2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

28週後... 

監督:フアン・カルロス・フレスナディージョ前作はかなり好きな映画なだけに今回はダニー・ボイルが監督でないなど、多少不安があったがこれは面白い。荒い映像や音楽がB級チックでよい。面白さでいえば前作の方が上だと思うが、音楽がガンガン鳴り響き終…

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

監督:ティム・バートン想像以上の血の多さにティム・バートンが隠していた?グロテスクな一面が出てしまったといった感じ。デップファンで観にいった観客はかなり面食らったのではないか。暗さと派手さが渾然一体となったバートンならではの奇妙なミュージ…

ゆれる

監督:西川美和トマス・H・クックの小説のような話で大いに期待したが、期待が大きすぎたか。決して悪くは無いが、ミステリー部分にクックのような巧妙さはないし、物語の深みも足りない。ドラマなのかミステリーなのか中途半端は印象で、非常に惜しい気が…

ジェシー・ジェームズの暗殺

監督:アンドリュー・ドミニクストーリーに大きな一本の芯が無いため前半はかなりダラダラして退屈だ。ただこの映画は静と動の使い方が上手く、静かな物語の中に突然拳銃だったり感情だったりの爆発があるので、中盤からは集中力が途切れず中々面白くはなる…

アメリカ,家族のいる風景

監督:ヴィム・ヴェンダースヴィム・ヴェンダースとサム・シェパードのコンビということなので「パリ、テキサス」に近い雰囲気を感じた。アメリカの田舎の街並みがこの物語に味わい深さを醸し出している。サム・シェパードがかつての映画スターという役で中…

単騎、千里を走る。

監督:チャン・イーモウ高倉健がまんま高倉健という役で出た中国映画。「あの子を探して」や「初恋のきた道」の監督らしく田舎の生活や子役の使い方は慣れたものだ。日本パートが随分上手く撮っているなあと思ったら日本編は降旗康男が監督ということで納得…

EUREKA ユリイカ

監督:青山真治長い。長すぎる。これだけ時間を懸けなければ伝えられないのか。もしそうなら監督としてダメだろ。話の展開も無理があるし、いろいろな物を詰め込みすぎている。もう少し編集というものの力を信じないと監督の一人よがりで終わってしまう。と…

ワイルド・スモーカーズ

監督:スティーヴン・ギレンホール中身がスカスカで全く面白くない。キャストが地味に豪華なぐらいで観る価値はない。10年前の映画だが、ビリー・ボブ・ソーントンがかなりハゲていたのがちょっとびっくり。まあ今はヅラなんでしょうけど。。。ちなみに監督…

ふたりのベロニカ

監督:クシシュトフ・キエシロフスキー幻想的な映像とイレーヌ・ジャコブの透明感のある演技で不思議な世界を醸し出している。キエシロフスキーの映画なので、もっと分かりずらいものかと思ったが、難解な表現もあるが比較的見れる映画にはなっている。とに…

大いなる休暇

監督:ジャン=フランソワ・プリオシチュエーション自体は珍しくなく、コメディとしてはよくあるパターンではあるが、ほのぼのとした雰囲気とジジイばかりの俳優たちがいい味出している。もう少し毒気があればもっと良くなったとは思うが、これはこれで悪く…

ザ・インタープリター

監督:シドニー・ポラック盛り上がりに欠ける味気の無いサスペンス。そもそも話自体が面白くなく、映画の背景がいまいち分かりずらい。せめて役者の魅力で引っ張ろうとしたがN・キッドマンとS・ペンの相性が余り良いとはいえない。特にペンのキャラ付けが…

白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々

監督:マルク・ローテムントナチス政権下で反ナチスのビラを配っただけで死刑になった女性を描いた映画。当時の社会状況では、このような理不尽なことが当然あっただろう。主人公が信念を貫き、巨悪に立ち向かうという構図だが尋問シーンが多く、場面展開が…

2007

発表!2007年ベスト10!!!といっても実際は、このブログを始めてからのベスト10なので厳密に言うと違う。だから1月、2月あたりに見た映画が入っていないが、まあこれはしょうがない。また2007年に公開された映画ではなく、あくまでも2007年に観た…