2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2019

恒例2019年間ベスト10+1。今年も星4つなし。ただスコセッシやタランティーノなどベテランがいい仕事した。ランキングには星3.5からでなく、星3から5つ選ばれている。星3でも時間が経つと星3.5よりも好きなものが出てくる。しかし5つは多…

ういらぶ。

監督:佐藤祐市 コテコテの少女漫画。胃もたれするぐらいの少女漫画。ドS男子とおどおど女子の恋愛。くだらんけど、若い連中はこれ観て喜ぶのか。まあ一種のファンタジーだし、ノーテンキ青春映画としては、これでいいんだろう。。。

劇場版 ダーウィンが来た! アフリカ新伝説

NHKの動物番組「ダーウィンが来た! 生きもの新伝説」の映画版ドキュメンタリー。NHKの番組は知らないが、まあよくあるアフリカのライオンやゴリラを追ったドキュメンタリー。正直テレビで十分って気もするが、500本のアーカイブ映像から厳選するぐら…

運び屋

監督:クリント・イーストウッド イーストウッド劇場。警察と麻薬組織の攻防みたいな映画かと思ったら、イーストウッド出ずっぱりで驚いた。この歳でこの佇まい、色気、彼がそこにいるだけで映画になる。人生の喜びと悲哀を見せてくれた。脚本ニック・シェン…

我は神なり

監督:ヨン・サンホ 韓国アニメ。これ別に実写でもいいと思うけど、あえてアニメでやるとこが面白い。狂暴な主人公が悪と見せかけて、実は言ってることは真実だという皮肉。神という存在を出されると人はどうしてもそっちに引き寄せられてしまう。だからこそ…

バグダッド・スキャンダル

監督:ペール・フライ 湾岸戦争後のイラクの政治話。結局世の中、金ということ。皆イラクのことなど考えてない。利権に群がり、世のためだ、人権だ、正義だといっても、最後は石油、金のためなのだ。そういった連中が世界を動かしている。とまあ偉そうなこと…

翔んで埼玉

監督:武内英樹 もうちょっと期待したんだけど、思いの外普通だった。大袈裟な世界観に乗れず、埼玉をバカにしてもそこまで笑いに結び付かない。突き抜けたつもりが、違う方向に突き抜けてしまい、不発に終わった感じ。思ってたものと違った。埼玉をイジリつ…

山鳩

監督:丸山誠治 初老の駅長と娼婦の恋。モノクロの映像や素朴な味わいはある。ただそこまで大きなドラマがあるわけではないので、非常に地味な映画ではある。森繁久彌はこういう地味映画には合う。シンプルすぎて物足りなさもあるが、まあちょいおまけ。

スノー・ロワイヤル

監督:ハンス・ペテル・モランド 「ファイティング・ダディ 怒りの除雪車」を監督自らハリウッドリメイク。面白い。オリジナルより面白くなってる。やってること同じなはずだけど、なぜだか良くなってる不思議。やっぱりリーアム・ニーソンってのが大きいの…

きみの鳥はうたえる

監督:三宅唱 ダラダラした青春。なにも大きなことは起きない。ただ主要3人の平凡な日常を描いている。だけど悪くない。この3人の関係性も微妙だけど、衝突しない。ふらふらとこの地で流れるままに生きている若者たち。現実感あまり感じないけど、若者はこう…

十年 Ten Years Thailand

監督:アーティット・アッサラット、ウィシット・サーサナティアン、チュラヤーンノン・シリポン、アピチャッポン・ウィーラセタクン 「Sunset」「Catopia」「Planetarium」「Song of the City」の4本のオムニバス。なんか十年というテーマから大きく外れて…

マイ・プレシャス・リスト

監督:スーザン・ジョンソン 飛び級で進学した人って、やっぱり苦労はあると思う。この子も頭いいゆえに、周りに合わせるのに苦労しただろう。でも頭脳明晰、美人で皮肉屋。元々スペック高いから、普通にやれば男もあっさり捕まえられる。悩んでいても、なん…

素敵なダイナマイトスキャンダル

監督:冨永昌敬 実在の編集長・末井昭を基にした昭和のポルノ年代記。和製ブギーナイツをやりたかったのかなあ。当時の空気感とかはいいけど、ダラダラしてるだけ猥雑なパワーが足りない。主人公もさほど魅力的とはいえない。柄本佑はまあ悪くないけど。もっ…

スパイダーマン:スパイダーバース

監督:ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン うーん評判良かっただけに、若干期待外れ。ちょっとハードル上がり過ぎたかな。映像革命みたいな評も見たが、正直それほど凄さは感じなかった。いやまあ十分凄いんだけど、ハードルが。…

遠い一本の道

監督:左幸子 70年代、役者が監督するのも珍しいのに、女優が監督とはどういう経緯でやったのだろうか。左幸子が監督と女優としても出演してる。こんな労働者の怒りになぜ興味を持ったのだろう。AIやロボットなど高度成長時代の近代化と時代は違うが、現代…

フォルトゥナの瞳

監督:三木孝浩 予知能力の設定もありがちだし、展開も予想通り。オチも驚きはなく想定内。さほど深みはないのだけど、エンターテイメントとしては悪くなかった。神木隆之介と有村架純の相性や爽やかさに負うところも大きい。ちょいおまけ。

僕と妻の1778の物語

監督:星護 SF作家・眉村卓の実体験だそうだ。まあそうだろう。フィクションでこんな話作ったら痛々しい。正直これを観ても全く感動しなかった。てゆうか強要されて逆に辛かったんじゃない。読みたくない日もあるだろうに。どこか夫の独りよがりな気がした…

大いなる驀進

監督:関川秀雄 新藤兼人脚本なのか。東京ー長崎間の列車に乗り合わせた人々の人間模様。いろいろな事件が起こり、それでも人生は続いていく。それぞれの人にドラマがあり、人生があり、今日も列車が人を運ぶ。国鉄全面協力なので、当時の貴重な映像も見れた…

バハールの涙

監督:エヴァ・ユッソン 女たちの戦争。実話を基にしていて、女性でもこんなことしなきゃいけないのかと。イラクの社会事情に詳しくないが、いつまでこんなことしてるのだろうか。映画としてはそこまで特別なものはないが、辛い女性たちの悲しい叫びは描けて…

沈まない三つの家

監督:中野量太 1時間強の中編。3つの家族のそれぞれの形。離婚家族の万引き話はよかった。ただもうひとつの病気の叔父の話がイマイチ。大量の涙にドン引き。小便かと思ったよ。最後の息子を死なせた母のやつは短めで、夫がコンビニの店長の人。それぞれの…

ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー

監督:ダニー・ストロング 「ライ麦畑でつかまえて」の作者J.D.サリンジャーの伝記ドラマ。謎めいたイメージを持っていたが、こういう人だったのか。戦争も経験してたんだね。地位や名声にはあまり興味なかったのかな。それとももう書けなくなったのか。でも…

ボールを奪え パスを出せ FCバルセロナ最強の証

監督:ダンカン・マクマス 久保建英の影響で、スペインサッカーにハマり出した今日この頃。そのスペインで、いや世界で最強といっても過言ではないクラブ、FCバルセロナのドキュメンタリー。いやあ結構楽しめた。チーム独自の文化や哲学が見れ、ここまでの…

ハートビート

監督:マイケル・ダミアン まあ音楽やダンスはいいとして、この青春リア充たちにイマイチ共感できなかった。たいした苦労もせずに、人生楽しんじゃってなんか映画として浅い。そして肝心の最後の大会が全く盛り上がらず、あっさり優勝してハッピーエンド。あ…

Back Street Girls -ゴクドルズ-

監督:原桂之介 ヤクザが性転換してアイドル目指す。この設定がすごい。物凄くバカバカしいのだが、そこそこ笑えたりする。ヤクザがアイドル、男が女というギャップを活かした笑いで、この下らなさ嫌いじゃない。特に笑ったのは、握手会で来た少女が自分のフ…

レプティリア

監督:トビー・フーパー ようはジェイソンがワニに変わっただけの平凡ホラー。キャンプに集まった男女が襲われるという定番のやつ。確かにワニは怖いけど、あれならどうにかなるレベル。トビー・フーパーって名前だけでちょっとだけ期待したが、まあ観る価値…

ブレス しあわせの呼吸

監督:アンディ・サーキス アンディ・サーキス監督デビュー作。彼がデビューにこの作品を選んだことが、なんとなく納得できた。ただ悪い作品ではないが、ありふれた障害者映画の域を出ず、この内容でこれではやや長い。家族の支えにしても、機械化した車椅子…

マダムのおかしな晩餐会

監督:アマンダ・ステール トニ・コレットとハーヴェイ・カイテルの映画かと思いきや、実質主役はロッシ・デ・パルマだった。メイドをパーティの来客に仕立てたが、思わぬ主役になり目立ってしまったことからの騒動。まあ軽量級のコメディ。最後はハッピーエ…

アラン・ドロンのゾロ

監督:ドゥッチオ・テッサリ ワクワクの冒険活劇を期待したのだが、うーんって感じ。ドゥッチオ・テッサリなので期待値高かったんだけどなあ。あまりワクワクしなかったし、アクションもまあこんなもんか。アラン・ドロンは悪くないけど、ハマっていたかはな…

雪の華

監督:橋本光二郎 モロ少女漫画。中島美嘉の曲をモチーフにして作ったそうだが、少女漫画原作と思うくらい。いろいろな偶然の再会やら行動やらがありえなく、まあおとぎ話と考えるしかない。そもそも中条あやみと付き合えるのに、喜ばないのは不自然じゃない…

狗神

監督:原田眞人 「死国」の坂東眞砂子原作。なんでこれを映画化しようと思ったんだろう。つまんないし怖くもない。こういう山奥の村は横溝的なおどろおどろしい空気が必要だが、そんなものは出せてなかった。天海祐希も渡部篤郎も役に合ってるとは言い難い。…