2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

魂のゆくえ

監督:ポール・シュレイダー もろ「タクシードライバー」。その「タクシードライバー」の脚本家であるシュレイダーだからよりそう感じるのも無理はないだろう。正直主人公の宗教観とかはよく分からんのだが、人は余命わずかになったりすると、絶望的になりこ…

なで肩の狐

監督:渡辺武 原作花村萬月。まあいかにも90年代のアクションって感じ。話も地味だし、アクションもキレがないし、真相も普通。椎名桔平はまあまあよかった。

ザ・センダー/恐怖の幻想人間

監督:ロジャー・クリスチャン ちょっと期待したんだけど、微妙だった。面白くなりそうな雰囲気はあったんだけど、分かり辛く、悪夢を伝達するってことだが、イマイチこちらに伝わりきれてない。そのため何が起こってるのかよく分からん。主演女優は綺麗だっ…

BG、ある19才の日記 あげてよかった!

監督:丹野雄二 60年代の恋愛事情や性事情などが垣間見れた。処女膜再生なんて言葉も出てきて、結婚相手に処女であるふりをするために手術なんていうのも時代を感じる。まあいわゆる不倫なんだけど、これはいつの時代も同じか。ダンディな二谷英明には大人の…

アパレル・デザイナー

監督:中島良 冒頭に”この映画は全てのアパレル関係者に贈る”みたいな言葉があり、まさにそんな映画。アパレル業界で働く人たちの応援歌的なものに感じた。薄味ではあるが、アパレル愛はすごい伝わった気がする。アパレル関係者じゃないけど。。。高嶋政伸は…

夕陽のあと

監督:越川道夫 生みの母か育ての母か。難しい問題だ。子供のことを一番に考えなければいけないというが、子供にとってどっちがいいのかなんて分からない。貫地谷しほりに勝手な親だと思う反面、それでも自分がお腹を痛めて産んだという思いも理解できる。彼…

ザ・ピーナッツバター・ファルコン

監督:タイラー・ニルソン、マイケル・シュワルツ ロードムービーにダウン症とプロレスを絡めた青春映画。まあなんてことない小さな話ではあったが、3人の掛け合いや海のシーンはよかった。ほろ苦い味わいがあり、まるで黄昏時のような映画だった。レスラー…

だれもが愛しいチャンピオン

監督:ハビエル・フェセル 知的障害者のスポーツ物。この手のやつはあまり好きではないが、悪い作品ではなかった。オーディジョンで選ばれた実際の障害者のキャストが皆魅力的であったのが大きい。スペイン人ってバスケやるんだね。。。

デリート・ヒストリー

監督:ブノワ・ドゥレピーヌ、ギュスタヴ・ケルヴェン ヘンテコなコメディ。中盤まではあまり脈絡もなく、変人たちが騒いでいるだけかと思ったら、ようやく標的を見つけて殴り込みをかける。今のネット時代の様々な問題や不満をぶつけている。確かに価値感が…

ライフ・イットセルフ 未来に続く物語

監督:ダン・フォーゲルマン うーんなんか心に響かない。こういう絡み合った人間関係とか運命の繋がりとか結構好きなタイプの作品なのに。ちょっと作為的で、作り手のドヤ顔がちらついた。頭でっかちとまでは言わないが、なんかインテリぶった割には、壮大な…

打倒(ノック・ダウン)

監督:松尾昭典 まあ悪くはない。ボクシング青春映画。赤木圭一郎のための映画。ただボクシングシーンはかっこだけで、あまり殴り合いって感じではない。会長の大坂志郎や稲垣美穂子がよかった。二谷英明もいいけど、技術者でなんか妙なもん作ってるが、その…

永遠の門 ゴッホの見た未来

監督:ジュリアン・シュナーベル ウィレム・デフォーが素晴らしい。そもそもの顔が似てる。ゴッホ映画はたくさん作られてるが、シュナーベルは自身も画家だし、「バスキア」とかも撮ってるし、画家として監督としてゴッホという素材は興味があったことだろう…

新鞍馬天狗

監督:安田公義 シリーズ1作目。雷蔵の鞍馬天狗が意外とよかった。続編も作られたそうだが、確かにもっと観たいと思わせるものはあった。鞍馬天狗自体よく知らないけど、イメージしてたものと違った。覆面をした雷蔵がいかにもな正義の味方でかっこよかった…

新諸国物語 七つの誓い 黒水仙の巻

監督:佐々木康 シリーズ3部作の第1作目。なのでコレだけ観ても冒険は始まったばかりなので、なんとも評価がし辛い。和風冒険活劇って感じで、実は父親だったとか財宝の謎を解けとか、まあなんかありがちな展開ではあるが、当時の少年たちはこれぐらいベタ…

リムジン ~余命60分~

監督:スティーヴン・C・ミラー この監督の時点で嫌な予感はしたが、案の定つまんなかった。川底に沈められた大型リムジンに閉じ込められた男女6人の脱出。そこに回想などを交えるわけだが、うん中身が薄い。こいつらの人間関係も嫌だし、一応密室系の割に…

霧の中の少女

監督:ドナート・カリシ ミステリー作家が自身の小説で監督デビュー。とりあえず警察がマスコミに情報をばらしまくるのはどうなのよ。結局犯人に踊らされただけではあったが、その結果犯人も地獄を見る羽目に。イタリアの名優トニ・セルヴィッロは爺だけど、…

ハロウィン

監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン リメイク版は確か観た。でもオリジナル版は多分観てない気がする。そのオリジナル版の続編。オリジナルのジェイミー・リー・カーティスも復活ってことだが、やっぱジェイミー・リー・カーティスはいいね。3世代の婆さ…

ザ・プレイス 運命の交差点

監督:パオロ・ジェノヴェーゼ 米TVドラマ「The Booth ~欲望を喰う男」のリメイクだそうだが、オリジナルは知らん。「おとなの事情」の監督というので、ちょっと期待したんだが、うーん。。。ほぼワンシチュエーションという「おとなの事情」と同様なのは…

37セカンズ

監督:HIKARI よかった。とても心に沁み渡った。そしていろいろと考えさせられた。障害者に向き合い、中々言い辛い部分も隠さずさらけ出した。障害者の性にも踏み込み、女性監督ならではの視点もあったと思う。漫画家という設定もよかったし、アニメ的な表現…

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密

監督:ライアン・ジョンソン 正直期待したほどではなかった。アガサ・クリスティ的なミステリーを現代でやってみましたって感じで、この手の古風なやつ嫌いじゃない。そして中盤までは面白い。回想シーンなど編集を分かりやすくしていて巧い。特にクリストフ…

象は静かに座っている

監督:フー・ボー デビュー作が遺作になったフー・ボー監督作で、4時間弱の群像劇。これだけ長くても退屈させなかったのは凄いけど、4時間はさすがにどうなのよ。それを2時間にまとめるのが監督の仕事って気がしないでもない。現代中国を映した人間模様で、…

エクストリーム・ジョブ

監督:イ・ビョンホン これずっと俳優のイ・ビョンホンの監督作だと思っていた。なんでこんなコメディ撮ってんだろうとずっと不思議だったけど別人かよ。さすがにコレ撮ってたら結構な才能だよな。。。最初はこのノリに微妙だったけど、除々に面白くはなった…

恐竜が教えてくれたこと

監督:ステーフェン・ワウテルロウト 出会った少女と共に少女の本当の父親を突きとめるのだが。。。こういうひと夏の冒険系に弱いんだよね。少年にとっては掛けがえのない一週間となったことだろう。時間も短く気楽に見れる。ただ少女はもうちょっと可愛くて…

ザ・ソウルメイト

監督:チョ・ウォニ もはやマ・ドンソクものというジャンル。生き霊とその生き霊が見えるようになったマ・ドンソクのバディ捜査。何か似た様な映画あったような気がするが。。。まあ特にどおってことないが、マ・ドンソクの魅力で成立はしてる。子供がかわい…

在りし日の歌

監督:ワン・シャオシュアイ 80年代から30年におよぶ中国の一組の夫婦を見つめたもの。約3時間もあるので、じっくりとこの夫婦の歴史を描いている。長いし、時間軸もいじくっているので多少分かり辛い。いろいろと混乱するが、そこも含めて長さにアクセント…

大奥十八景

監督:鈴木則文 大奥もの。そこに徳川家綱の世継ぎなどを絡めたちょいエロ時代劇。将軍あおい輝彦はさっさと退場してしまって、その後の主役は勝野洋にバトンタッチ。将軍の子供探しになる。決してつまんなくないし、エロもあるし、まあそれなりには楽しめた…

しなの川

監督:野村芳太郎 昭和の波乱の時代に生きた一人の女性の物語。由美かおるが母親のような男好きみたいな言われ方をして、ちょっとかわいそうだと思ったら、ほんとそんな人生を歩み出すんだけど、それでもあまり嫌悪を抱かないのは、全て彼女の美しさゆえ。由…

完璧な他人

監督:イ・ジェギュ イタリア映画「おとなの事情」の韓国版リメイク。元々話がよく出来てるから、どっかがリメイクすると思ったら、世界18か国でリメイクのギネス記録だそうだ。さすがにリメイクしすぎ。もちろん日本版も作られた。で今作は韓国版だけど、ま…

ジョン・F・ドノヴァンの死と生

監督:グザヴィエ・ドラン 個人的にモデルにディカプリオを想定して観てたら、監督自身がディカプリオにファンレターを送ってたとこから着想と後で知り驚いた。まあそこまで大した映画じゃなかったけど。ただ嘘をつかなきゃいられない辛さ、変な誤解をされて…

悦楽交差点

監督:城定秀夫 城定映画としては上の部類。ちょっと「アンダー・ユア・ベッド」っぽかった。視点が切り替わるとこがキモだが、まあこの手の手法はもはや珍しくなく、多分それをやってくるなとは思ったので、さほど驚きはない。面白かったけど、正直もうひと…