2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2023

恒例2023年間ベスト10+1。今年もアニメが多め。そしてさすがスコセッシ。スコセッシの年間一位は4回目とどんだけスコセッシ好きなんだよ。まあ世界一好きな監督なので、こうなるわな。。。他気になった作品は「デリシュ!」「君たちはどう生きるか…

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り

監督:ジョナサン・ゴールドスタイン、ジョン・フランシス・デイリー ビデオゲームを映画化。まあ大体想像通りの内容。この手の物の中では割と評判良かったので期待したが、まあ普通。ヒュー・グラントの胡散臭さ。かつての貴公子も最近はこういう使われ方な…

BURN THE WITCH

監督:川野達朗 1時間程度の中編アニメ。「BLEACH」の久保帯人原作ということだが、「BLEACH」は全く詳しくないのでそこは別にどうでもいい。アニメシリーズの序盤をまとめたものって感じで、よくある設定と内容ではあるが、キャラクターの個性や今後に期待…

出来ごころ

監督:小津安二郎 主人公の喜八のキャラクターは、後の「寅さん」の原点だそうだ。確かに似ている。人情物だが正直そこまで楽しくはなかった。いっそ喜八の恋の話の方を望んでいたのだが、サポート役に変わり恋を応援する寅さん的な展開に。喜八と次郎のお互…

M3GAN/ミーガン

監督:ジェラード・ジョンストーン まさに不気味の谷。可愛いより気味悪い。こんなの売れないよ。しかしターミネーターは人間そっくりだけど、不気味さはなかった。微妙に似てるぐらいが一番怖いということか。高度なテクノロジーへの警鐘。こういう映画って…

ファミリア

監督:成島出 役所広司版「グラントリノ」。なんか多様性を意識した作り。「グラントリノ」ほど深みはないが、役所の力でそれなりに。役所と佐藤浩市が同じ画面にいるだけで、この映画を観る価値はあったが、ちょっと勿体ない使い方だな。ブラジル系への暴力…

スクリーム6

監督:マット・ベティネッリ=オルピン、タイラー・ジレット シリーズ第6弾。もはや相関関係が分からず、誰々と過去の名前を言われてもよく分からないのでイマイチついていけない。あれダーモット・マローニーだったんだ。どっかで見た顔だと思ったけど誰だ…

恋のいばら

監督:城定秀夫 「ビヨンド・アワ・ケン」のリメイク。オリジナルは知らない。中々面白かった。リベンジポルノを恐れて元カノと今カノが結託するという話がいい。やっぱり玉城ティナはいい女優だ。城定秀夫仕事多すぎないか。まあそれでこの安定感はさすがだ…

赦し

監督:アンシュル・チョウハン 悪くはないのだが、どこかテーマが不明というか。加害者と被害者遺族の対峙。法廷劇としてもそれほど何かあるわけでもなく、サスペンス性も薄い。もっとヒリヒリするものを期待していただけに、ちょっと拍子抜けした感じ。日本…

ピザ 死霊館へのデリバリー

監督:カールティク・スッバラージ インドのホラー映画。全然面白くない。つーか怖くない。最近っていうかコレ最近の作品じゃないけど、インド映画って結構捻ってくるよね。これも後半どんでん返し的な展開を見せるけども、正直巧いっていうより強引さの方が…

PERFECT DAYS

監督:ヴィム・ヴェンダース 東京便所物語。これが東京。東京の朝と夜。高速道路、スカイツリーとああ東京だなあとしみじみした。この感覚は日本人にしか分からないのではないか。何気ない中年の日常。大きなことは何も起きない。それなのに年末の映画館で何…

ワイルド・スピード/ファイヤーブースト

監督:ルイ・ルテリエ CGだらけで、もっとアナログなカーアクションが見たい。まあ金かかるし、危険だし、めんどいしで無理か。マンネリだけどジェイソン・モモアのおかげで少しはマシになった。段々マーヴェル映画みたいになっている。いつまで続けるんだコ…

和製喧嘩友達

監督:小津安二郎 サイレント映画。1929年の15分程度の短編。トムとジェリーみたい。仲良く喧嘩しなみたいな。殴り合うシーンはチャップリン映画みたいで、サイレント映画に殴り合いは相性いい。

突貫小僧

監督:小津安二郎 15分ぐらいの短編サイレント映画。1929年だから約100年前の作品か。まあこの時代の映画なんで大した中身ではない。悪ガキのイタズラに大人が四苦八苦といった内容。人さらいとか100年前の日本の風景とか貴重な映像ではある。初…

シスター 夏のわかれ道

監督:イン・ルオシン 主人公はいくつぐらいなのか。とても幼く見えるが、子供が子供の世話をするみたいで、もっと大人が絡まないと。肝心の大人たちは子供に子供を任せるという体たらく。歳が離れても、会ったことなくてもそれでも姉弟。二人のけんかしなが…

アイ・アム まきもと

監督:水田伸生 「おみおくりの作法」をリメイク。こんな話だったっけ。マキモトみたいな奴っているよね。空気読めないし、会話嚙み合わないし、それでいて真面目。阿部サダヲはこういうクセある役はお手の物。出来としてはオリジナルの方がよかったかな。こ…

時の支配者

監督:ルネ・ラルー 監督は「ファンタスティック・プラネット」の人で、原作も同じ人。世界観とか雰囲気は「ファンタスティック~」に近い。あっちほどではないが、どこか不気味さを感じる。めくるめく映像と展開ではっきり言って訳分からんが、この世界に身…

幻滅

監督:グザヴィエ・ジャノリ まあなんというかフランス映画って感じ。作りが真面目というか、やはりエンタメは苦手な国といういつもの印象。これセザール作品賞なんだ。19世紀前半のパリのメディアはこんなに進んでたのか。田舎者がメディアで成り上がるも、…

愛情の決算

監督:佐分利信 佐分利が監督主演。佐分利がこんな情けない役って珍しい。しかも三船に原節子と濃厚なメンツ。小林桂樹や八千草薫もいて、なんだか物凄い画に力があるのだが、映画はあまり締まらない。この時代では随分と編集がトリッキーというかなんという…

イディオッツ

監督:ラース・フォン・トリアー 悪質などっきりみたいなもん。そこから社会の偽善を暴くとかいろいろ意味を見出そうとするけど、トリアーはそんなこと実は興味ないのではないか。今でいえば迷惑系ユーチューバーみたいなもんで、ただ面白そうだからやってみ…

恋の渦

監督:大根仁 クズばっかだな。こういう人間たちと関わりたくない。チャラい連中の生態を見せられ、不快だがそれでもどこか引き込まれるものはあった。とにかく会話が頭悪い。こいつらに共感もなにもないが、9人の男女の恋愛模様を巧みにさばき群像劇として…

非常線の女

監督:小津安二郎 小津のサイレント映画。いつもの小津のスタイルという感じでなく、アメリカ映画の影響を凄く感じた。会話のやり取りのくどさはまさしく小津のスタイルではあったけど。ダラダラとした男女のどうでもいい話は正直退屈さはあったが、終盤まあ…

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男

監督:ジェイ・ローチ 結局赤狩りとは何だったのか。まあそういう時代だったってこと。その時代では悪。でも今振り返れば、そこまでしなくてもって話。名前を隠してもオスカー2つ獲るんだから相当優秀な脚本家だったんだな。いやむしろその干されたからこそ…

ダークグラス

監督:ダリオ・アルジェント アルジェントらしい作品。盲目とか大袈裟な音楽とかいかにもなジャーロ映画。安っぽくてバカっぽいんだけど、これはこれで味があるというかなんというか。昔のような才気はもはや無くなってしまったが、たまにはバカを楽しむのも…

襲撃 BURNING DOG

監督:崔洋一 Vシネマとしては出来はいい方なんじゃない。沖縄ロケもどこか異国の雰囲気を感じさせる。なにより又野誠治がいい。こういう役者が今はいない気がする。最近はヤワな役者ばかりで、この手のタフガイは貴重だよ。内藤剛志も若い。二人の組み合わ…

フィアー・ザ・ナイト

監督:ニール・ラビュート B級だし、ニール・ラビュートも随分と普通の監督に成り下がってしまった気がしないでもないが、思った以上には楽しめた。プロットも単純だし、特に凄いものは何もないのだが女性たちが男たちに立ち向かうのは観ていて悪くなかった…

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー

監督:阪元裕吾 無駄話はタランティーノの影響か。あまり上手くいってるか分からんが。そしてなぜか菅田将暉押し。アクションは前作の方が面白かった気がするし、なんとなく全体的にスケールダウンしたような。でもラバーガールはいい。。。

茶飲友達

監督:外山文治 タイトルからほんわかした映画かと思ったら、高齢者のデリヘルの話でした。最初は主人公に共感できなかった。このクラブ自体はアリだとは思うのだが、なんつーか主人公の演技なのか立ち振る舞いなのかどこか見下した感じとこの運営がやや宗教…

憧れを超えた侍たち 世界一への記録

監督:三木慎太郎 WBC制覇した侍ジャパン完全密着ドキュメンタリー。結果は知っていても確かに熱いものがあった。大谷とキャッチャーの会話の内容が中々聞けないような話で興味深かった。優勝もそうだが、勝ち方が劇的。特にメキシコ戦はよく勝てたよ。吉田…

ナイトライド 時間は嗤う

監督:スティーヴン・フィングルトン 夜の犯罪映画。先日観た「ホイールマン」みたいな感じ。ただ全編ワンカットというのが特徴ではあるが、それをやる意味があまり感じられない。大きなアクションがあるわけでもなく、ほぼ車の中の運転での会話が中心。この…