のアクションの連続攻撃…