グシャノビンヅメ

監督:山口洋

当時22歳の現役大学生が撮ったインディーズSF。結構すごくないかコレ。ちょっと「JUNK HEAD」を思わせた。20年以上前の映画だが、なぜこれがあまり知られてないのか謎。すごい話題になってもおかしくないぐらいよく出来ている。ほぼエレベーターの中の話。一人の少女と乗り合わせた人達に起こる顛末。低予算ながら滅茶苦茶頑張っている。映像を駆使して退廃的な世界観を構築し、話の展開やオチなどもしっかりと作り込まれている。この監督これ以降ぱっとしないようだが、埋もれてしまうのは惜しいぐらいの才能を感じた。