2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

エビデンス -全滅-

監督:オラトゥンデ・オスンサンミ証拠物件の映像が警察の科学捜査で事件を解決していくというアイデアは中々面白いと思った。ただ内容自体はよくあるPOVなので退屈。溶接マンというバカキャラは悪くない。いろいろと無理のある展開だし、オチも編集して…

ヴェロニカ・マーズ [ザ・ムービー]

監督:ロブ・トーマスヴェロニカが帰ってきた。TV版は好きだったので、この復活はうれしい。まあファン向けな気もするが、それでも後半はそこそこ盛り上がった。キャストたちの同窓会みたいな雰囲気もあり懐かしい。またヴェロニカの勇姿が見たいので続編…

3人のアンヌ

監督:ホン・サンスこれがホン・サンスか。初めて観る。ストーリーと呼べるものはほとんどなく即興でやってるようだ。イザベル・ユペールだけ3人の別の役だけど、脇役たちは同じ役者に同じ役をやらせている。よって反復的な映像になっていて、その試みはな…

藁の楯

監督:三池崇史あんま評判良くなかったようだが個人的には結構楽しめた。漫画チックな話なのでつっこめば細部に不自然な部分はたくさんあるが、そのバカっぽさも含め設定自体には面白いものがある。そして大沢たかおの演技が凄く良かった。こういう嘘臭くな…

ビューティフル・ダイ

監督:アダム・ウィンガード「サプライズ」の監督アダム・ウィンガード、脚本サイモン・バレットコンビ作。なのでそこそこ期待したのだが中盤まではほんとに退屈で眠かった。つまんねえなと諦めかけた時にこの映画の仕掛けが見えてきて、ようやく少しは面白…

マキシマム・ソルジャー

監督:ピーター・ハイアムズ低予算B級アクションで終わるような内容をここまでのレベルに押し上げたのはピーター・ハイアムズの力。さすがハイアムズ。昔はあんなにお堅い俳優だったのにヴァン・ダムが悪役を嬉しそうに演じている。つーか芸風が変わった(…

おしん

監督:冨樫森今更だなあなんて思って観たが結構よかった。これも全ておしんの健気さにある。まだ小さい子供ながら芯が強く、最初は反発しても最後には皆に愛される存在。そんなおしんを濱田ここねが一生懸命演じている。この必死に頑張る姿は応援せずにはい…

女と三悪人

監督:井上梅次大がかりなセット。江戸のにぎやかな街並み。華やかな雑踏の中で三人の男が同じ女に恋をする。ライバルなんだけどこの三人の男たちの友情がなんかいい。なかなか良く出来ているとは思うのだが、肝心の恋の部分が今一つ煮え切らない気がした。…

小早川家の秋

監督:小津安二郎小津安二郎らしい日本の家族映画。ゆったりとした淡々なドラマだが、家族への愛情やら古き良き日本の生活などはなんかほっこりさせられる。取り立てて大した話ではないが、それを言ったらほとんどの小津映画に言えることだしね。中村鴈治郎…

雁の寺

監督:川島雄三エロ住職と愛人と小僧の愛憎劇。ネチネチと小僧をいじめてはいるがこの程度で坊主が犯罪に走るとはまだまだ未熟。まあ不遇な生い立ちとか愛人の存在などいろいろな不満もあったんだろうが。逆にもう少し小僧の怒りの描写がほしかったかも。で…

会社物語 MEMORIES OF YOU

監督:市川準独特の間で雰囲気で映画を撮っている。これはこれでどこか大都会東京に彷徨っている定年間近のサラリーマンの心情をよく表していた。それにしてもこれはどこか身につまされるような映画だった。どこにでもいる普通のサラリーマンをハナ肇は見事…

ザ・コール 緊急通報指令室

監督:ブラッド・アンダーソンまあ軽量級のサスペンスだが、携帯というアイテムを上手く使いテンポよく展開していって飽きさせない。誘拐と緊急通報指令室という組み合わせが緊迫したやりとりを生みだすことに成功。最後は単純な解決というオチにしなかった…

ファントム/開戦前夜

監督:トッド・ロビンソン正直開戦するかしないかの緊迫感があまりない。状況も分かりづらい。大好きなエド・ハリスだが、やや精彩がない。D・ドゥカヴニーがこんな大きな役とはねえ。。。ウィリアム・フィクトナーと役を入れ替えてもよかったかも。

タイピスト!

監督:レジス・ロワンサルなんか可愛らしい作品なんだけど、あんま乗れなかった。タイピストの競技自体があまり面白くない。まあいかにもなフランスらしいラブコメ。ロマン・デュリスはひげが無いからいつもと感じが違っていた。

バトル・オブ・ライジング コールハースの戦い

監督:アルノー・デ・パリエール実話が元になっているのが作品をつまんなくしてしまったようだ。単純な復讐劇にすればよかったのだが、実話に縛られた結果なにか終盤にいくにしたがってトーンダウンしてしまった。マッツ・ミケルセン、ブルーノ・ガンツ、ド…

サプライズ

監督:アダム・ウィンガード至ってシンプルなホラー映画。だけどテンポがいいので飽きない。動物マスクもインパクトはある。サプライズって割にはたいしたサプライズはないが、この監督今後期待していいかも。女強え。

サイド・エフェクト

監督:スティーヴン・ソダーバーグ薬物依存や製薬会社の利権など薬漬け社会アメリカを告発するような社会派映画かと思ったら、前半と後半で全く別の顔を見せてくる。なるほどこういう展開に持ってくとはお見事。病弱そうで暗いルーニー・マーラの起用も全て…

絞首台の下

監督:西河克己序盤辺りは中々面白くなりそうな予感はしたが、人がバタバタ死んでいき、不自然な描写も多くイマイチなサスペンスだった。ただ終盤の砂丘のような場所での撮影は良い画が撮れてた。ラストも政府の圧力で結局記事にできないというなんだか骨折…

エリジウム

監督:ニール・ブロムカンプ上は富裕層で下が貧困層というSFではありがちなパターン。まあ内容自体に新しさはなかったが、ディテールというか細かいアイテムや装置などに見るべきものはあった。風景も「第9地区」に似てるし、ロボットなどにもいろいろ共…

人狼ゲーム

監督:熊坂出この手の数多あるシチュエーション・スリラーの中では割といい方では。人狼ゲームは名前は知ってるがルールは知らない。最初はルールが分かりづらく、もう少し整理してもらうとありがたいのだが。そして真の敵は一切出てこない。。。ラストの前…

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

総監督:庵野秀明新劇場版の第2弾。これ観る前に第1弾の「序」も観た。前回観た時はあまりハマらなかったが改めて観ると結構面白かった。それはさておき今作だが大変楽しめた。訳も分からず投げ出された少年たちの青春と葛藤。世界観も謎に満ち、戦闘の迫…

巨神兵東京に現わる

監督:樋口真嗣まあ10分程度の短編なので評価するのは難しいが、タイトル通り巨神兵東京に現わるってだけ。そして破壊しまくるCG。なのでストーリーはあってないようなもの。あれはミニチュアだったか。どうりで少々違和感があったなあ。しかしあの人形…

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

総監督:庵野秀明新劇場版の第3弾。前作から14年後。えーそういう展開?。なんか自分が思い描いていたものと随分違った作品に変貌していた。正直この作品がどこに向かっているのか分からない。主人公のやることなすことが悪い方向に向かっていく。意図し…

上京ものがたり

監督:森岡利行原作は西原理恵子の自伝的コミック。田舎から上京した人にはもっとストレートに伝わるのかも。全体的にゆったりとした作品。特にこれといって凄いものはないし、主人公も大変ではあるがさほど過酷な状況でもない。むしろ早々成功した方だろう…

THE ICEMAN 氷の処刑人

監督:アリエル・ヴロメン実在の殺し屋リチャード・ククリンスキーを描いたクライム物。60〜70年代の描写やマイケル・シャノンにはまあまあ観るべきものはあったが、全体的に平板な内容で驚きが無い。起伏も小さく物語のうねりがないのでどうも物足りな…

暗闇の丑松より 初姿丑松格子

監督:滝沢英輔殺人事件の調査というサスペンスな出だしから、ことの真相が明らかになる第一部。殺人容疑で江戸から逃げる丑松と引き離される妻お米。第二部はその二年後お米に会うために江戸に戻るが途中に立ち寄ったところにお米は女郎になっていた。なん…

フローズン・グラウンド

監督:スコット・ウォーカーニコラス・ケイジとジョン・キューザックの「コンエアー」の二人というだけが唯一の見所であって内容は凡作。なぜこんな映画に出たのか。主演二人のスターパワーの低下が見えてくる。。。

ドリフト

監督:モーガン・オニール、ベン・ノット実話を基にしたサーフィン映画。まあ普通。兄弟の絆やビジネス、不良との対立そして大会出場と一通りの要素は揃っている。70年代のオーストラリアが舞台だが、あまり時代の古さを感じなかった。

若者たち

監督:森川時久「ひとつ屋根の下」を思い出した。60年代の日本の姿が見れる。高度経済成長はしていたけど、貧しい家もたくさんあった。5人の兄弟のそれぞれの生き方を熱いハートでぶつけ合う。とにかく熱い。みんなが必死に生きていた時代の空気が伝わる。…

妖僧

監督:衣笠貞之助妖術を使う雷蔵のキャラは面白いとは思ったが、そのキャラを活かしきれていない。もっとアクション寄りの映画にすれば良かったのに。。。