2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

純愛中毒

監督:パク・ヨンフン韓国のこの手の恋愛映画(特にイ・ビョンホン主演)は普段はスルーするが、ツイストが利いたストーリーということで、どんなもんかと観てみた。なんだこれは東野圭吾の「秘密」ではないか。あの話を知っているので、恐らくアレをやるん…

或る夜の出来事

監督:フランク・キャプラまさにロマコメの古典であり、教科書のような映画。無駄のないストーリー展開、小粋なセリフの数々、印象深いシーン(有名なヒッチハイクやドーナツを漬すとことか)など、今観ても古さを感じさせないぐらい洒落ている。クラーク・…

イエスマン “YES”は人生のパスワード

監督:ペイトン・リード近年イマイチ生彩さを欠くジム・キャリーだが、これはいい部類。いつものようにやりすぎた芝居はあるが、それがあまり鬱陶しく感じなかった。エキセントリックなズーイー・デシャネルや気のいい友人のブラッドリー・クーパーと配役が…

ビハインド・ザ・サン

監督:ウォルター・サレス2つの家族の対立の話。片方の家族の1人を殺したら、もう片方の家族が報復する。これが繰り返されるんだから、殺し合いが終わらない。敵対するマフィアの対立ならまだしも、人里離れた2つの家族しかいないような土地での争いに、…

ダイブ!!

監督:熊澤尚人ダイビング競技という題材がいい。スポーツにかける中学生(高校生という設定にした方が自然だと思うが)たちのスポコンという、設定自体に新味はないが、ダイビングという競技が観るものを引き付けるアクション性があり、ストーリーの平凡さ…

ラブソングができるまで

監督:マーク・ローレンス観終わった後、ほとんど残らない映画だが、ラブコメとしての出来はいいので大甘評価。ヒュー・グラントとドリュー・バリモアなので、この手のラブコメはお手のもの。ヒュー・グラントは歌まで披露して、最近では一番いい役だと思う…

シャーロック・ホームズの冒険

監督:ビリー・ワイルダービリー・ワイルダーとシャーロック・ホームズの組合せだが、さてその出来栄えは。ワイルダーだからか堅苦しさはなく、全体的にコミカルな印象。ワトソンとの漫才コンビも快調。記憶を失った美女、カナリア、宗教集団、ネッシーと謎…

ヤッターマン

監督:三池崇史珍品。あのアニメを実写化しようという発想がないわ。しょぼいCG、キレの無いアクションなど日本映画の技術力の低さに、なんか悲しくなった。。。深田恭子のドロンジョは、最初むちむちしすぎてるし、覇気の無い芝居にミスキャストだと思っ…

少年メリケンサック

監督:宮藤官九郎宮藤官九郎も宮崎あおいも余り好きじゃないので、観なくてもよかったのだが、何となく観てしまった。といってもちょくちょく眠気に誘われたので、まあ面白くなかったということなんだろう。特に魅力的なストーリーや登場人物があるわけでも…

青の炎

監督:蜷川幸雄原作は随分前に読み、映画化したら観たいとは思ったが、ようやく観れた(遅っ)。原作の青春ミステリーとしての良さはまあまあ捉えていたと思う。確か湘南が舞台なのも原作通りだったような。。。ただ少々セリフが不自然なところがあったり、…

ラスト・ブラッド

監督:クリス・ナオン昨日観たアニメ版の実写リメイク。もっとグダグダな出来かと思ったが、それほど酷くはなかった。冒頭の地下鉄のシークエンスも忠実に再現してあり、これはちょっと嬉しかった。ただやはりアニメ版ぐらいの長さが丁度よく、尺を伸ばした…

余命1ヶ月の花嫁

監督:廣木隆一決して悪い映画ではないが、映画的な面白さが薄いので、その辺の楽しみはない。まあこういう病気ものは評価しずらいなあ。。。作り手の真摯な姿勢は伝わったし、何より榮倉奈々と瑛太の自然な演技には好感を持った。特にラストのビデオレター…

ニセ札

監督:木村祐一「ドロップ」に続いて、芸人監督もの。品川よりはマシだが、木村祐一らしさというか、あまり強い個性は感じなかった。中盤までは結構面白く、ニセ札を作る過程や村の人間たちの人間模様はなかなか良かったのだが、終盤の物語の決着のつけ方に…

BLOOD THE LAST VAMPIRE

監督:北久保弘之面白いじゃん。50分程度の長さが丁度いい。人物設定や背景など余計なものを省略しているので、テンポもよく一気に観れる。米軍施設やハロウィーンの設定、そして主人公がセーラー服ってのが何かアメリカを意識した作りに感じた。さてこれ…

女王陛下の007

監督:ピーター・ハントジョージ・レーゼンビーの2代目ボンド作品。G・レーゼンビーがボロクソ言われた映画だが、はっきり言ってそんなに悪くない。むしろ結構いいじゃん。ちょっとクライブ・オーエンに似てるな。。。雪山を舞台にしたスキーアクションは…

デュエリスト/決闘者

監督:リドリー・スコットリドリー・スコットの監督デビュー作。ちっぽけな名誉のために執拗に決闘を申し込む男とそれを嫌々付き合わされる男の話。この二人が決闘することは、もはや運命なのかと思うぐらい行く先々で出会う二人。最初はプライドの問題だっ…

ドロップ

監督:品川ヒロシ最近流行の芸人監督もの。何か評価しずらいなあこの映画。ケンカに明け暮れる不良たちに、たいして感情移入できないが、品川のこの映画をどうしても作りたいんだという思いは伝わった気がする。しかしよくよく考えるとやってることは「ビー…

鴨川ホルモー

監督:本木克英もっと突き抜けたおバカ映画を期待したが、蓋をあければ一体何がしたいのかさっぱりだ。各キャラクターたちの魅力が薄いので、青春ものとしてもキャンパスライフものとしても駄目。コメディっていっても笑えないし、そもそも”オニ”の対決自体…

荒野の1ドル銀貨

監督:カルヴィン・ジャクソン・パジェット娯楽満載のマカロニウエスタンで話がよく組み立てられている。ジュリアーノ・ジェンマが髭をそる前と後で印象が変わり、最初はちょっと混乱した。しかしあれだけ多くの敵をジェンマが一人で倒してしまうという、な…

シャッター アイランド

監督:マーティン・スコセッシ原作読了済みより、この映画の仕掛けは分かっていたので、その仕掛けよりもスコセッシがあの小説をどう料理したかに注目。タイトルロールのフォントや重厚な音楽にスコセッシ流のゴシックスリラーがやりたいんだなと納得。この…

第9地区

監督:ニール・ブロンカンプスラム化したエイリアン居住区に南アフリカの格差や差別がメタファーとなっているのがミソ。また空に浮かぶ巨大な宇宙船のインパクトやCGの高い技術にも大いに感心。しかしものすごーく期待していただけに、ちょっと期待値が高…

ミラーズ

監督:アレクサンドル・アジャ韓国映画のリメイクらしいが、そっちは観てない。基本「リング」の系統の映画で、鏡に殺されるって話がいいじゃん。ずば抜けた部分はないが、普通に楽しめるレベル。妹の殺され方なんかは結構グロくて、なかなかの殺され方(笑…

いとしい人

監督:ヘレン・ハントヘレン・ハントの監督デビュー作。監督デビュー作としては合格点といえる出来。40前の女性の不妊の悩みから養子、そして親子とはという話をコメディとシリアスのバランスを取りながら描いた大人のロマンス。久しぶりのベット・ミドラ…

ブレイド2

監督:ギレルモ・デル・トロこのシリーズには何の興味もないが、監督がギレルモ・デル・トロとあっては観るしかない。基本的にヴァンパイアものってあまり好きではない。「アンダーワールド」とかも全然ダメだし。。。この映画もヴァンパイア映画お馴染みの…

ホノカアボーイ

監督:真田敦この主人公は何がしたいのか、そして監督は何がやりたいのかよく分からん。主人公の成長物語なのだとしたら何も成長してないし。。。のんびりとしたハワイ島の風景はいいんだけど、ほんとそれだけ。映写技師の話にしても何一つ踏み込んで描いて…

マンダレイ

監督:ラース・フォン・トリアー舞台劇をそのまま映画化したようなシンプルなセットは「ドッグヴィル」と同じやり方。またそれかと思ったが、そのうち慣れてくるから不思議。北欧のオリバー・ストーンと言いたくなるラース・フォン・トリアーの挑発は相変わ…

シリアの花嫁

監督:エラン・リクリスこれから嫁ぐ花嫁に殆ど笑顔がない。イスラエルに占領されたゴラン高原の花嫁がシリアに嫁ぐ。シリアに嫁げば二度とゴラン高原には帰れないからだ。また花嫁だけでなく家族それぞれにも問題を抱えており、どれもがやはり政治や宗教に…

ソルトン・シー

監督:D・J・カルーソードラッグ、潜入捜査、復讐とどこかで観たことあるストーリーだが、無難に楽しめる。キャストも映画ファンなら嬉しくなるぐらい豪華。それにしてもヴァル・キルマーはこんなような映画多いなあ。。。細かなディテール(トランペット…

007は二度死ぬ

監督:ルイス・ギルバート昔の007にさほど興味はないが、日本が舞台ということで鑑賞。ここが変だよ日本のオンパレードかと思ったが、そうでもなく前半は意外といっては何だがかなり面白い。しかし後半からショーン・コネリーが日本人に扮したり、忍者が…

ステイ

監督:マーク・フォースター夢なのか現実なのか、虚構と現実が入り乱れた展開に、あっこれは「ビューティフル・マインド」がやりたいのかと思ったら違った。ラストのオチ自体は悪くないが、ただ正直一度観ただけではよく分からん。なのでもう一度観ればとは…