サイド・エフェクト

監督:スティーヴン・ソダーバーグ

薬物依存や製薬会社の利権など薬漬け社会アメリカを告発するような社会派映画かと思ったら、前半と後半で全く別の顔を見せてくる。なるほどこういう展開に持ってくとはお見事。病弱そうで暗いルーニー・マーラの起用も全て伏線になっていたか。キャサリン・ゼタ=ジョーンズがバッグでジュード・ロウの頭をなぐるとこが妙にリアルで良かった。今作がソダーバーグの引退作らしいが、どうせ撤回するのは分かってる。まあこの作品観ると引退は勿体ないな。