★★★1/2

少年の君

監督:デレク・ツァン いじめダメ絶対。壮絶ないじめからの純愛。こういう映画はひりひりする。あのいじめっ子の女がまた嫌な奴。あれだけ酷いことしておいて、都合悪くなると謝罪を求める自分勝手さに腹が立つ。ある意味ざまあみろな最後ではあったが、受験…

トップガン マーヴェリック

監督:ジョセフ・コシンスキー いやあ最高かよ。なんだろうこの今の映画なのに、80年代の映画を観ているような感覚。どこか懐かしくて、あの頃に帰れた。「デンジャーゾーン」とかずるい。音楽が滅茶苦茶よかった。そしてキャストもジェニファー・コネリー…

ラン・ハイド・ファイト

監督:カイル・ランキン いやあこれ面白い。まさに掘り出し物。全く知られてない作品だし、全く期待してなかったけど、相当楽しめた。例えるなら学園版「ダイハード」って感じ。主人公はオッサンじゃなくて女子高生だけど。ツボを押さえた演出で、わくわくド…

あやつり糸の世界

監督:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー 元々3時間半の前後編のテレビ映画。うーん凄くいいんだけど、いかんせん長すぎる。2時間半にまとめたら傑作になった。前編の方が勢いがあり、後編は冗長だった。でも70年代にこんなSFがあったなんて意外だっ…

プロミシング・ヤング・ウーマン

監督:エメラルド・フェネル キャリー・マリガン老けたなあ。あの衣装の数々は痛々しかったけど。それはさておき、復讐劇である。昨今の女性差別などの時代性はあるとは思うが、そんなの関係なく純粋な復讐譚として大いに楽しんだ。話は結構誰でも思いつきそ…

バブル

監督:荒木哲郎 俺は好き。やっぱ虚淵玄いいなあ。この泡に覆われた東京という世界観とパルクールの組み合わせ、そして人魚姫をモチーフにした構造。このいろんな複合技が素晴らしいファンタジーを生み出した。退廃した東京の街並みのデザインや澤野弘之の音…

ゆきゆきて、神軍

監督:原一男 なんかトンデモないもん観た気分。伝説通りかなり衝撃的内容だった。80年代かあ、まだこういう人間がいた時代。奥崎謙三なるアナーキストを追っていけば、面白いもん撮れると思ったら、トンデモないもん掘り起こしてしまった。太平洋戦争で何…

THE BATMAN-ザ・バットマン-

監督:マット・リーヴス 暗い。明るいシーンなど、ほぼ出てこない。とにかく暗い映像で、その徹底した世界観は好き。そして音楽が素晴らしい。どこか映画音楽に対する挑戦のようなものを感じた。映画を包むダークな世界観は大好きなのだが、正直話はまあまあ…

イーちゃんの白い杖

監督:橋本真理子 なんだかいろいろと考えさせられた。自分の悩みなど、ほんとちっぽけなものに思えた。全盲の姉と重度障がいの弟。もうこれだけでどれだけ大変か。しかし彼らは必死で生きている。普通に生活できることがどれだけ幸せなことか思い知った。イ…

秘密と嘘

監督:マイク・リー ようやく観れた。確かに傑作であった。どんな秘密があり、どんな嘘が隠されているのか。主演のふたりがまさかそういう関係とは、想像すらしてなかった。ブレンダ・ブレシンの演技が素晴らしい。ちょっとおバカっぽさがあるが、滅茶苦茶リ…

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編

監督:外崎春雄 思った以上に素晴らしかった。これなら劇場で観るべきだった。列車という設定がいいし、敵キャラの攻撃がよい。夢を見せることによって、より炭治郎の家族への思いが強く表現され、感情に訴えかける結構泣ける映画だった。そして一番気に入っ…

イエスタデイ

監督:ダニー・ボイル もしビートルズがいなかったらの世界。誰でも考えそうなネタではある。でも誰でも思いつきそうなネタなのに、面白く観れた。それはこの世界がとても美しく感じたからだ。ビートルズのいない世界は寂しい。でもそのビートルズを取り戻す…

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング

監督:長崎健司 劇場版第2弾。第1弾の「2人の英雄」が微妙だっただけに、全然期待してなかったんだけど、これがびっくりするぐらい熱かった。島を舞台にしたヴィランとA組の総力戦という至って話はシンプル。そしてベタだけど感情を揺さぶる熱い展開にちょ…

青くて痛くて脆い

監督:狩山俊輔 タイトル通り青くて痛くてもろい。痛々しい青春。なんかいろいろな感情が交錯した。恨み、嫉妬、憧れ、愛がぐちゃぐちゃになって、情けないやら、悔しいやら、かわいそうやら、ダサいやら、それでもどこか憎めないやら。主人公の痛さが分から…

ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方

監督:ジョン・チェスター いいドキュメンタリーだ。この夫婦が凄いのは、やはり行動力だ。確かにこういう農場経営ってどこか憧れるものがある。でも実際やろうとは思わない。物凄く大変だし、金かかるし。ここまでの農場を作れたことが素晴らしい。そしてい…

37セカンズ

監督:HIKARI よかった。とても心に沁み渡った。そしていろいろと考えさせられた。障害者に向き合い、中々言い辛い部分も隠さずさらけ出した。障害者の性にも踏み込み、女性監督ならではの視点もあったと思う。漫画家という設定もよかったし、アニメ的な表現…

ミッドサマー

監督:アリ・アスター 結構気に入った。「ヘレディタリー」より好き。とにかく奇妙な世界には連れていかれた。珍妙な儀式の数々と北欧かぶれで怪しい世界を作り上げ、インチキ宗教の価値感を押しとおされたバカなアメリカ人達の悲劇。これすべて儀式のために…

クンドゥン

監督:マーティン・スコセッシ よーーやく観れた。うん、さすがスコセッシ。チベットの話とは知ってたが、ダライ・ラマ14世の半生だったとは。映像の美しさ、退屈させない華麗さ、いろいろと勉強になった。ダライラマとして生まれた少年の幼年期とチベットと…

本気のしるし

監督:深田晃司 TV版。イッキ見。いやあ面白かった。長いけど退屈しなかった。匂わせ女子である。無意識に関心を引き、男を手玉に取る。最初はそんな女の網に引っ掛かった男の話だと思った。関わった男がどんどん地獄に落ちていくのが前半。でもこの女は確か…

芳華-Youth-

監督:フォン・シャオガン 青春群像劇。いやあ予想外によかった。70年代の中国にあった軍の歌劇団“文芸工作団(文工団)”に所属する若者たちが90年代まで駆けあがる。文工団の中での青春の日々が瑞々しい。いじめあり、けんかあり、秘めた恋と失われた恋があ…

フォードvsフェラーリ

監督:ジェームズ・マンゴールド レースシーンは迫力あるが、それほどこの車ドラマに興味を示せなかった。同じ系列の映画で「ラッシュ/プライドと友情」があったが、あれは敵レーサー同士の闘いだったが、こっちはvsフェラーリといってる割には、フェラーリ…

大いなる西部

監督:ウィリアム・ワイラー はっきり覚えてないが、昔観たような気がする。。。チャールズ・ビックフォードの顔と暴れ馬の顔を何となく記憶してる。いやあさすがワイラー、大作です。二つの対立する家系とそこで絡み合う男女関係。その地にグレゴリー・ペッ…

TENET テネット

監督:クリストファー・ノーラン 冒頭からノーラン節炸裂。オペラハウスに「ダンケルク」風音楽が鳴り響く。今作はハンスジマーじゃないのね。スパイ映画にオーケストラの相性は抜群だ。いきなり超絶アクションで、この世界に放り込まれる。この映画はもうひ…

マンディンゴ

監督:リチャード・フライシャー 物凄い迫力。映像が力強く、当時の熱気が充満してる。黒人差別が激しく、人間扱いしてない。今じゃここまでやれないだろう。75年という時代だからここまで残酷を極めた。酷い描写の数々だが、だからこそ容赦のないリアルさが…

五島のトラさん

監督:大浦勝 五島列島に暮らす、うどんの製麺業の家族を追ったドキュメンタリー。いやあやっぱり22年も取材すると、大家族の成長が見れて、なんか見応えというか、変な親近感というか、いろんな感情が沸いてきた。小さかった子供たちが学生、社会人、結婚…

青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない

監督:増井壮一 TVアニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」の続編。アニメ版を観ないとついていけないと思う。で、アニメ版は良かったので期待していたのだが、期待通りの作品だった。テレビ版ではちょっと触れていたが、放置していた牧ノ原翔…

バーニング 劇場版

監督:イ・チャンドン 話的には大したもんではないし、これだけ時間をかける必要もないのだが、それでも映像的に魅せられるものがあった。特に素晴らしいのは夕暮れの映像。夕暮れ時にビニールハウスを探しまわる時の、たくさんの鳥が飛んでいるシーン。この…

アルキメデスの大戦

監督:山崎貴 とても面白く観れた。こじんまりした話をこれだけ壮大に描いたのは凄い。序盤の大和の戦闘も頑張っていた。菅田将暉は除々に魅力的に見えて、実力がよく分かった。また柄本佑とのコンビもよし。 舘ひろしの山本五十六は若干軽いかなあ。設計書…

グリーンブック

監督:ピーター・ファレリー 現代版「ドライビングMissデイジー」といった感じ。人種差別を扱うにしても、あの作品と変わったのは、後ろが黒人、運転手側が白人になったこと。この辺もなんとなく配慮を感じる。ユーモアを交え、様々な差別にあいながらも、人…

パラサイト 半地下の家族

監督:ポン・ジュノ なるほど、これは韓国の万引き家族だ。序盤は「歓待」を思わせた。あっちほどカオスではなく、都合よく寄生していく展開に裏があるのかと思ったが、そこは何もなし。ただ違った方向でひっくり返す。これは韓国という国のお国柄によるもの…