2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

許されざる者

監督:李相日良リメイク。あまり期待しなかった分、ここまでいいとは思わなかった。北海道の美しい風景も作品に一層深みを与えていた。元々イーストウッドのオリジナル自体が面白い話なので、西部劇からサムライ映画に翻訳も割とスムーズに変換できていた。…

アニメミライ2014

監督:吉浦康裕、渡辺歩、今井一暁、恩田尚之「アルモニ」「大きい1年生と小さな2年生」「パロルのみらい島」「黒の栖 -クロノス-」の4本。出来は「アルモニ」>「黒の栖」>「パロル」>「大きい1年生」かな。「大きい1年生」はほのぼの系。「パロル」…

25年目の弦楽四重奏

監督:ヤーロン・ジルバーマンしっかりした人間ドラマではあるが何か面白味がない。悪い作品ではないんだけど生真面目すぎるというか。弦楽四重奏団のひとりの引退を機に4人の歯車が狂いだす。4人の俳優のアンサンブルや実際の演奏のマネっぷりはさすが。…

復讐のダラス

監督:トニーノ・ヴァレリケネディ暗殺をモデルにしたマカロニ・ウェスタンということで中々面白い着想だとは思った。ただ思ったほどそのアイデアが活かされていない。話もスムーズとは言い難く、キャラクターの性格も分かりずらい。意外と味気ないマカロニ…

アイアンマン3

監督:シェーン・ブラックうわーつまんねえ。1作目がピークでどんどんつまんなくなってる。中盤の中だるみ感がすごい。映画がどこに向かってるのかさっぱり分からなかった。悪役も迫力ないし、脚本も薄っぺらい。

エグザム:ファイナルアンサー

監督:フランク・マール続編みたいなタイトルだが、勝手に名前借りてるだけ。まあ新味のないシチュエーションスリラーだが、この手の映画としては割とマシなほう。あれ?ビリーゼイン出てた?。。。

ワイルド・ギース

監督:アンドリュー・V・マクラグレンなんか傭兵の平均年齢が高いなあ。「特攻野郎Aチーム」とかの臭いをなんとなく感じた。英国製だからかアメリカ映画のような筋肉バカな感じでなく、俳優とかもどこか紳士的な雰囲気。正直救出計画自体はやや冗長でもっ…

沓掛時次郎

監督:佐伯清人情時代劇。いい映画だった。時次郎の贖罪の旅の中で、夫を殺された妻おきぬとの間の距離が除々に縮んでいく過程をしっとりと見せる。口には出せないが二人のもどかしい愛が痛く切ない。子供も可愛くていい味出してた。強くて義理人情に厚い男…

欲望のバージニア

監督:ジョン・ヒルコート禁酒法時代のギャング映画として重厚感はないが、B級感があってなかなかしっかりとした作品になっている。キャストも結構豪華なので楽しく観れた。トム・ハーディが良かったかな。

エクスタミネーター

監督:ジェームズ・グリッケンハウス昼のテレ東でやるような映画。冒頭のベトナムでの首切りのシーンは衝撃あった。今の時代で観ても結構凄い特撮技術だと思う。まあ内容はベトナム還りの男が悪人を処刑するという、ありがちなどこかで観たようなB級映画だ…

しとやかな獣

監督:川島雄三しとやかと言うよりはしたたかと言った方がいいかも。この一家全員が詐欺師みたいな連中で、娘息子を利用して少しでも金をせしめようとする親も親なら子供たちも腹黒い。そして若尾文子も相当なビッチで煙に巻く。ボロアパートの中で口八丁な…

ゴジラVSスペースゴジラ

監督:山下賢章ゴジラより柄本明の方が目立っているような。。。出来は平凡だなあ。スペースゴジラの造形はまあまあ。宇宙のシーンになると特撮がショボくなる。Mと入ったあのヘルメットがダサい。

聖職の碑

監督:森谷司郎本題の山岳遭難事故に入るまでが長すぎる。大正時代の教師の姿を描く必要があったにせよ。ただそれだけ当時の教育理念や理想を深く描いたからこそ人物に厚みが出たのも事実。鶴田浩二の渾身の演技は素晴らしかった。遭難シーンとかが余り迫力…

ゴジラVSメカゴジラ

監督:大河原孝夫なかなか戦闘シーンに特化した作りで最近の中では面白い方かな。前作ではゴジラが味方でメカゴジラが敵だったが、今回はゴジラが敵でメカゴジラが味方。一体日本はゴジラをどうしたいんだ。メカゴジラはダサいけど、前作もそうだったしこん…

花嫁と角砂糖

監督:レザ・ミル・キャリミ決して悪い映画ではない。むしろイランという国の人々の日常の姿がよく分かり、穏やかな性格はとても親近感のような日本人に通ずるものを感じた。ただ若干地味というか映画としては物足さを憶えた。結婚と葬式が同時にくるという…

攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers

監督:黄瀬和哉なんかあまり面白くなかった。分かりづらいし専門的で独りよがりな気がした。草薙素子のなんでもお見通しぶりも鼻についた。まあシリーズのファンという訳ではないし、なんとなく惰性で観ているだけなのでこんなもんでしょう。

イノセント・ガーデン

監督:パク・チャヌク官能的な映像で印象を残すもストーリーが平凡すぎて面白味に欠ける。映像に力を入れるばかりで肝心のサスペンス描写がおざなりになった気がする。悪くは無いのだが期待が高すぎたかも。。。あれほど透明感があったミア・ワシコウスカの…

時効前夜〜ある女の告白〜

監督:ジャン=ポール・リリアンフェルドほぼソフィー・マルソーとミュウ=ミュウの会話劇。舞台の映画化だろうか?。なにも前夜に告白しなくてもいいのに。ソフィーに共感するわけでもないし、正直そのまま帰ってくれって感じ。もう本人の好きなようにさせ…

バーバリアン怪奇映画特殊音響効果製作所

監督:ピーター・ストリックランドイタリアンホラーな猥雑な雰囲気はいいのだが、雰囲気だけで終わっている。もう少し話にヒネリがあれば良かったのだが。。。主人公が製作している映画に自分もその作品の中に巻き込まれていくような展開だと思ったのだが、…

第三の影武者

監督:井上梅次影武者映画の佳作。さすが井上梅次面白い。殿が左眼を失ったら、影武者も左眼を潰さなければいけなかったり、影武者が本物になり変わったりとこの手の影武者映画の定番ではあるが、しっかりとツボを押さえた演出で良く出来た時代劇。市川雷蔵…

ゴジラVSモスラ

監督:大河原孝夫ゴジラが完全に脇役だ。モスラが主役であり、いかにも悪役のバトラがなんか味方みたいになってるし。。。どうもゴジラの立ち位置が分からない。作品によっては日本を守っていたり、今回なんて悪役だしはっきりとしてほしい。ゴジラは一体な…

コンプライアンス 服従の心理

監督:クレイグ・ゾベルいやー相当胸糞悪い映画だった。この得体の知れない気持ち悪さは何なんだ。オレオレ詐欺もこんな感じなんだろうか。こんなのおかしいと思いそうなんだが、権力とか相手側の巧妙なコントロールの前では人間はこんなに簡単に操られるも…

黒いスーツを着た男

監督:カトリーヌ・コルシニひき逃げした男の苦悩はまあまあ理解はできる。ただ目撃者の女の行動が理解不能。よかれと思って首を突っ込んだのがそもそもの間違い。被害者妻と仲良くなりながらもひき逃げ犯にも同情。挙句の果てに恋人がいながらなぜかひき逃…

よりよき人生

監督:セドリック・カーンまあありがちな貧乏映画ではあるが、しっかりと作られた佳作。ちょっとした夢がどんどん泥沼にはまっていく恐さ。華やかでないパリの底辺の姿がここにある。しかしこの二人の出会いは良かったのかどうか。。。最初は輝いているよう…

パリ猫ディノの夜

監督:アラン・ガニョル、ジャン=ルー・フェリシオリこのヘタウマな感じの画が個性的で温かみを感じた。話も面白いし、70分程度の短い時間なのでサクッと観れていい。

グランド・マスター

監督:ウォン・カーウァイ伝説の武術家イップ・マンの物語を内容よりも映像美で語る。カーウァイの美意識溢れる映像といつものスローモーションの多用にちょっと懐かしさを感じた。雨の中の格闘は「マトリックスレボリューション」を想起させた。女武術家チ…

ブラインドマン その調律は暗殺の調べ

監督:ザヴィエ・パリュこれL・ベッソン脚本なんだ。。。序盤辺りは結構わくわくさせたのだが、「セブン」風なサイコスリラーを期待するとそこまでキレはない。犯人のキャラクター造形なんかも面白いとは思うが、よくよく考えるとなんで暗殺ができるのか謎…

最後のマイ・ウェイ

監督:フローラン・エミリオ・シリクロード・フランソワの伝記。この人知らなかったが、途中で「マイウェイ」の曲が流れた時は驚いた。シナトラの「マイウェイ」はフランスの曲が原曲だったんだ。売れない無名の男がどんどんのし上がってくる感じも面白かっ…

道化死てるぜ!

監督:コナー・マクマーンキングの「IT」を連想するバカホラー。結構グロさ全開でピエロがやりたい放題の鬼畜ぶり。バカだがラストのオチとかは意外とちゃんとしてたのが好印象。

人類滅亡計画書

監督:キム・ジウン、イム・ピルソンゾンビ、ロボット、隕石衝突の3つのオムニバス。テーマは面白い題材なのだが、話は全然面白くない。特にロボット話に嫌悪感。韓国の宗教って嘘臭いしカルトっぽいし、しかもロボット僧侶に従う人間たちが気味悪い。全体…