2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ラヴェンダーの咲く庭で

監督:チャールズ・ダンスピアノマンの映画化です(笑)。まー説明はそれで十分でしょう。 ジュディ・デンチが若いバイオリンマンに淡い恋を抱いたり、嫉妬したりといつもと違ってかわいらしい(?)一面を見せている。ある種貴重な映画かも。 ちなみに今日…

終わりで始まりの4日間

監督:ザック・ブラフ帰郷してナタリー・ポートマンに出会う、どこかで見たストーリー。てゆうか「ビューティフル・ガールズ」じゃん。ただしポートマンはビューティフル・ガールズの頃ほど魅力はなく、ぱっとしない男が帰省して過去と向き合うというお決ま…

メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬

監督:トミー・リー・ジョーンズ展開がちんたらしていてダレる。劇場映画としては初監督なので仕方がないが、もう少しテンポが欲しかった。ある種のロードムービーなのだが、2人のやり取りやエピソードが特に印象に残らず平凡。印象に残ったのは広大なテキ…

隠された記憶

監督:ミヒャエル・ハネケ終始変な緊張感があり、邪悪な空気が全体を覆う。冒頭などのビデオの使い方も上手く、この辺のテクニックは見事。 途中、ある衝撃的なシーンがあり、これはかなりびっくりした。 いろいろな解釈はあると思うが、これは手の込んだ復…

レイヤー・ケーキ

監督:マシュー・ヴォーン話が散漫でやや全体像がつかめずらい。クライム映画としても新鮮味はなく、どこかで見たストーリー感は否めない。またやけに説教じみているのも余計で、もっと単純なクライム映画でよかったのでは。。。 「ディパーテッド」でも流れ…

勝手にしやがれ

監督:ジャン=リュック・ゴダールヌーヴェルヴァーグを代表する有名な映画ですが初見です。 手持ちカメラ、ワンシーン・ワンショット、素早いカット割り、そしてファッションなど当時としては、斬新な手法だったのだろうが、今観ると当たり前だがさほど衝撃…

二十四時間の情事

監督:アラン・レネ広島が舞台の全編ほぼ2人だけのフランス映画。日本人とフランス人の情事となると違和感がありそうだが岡田英次は意外と様になっていた。 かなりの時間をかけて女性の過去が語られるが、いまいちピンとこない。 気だるい描写と広島の夜の…

ハルク

監督:アン・リー何でアン・リーはこんな映画撮ったんだろう。全く作風に合わないと思うのだが。。。 そして編集が妙に凝っている。意図的にコミック風に画面分割にしているのか。これまたアン・リーっぽくなく、また映画にマッチせず違和感あり。 スーパー…

燃えつきるまで

監督:ジリアン・アームストロング主人公に全く共感できず、聖書の教えを説くダイアン・キートンの豹変ぶりに驚く。脱獄後の逃亡生活も味気なく淡白。 刑事役のテリー・オクィンの活躍を期待したが、殆ど出番が無くがっかり。

エニグマ

監督:マイケル・アプテッドやけに古臭く昔のTV映画のような安っぽい感じがする。 暗号解読という題材に謎の女探しを絡めて飽きさせない。監督も職人アプテッドなので最後までそれなりに楽しめた。 ただ主役のダグレー・スコットに華がない。ケイト・ウィ…

ゾディアック

監督:デヴィッド・フィンチャー映像はいつもながら切れがあり、センスがある。そして今回は人物もしっかりと描けていて完璧といっていいだろう。 2時間半の長丁場全く退屈させないフィンチャーの演出力は只者ではない。手がかりを見つけては消え、見つけて…

夢のチョコレート工場

監督:メル・スチュアート「チャーリーとチョコレート工場」のオリジナル。内容はほとんど同じだが、30年以上前の作品なのでセットは当然ショボイというかチープです。ただ、ティム・バートン版のCGで塗り固めたものよりも味があり、個人的にはこっちの…

脱走特急

監督:マーク・ロブソン中々よく出来た映画なのだが、あまり後には残らないかな。 序盤は平凡だが、列車での脱走に移ってから面白くなる。 あの手この手で逃げ切るのは面白いのだが、今観ると古い映画なので目新しさは無い。そのため終盤はちょっとダレます。…

大列車作戦

監督:ジョン・フランケンハイマー面白い。ダイナミックな快作だ。 絵画を守る攻防戦は見応えあり。撮影も終盤の線路と山の構図など迫力ある映像を作っている。 またバート・ランカスターの身の軽さにも驚く。体は結構大きいのに。 ポール・スコフィールドの…

ある子供

監督:ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌベルギーの社会事情もあるのだろうが、主人公がバカすぎる。自分の子供を妻に内緒で売りに出すなんて行動が不可解だ。 妻に愛想をつかれ、犯罪の泥沼にはまっていくまさに典型的な犯罪者であり、よ…

アポカリプト

監督:メル・ギブソン中盤までは多少ダレて正直心配だったが、この映画の本番は後半からだ。 捕虜から逃げ出してから、映画は加速しはじめる。これはもう大自然を舞台にしたアトラクション競争だ。黒豹、滝、沼地などのアトラクションを乗り越え、ただただ逃…

うつくしい人生

監督:フランソワ・デュペイロンほとんど音楽のないとても静かな映画だ。 タイトルとは裏腹に主人公には過酷な生活が強いられる。いろいろな試練を乗り越えながら段々うつくしい人生へと変わるまでを淡々と描いている。 全体に黄色がかった映像がとにかく美…

300 <スリーハンドレッド>

監督:ザック・スナイダー「グラディエイター」と「ロード・オブ・ザ・リング」と「マトリックス」をごった煮したような映画。戦闘はもろマトリックスだし、ゴラムは出るし、ジェラルド・バトラーはラッセル・クロウの影がちらつく。 映像は凝ってはいるが、…

プレステージ

監督:クリストファー・ノーラン冒頭のノーランの「オチは言わないでください。」がうぜぇ。 マジシャン2人の大人気ない意地の張り合いというストーリー自体がくだらない。 オチはすぐに分かるが、まさかそれは無いだろうと思ったら、そのとおりになりまし…

ザ・シューター/極大射程

監督:アントワーン・フークアスティーブン・ハンターの面白本を映画化。映画化前から期待していたが、その出来はいかに。。。 ボブ役にマーキー・マークって。。。若すぎ。一番の適役は20年前のクリント・イーストウッドだが、まあ及第点としておきましょ…

スチームボーイ

監督:大友克洋基本的に話自体が面白くない。お金は掛かっているようだが、「ラピュタ」のような想像力はなく、スケールが大きいと思いきや実は大して大きくも無い。 キャラクターが全く魅力がないのはどうしたものか。要するに人物が全く描けていない。普通…

死ぬまでにしたい10のこと

監督:イザベル・コヘット余命わずかの人間の心の叫びを繊細に丁寧に描いている。ロケのほとんどが雨が降っていることもあり、映画に悲しい雰囲気を醸し出す。 若くして子供を産み、家庭に入ったので自分のやりたいことが出来ずにいたが、余命わずかになった…

メゾン・ド・ヒミコ

監督:犬童一心ゲイとの交流というまあよくある映画です。悪い映画ではないが、取り立てて優れたところも無く、普通の映画です。 どの映画でもそうだが、ゲイ=ピュアとか聖人みたいな描き方をするので、映画がどういう展開をするのか大体読めてしまう。 キ…

特攻大作戦

監督:ロバート・アルドリッチアルドリッチらしい男たちの戦争映画。 往年のスターたちが暴れまくって痛快だ。中でもリー・マービンが最高だ。タフでかっこよく、少佐役にぴったりだ。また意外といったら何だが寡黙なチャールズ・ブロンソンも捨てがたい。 …

嫌われ松子の一生

監督:中島哲也キャラクター自身に魅力が無いため、感情移入しづらく、ただ時代ごとに物語を追っているだけの印象。中谷美紀の魅力で多少その辺は補っているが、全体的に役者が駒というかロボットのようだ。 映像面ではすごい凝っていて、こういう感じは他の…

ディパーテッド

監督:マーティン・スコセッシDVD買ったので再見。 やっぱり面白い!日本ではなぜかオリジナルの「インファナル・アフェア」の方が評価が高いようだが、個人的にはこっちの方が100倍も面白い。 最近のスコセッシ映画というかディカプリオと組みだして…

女はみんな生きている

監督:コリーヌ・セローフランス映画だがハリウッド映画風。だがどこかドタバタしていて、いまいちノレない。そこそこテンポもよく退屈させないが、やっぱりノレない。 主人公の主婦がなぜそこまで娼婦を助けるのか。。。謎だ この手のサスペンスコメディは…

ノックは無用

監督:ロイ・ウォード・ベイカーマリリン・モンローが頭のおかしい女を演じている珍しい映画。 ホテルの向かいの部屋の女との電話のやりとりなど、面白くなりそうな予感がしたが、それらの設定を生かせず平凡なスリラーに終わってしまった。

大日本人

監督:松本人志何とも判断しずらい映画だ。そもそも映画なのかコレ。 松本自身がTVの延長線と言っているように、後半の展開は正に「ごっつええかんじ」と変わらない。なので後半は結構楽しめた。 まっちゃん独特のシュールな笑いはたくさんあるにはあるの…

赤い殺意

監督:今村昌平話の流れが今の時代では考えられない。要するに昔の映画です。 ふくよかな主人公の女のはっきりしない態度がイライラします。それゆえに、男にいい様に利用され、もうただの馬鹿です。 全体的に冗長だが印象に残るシーンがいくつかあります。…