2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

あかね空

監督:浜本正機 人情時代劇として最初の方は悪くなかったけど、さほどドラマ性もなくテレビドラマっぽい作りでイマイチハマれず。冒頭の行方不明の少年の正体も何となく明かされるが、両親との絡みはない。主役の永吉がその少年と思わせるが、後で親分が登場…

HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ

監督:イライジャ・バイナム 90年代の雰囲気はいい。ただもっとノスタルジックな青春物を期待したら、ドラッグ絡みになってしまうのがアメリカ。あの時代ということは「ターミネーター2」ってのはいい選択。うぶなティモシー・シャラメもいいけど、ワルな兄…

よこがお

監督:深田晃司 やっぱり深田はいいなあ。悪意に満ちていて。人間の醜い部分とかいろいろなものをあぶり出す。時系列をずらすのも程良い塩梅で混乱を誘う。そしてなんといっても筒井真理子。熟女の魅力。ヌードも素晴らしい。「jam」でも怪演してたが、段々…

アンダー・ユア・ベッド

監督:安里麻里 ストーカー物。割と面白かった。ストーカーだから気持ち悪いのだが、相手女性の旦那がクズのせいか、ストーカー行為がそれなりに中和されちゃっている。むしろ正義の味方のようで、錯覚しそうになるけど、ストーカーは立派な犯罪。高良健吾で…

マグダラのマリア

監督:ガース・デイヴィス キリスト映画。イエスの母のことかと思ったら違った。まあこういう宗教系は詳しくないので、だらだら観てたのもあり、そんなに入り込めなかったけど。キャストは充実してるけど、活かされたかというとそうでもないような。ホアキン…

アンダーカヴァー

監督:ジェームズ・グレイ この監督は娯楽監督じゃない。やりようによっては、もっと娯楽映画にもできたろうに。でもこの地味な作風は嫌いじゃない。キャストもそれなりに揃ってるし、渋さはまあまああるんだけど、何か足りない気もする。80年代、警察一家、…

戦場

監督:ウィリアム・A・ウェルマン 戦争と雪。モノクロの映像の地味な戦争映画。兵士たちの他愛のない会話が中心で、どうにも面白くない。キャラが立ってないというか、モノクロだからか余計に誰が誰だか分からない。リアリティとか戦争の真実とか分かるけど…

i-新聞記者ドキュメント-

監督:森達也 ドキュメンタリーとしてそれほど面白いもんではない。そもそも望月衣塑子嫌いだし。ただこの映画を気に少しは好感度上がるかなと観てみたが、うん上がらなかった。なんでもかんでも安倍が悪いという、伊藤詩織の件ですらアベガーでは一体何と闘…

ハード・ナイト

監督:レニー・ハーリン 小規模な中国の「ダイハード」、いやレニー・ハーリンだから「ダイハード2」か。遺体安置所に立て籠る検視官と武装集団の攻防。普通この手のアクション物は主人公が強いって設定なんだけど、そうはしてないところは珍しい。さすがに…

新聞記者

監督:藤井道人 予想したより普通だった。政府批判とか別にいいけど、映画としてサスペンスが乏しい。原作は知らないが、望月衣塑子の妄想が痛々しい。確かに政府は酷いが、マスコミだって同じぐらい腐ってる。主演女優はまあ頑張ってはいたけど、ちょっと演…

海山 たけのおと

監督:デビット・ネプチューン 70年代に日本へと渡り、尺八奏者になったアメリカ人、ジョン・海山・ネプチューンのドキュメンタリー。こういう人がいたんだね。彼の人柄にとても好感が持てた。尺八という日本の伝統文化だけに、外国人がやることへの苦労があ…

記憶にございません!

監督:三谷幸喜 三谷コメディは好みじゃないので、期待してなかったけどそこそこ観れた。この設定だと「デーヴ」を思い出すが、あんな感じのを目指していたのかな。使い古された笑いのパターンばかりな気もするが、この映画を押し上げた要因は何といっても中…

最高の人生の見つけ方

監督:犬童一心 ハリウッド映画を日本リメイク。おっさんからおばさんへ。あまり期待してなかったからか、思ったよりよかった。オリジナルより好き。観光映画であり、家族の再生、友情と無駄なく取り入れていた優等生映画。若干物足りない部分もあるが、吉永…

守護教師

監督:イム・ジンスン あの少女は「アジョシ」の娘だったんだ。大きくなったなあ。。。マ・ドンソクって韓国のセガールっぽい気がするんだけど、どうでしょう。まあ話的には特にコレといったものはない普通のサスペンス。

ニノチカ

監督:エルンスト・ルビッチ ツンデレなグレタ・ガルボが楽しめるかどうかで決まる。デレデレし出してからは正直魅力がなくなった気がする。コチコチの共産主義者である前半の方が個人的にはよかった。あの3バカトリオのキャラは、ビリー・ワイルダー脚本か…

いつか家族に

監督:ハ・ジョンウ 韓国版「そして父になる」って感じか。まあ取り違いじゃなくて、レイプ?だけど。ハ・ジョンウは監督としても卒なくこなしていた。しかし韓国映画はクドイつーか暑苦しいつーか。まあこの無駄に濃厚なのが韓国映画なんだけど。だからちょ…

男はつらいよ 寅次郎相合い傘

監督:山田洋次 シリーズ最高作の呼び声が高いので観てみた。なるほど、しみじみとした味わいがあった。寅さんとリリーのもどかしさ。くっついてほしいようなほしくないような。寅さんもリリーも旅ガラス。一人のほうが幸せなのかも。ちょっと情けない感じの…

虐待の証明

監督:イ・ジウォン 実際の事件をベースにしてるらしい。虐待はどこの国でも存在するが、特に韓国は酷そう。同じような境遇だからこそ、少女に対して目を背けることができなかった。虐待の事実があっても、中々指摘できないもどかしさ。少女もSOSを出せない…

ルイスと不思議の時計

監督:イーライ・ロス どうしたイーライ・ロス。ホラーだけ撮ってればいいのに、こんな児童ファンタジーは似合わない。つまんなすぎて途中で寝てしまった。ケイト・ブランシェットもこんな安い映画に出るとは。とにかく全くハマらなかった。シリーズの第1作…

上海バンスキング

監督:深作欣二 戦争とミュージカル。といってもそこまでミュージカルを押してはいない。戦時中に中国で暮らした日本人たちの複雑な心情。舞台的なところやキャストに「蒲田行進曲」に通ずるものがあった。役者たちも皆軽快であった。特に志穂美悦子とケン・…

ドアロック

監督:イ・クォン 韓国だとこういう事件が本当にありそうで気持ち悪い。韓国人ってなんでこんなに気持ち悪いのだろうか。映画とはいえ、韓国人にはどこか歪んだ狂気を感じる。映画の中ではいいけど、リアルではあまり関わりたくない。。。

さらば愛しきアウトロー

監督:デヴィッド・ロウリー レッドフォードの引退作?。本当かなあ。まだまだ全然やれそうだけど。集大成と呼ぶには小ぶりだが、彼の生き様というか、エレガントで紳士な面は十分すぎるぼど出せていた。80年代のどこかのどかな感じがいい。実録物だが、こん…

金の亡者たち

監督:パク・ヌリ 金融サスペンス。こういうテーマで映画が作れるのは面白い。違法取引の内容など、分かり辛い部分もあるが、エンターテイメントとしてきちんと成立させていた。ユ・ジテなど、韓国は胡散臭い役者が揃っているので、役者の力で逃げ切った。主…

アド・アストラ

監督:ジェームズ・グレイ なんか思ってた感じと全然違った。静寂と独白。話が淡々と進んでいく。父への葛藤みたいなものがそんなにある訳でもなく、父もそこまで狂ってる訳でもなく、いまひとつテーマ自体が弱い気がした。大スターを使ったB級SFって感じか…

ヒョンジェ ~釜山港の兄弟~

監督:パク・ヒジュン 双子の兄弟が警察とマフィアの道へ進むって、「インファナル・アフェア」的なことがしたかったのかな。まあ失敗したようだが。幼少時代の事件やいろいろ絡み合った関係など、なんかごちゃごちゃ入れてくるのが韓国映画。相変わらずやり…

ニューヨーク 最高の訳あり物件

監督:マルガレーテ・フォン・トロッタ ニューヨークが舞台のドイツ映画。だからどこかハリウッド映画とは違うヨーロッパの空気が感じられた。ニックの元妻二人が同居生活することになるコメディ。まあ衝突する二人が最後には・・・という大体読める展開では…

パラダイス・ネクスト

監督:半野喜弘 台湾ロケにより、違った風味はあったけど、結局なにがしたかったのか不明。思わせぶりな割には、 妻夫木聡と豊川悦司の関係性やウリ二つの女の存在など分からないことだらけ。そもそも何で3人で旅してんの。3人の絆がイマイチなので、そこま…

あなたの名前を呼べたなら

監督:ロヘナ・ゲラ コテコテのインド映画は好みではないが、これはいつもの派手なインド映画ではなく、非常に静かで地味なもの。だからいい。御曹司とメイドの秘めた恋が切ない。そしてこの邦題が素晴らしい。

無双の鉄拳

監督:キム・ミンホ まあマ・ドンソクファンのための映画。嫌いじゃないけど、こうも沢山起用されると飽きてくる。でもこういう役者が主役を張れるのは貴重な存在。悪役がいかにも嫌な奴を、嫌に演じていて悪くなかった。

8番目の男

監督:ホン・スンワン 韓国版「12人の怒れる男」といったとこ。韓国の陪審員制度の最初のケースをモチーフにしてるとはいえ、さすがに無茶が多すぎる。陪審員が容疑者に会ったりとか、法廷でハンマー投げたりとか、夜中に実際の事件を再現したりとか、韓国ら…