2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

オズの魔法使

監督:ヴィクター・フレミングこの手のこってこってのファンタジー映画は苦手だが、素晴らしい映画だった。1939年製作なのに、このSFXの凄さはとても信じられない。一体どういうことなんだ?。今のCGまみれのファンタジーと比べ、手作り感があって…

お日柄もよく ご愁傷様

監督:和泉聖治なかなかよく出来た家族映画。昔ながらの日本の家族映画の伝統を受け継いでいるようだ。結婚式と葬式がいっしょに来てしまったことからの、てんやわんやの大騒動。しかしそれだけに終わらず、長女の出産やその婿の浮気、次女の恋愛、そしてリ…

チャップリンの独裁者

監督:チャールズ・チャップリン小さい頃観た記憶があるが、ほとんど憶えていない。。。まあそんな訳で久しぶりに観てみた。チャップリンというとサイレント映画を想像するので、この映画もてっきりそうだと思ったら、トーキーだった。正直最初はチャップリ…

OSS 117 リオデジャネイロ応答なし

監督:ミシェル・アザナヴィシウス監督アザナヴィシウス、J・デュジャルダン主演だから観たけど、そうでなければ特に観なくてもよし。細かいギャグの数々は、数撃ちゃ当たるで笑えるものもあるが、全体的にみれば安いギャグばかり。銃を撃つ時、いちいちポ…

丹下左膳餘話 百萬兩の壺

監督:山中貞雄これは大傑作!ちゃんばらヒーローの丹下左膳なんて全く知らないし、山中貞雄のことも知らないし、そもそも古い時代劇を楽しめるか心配だったが、杞憂に終わった。1935年の時代劇なのに全く古さを感じないストーリーの面白さ。そして物語…

ブラック・ジャック ふたりの黒い医者

監督:手塚眞手塚治虫の息子、手塚眞が監督。ブラックジャックは知ってはいるが、見たことないので、その世界観は何となくしか分からないが、まあまあかな。可もなく不可もない。初見なのでブラックジャックのライバル登場!と言われてもねえ。。。彼自身も…

OSS 117 私を愛したカフェオーレ

監督:ミシェル・アザナヴィシウスカフェオーレって。。。これ東京国際映画祭でグランプリだもんな。今ではM・アザナヴィシウス作品としての価値のほうが高いかも。まあショーンコネリー風味のジャン・デュジャルダンの顔芸、というか眉芸を楽しむ。回想シ…

海底超特急マリン・エクスプレス

演出:手塚治虫、出崎哲24時間テレビ内で放送したTVスペシャルアニメ。「バンダーブック」の方が面白い。あっち同様この作品も滅茶苦茶なんだけど、その滅茶苦茶が「バンダーブック」は上手くいったが、これはダメ。いやだからといって、そんなつまんない…

セイビング・フェイス 魂の救済

監督:シャーミーン・オベイド=チノイ、ダニエル・ユンゲ2011年のオスカードキュメンタリー短編賞作。パキスタンやばい。女性に暴力を振るう男はどこの国にもいるけど、暴力にも限度がある。異常なのは酸をかけるという行為だ。女性の顔は変形してしま…

月世界旅行

監督:ジョルジュ・メリエス1902年フランスのモノクロ・サイレント映画で、世界初の劇映画でありSF映画でもある。まあ映画の歴史的資料であって、作品どうこうを語る映画では無いと思う。正直面白くはない。月の目に大砲がつき刺さる画は好きだけどね。15…

100万年地球の旅 バンダーブック

演出:手塚治虫第1回の24時間テレビ内で放送された手塚アニメ。一応タイムトラベルものなのかな。ただいろんなものがごった煮になった、ある意味、無茶苦茶な話ではあるが、結局言いたいことは”愛は地球を救う”という24時間テレビのテーマには通じてい…

海岸

監督:テリー・ジョージ2011年のオスカー短編実写賞作。30分程度の短い話。兄弟同然だったが 誤解から疎遠になり25年ぶりに故郷に帰って再会する話。短いながらもちょっとしたユーモアや再会の緊張感など悪くない出来。再会時、変に劇的な演出をしな…

モリス・レスモアとふしぎな空とぶ本

監督:ウィリアム・ジョイス、ブランドン・オールデンバーグ2011年のオスカー短編アニメ賞作。温かみのある世界観、やさしい作風と、いい雰囲気は醸し出している。本に対する愛情も感じた。たださほど胸に迫るものがなく、物足りない部分も。本の中のタ…

甘い人生

監督:キム・ジウン韓国版香港ノワール?。タイトルから想像したものとは全然違っていた。でも予想以上に面白かった。しかし相変わらずの韓国映画の暴力ぶりにはいやはや。ほんとコイツら暴力まみれだな。でも苦境に立たされた後の一人一人を血祭りにあげて…

手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく

監督:森下孝三なんか最近「火の鳥」とか手塚治虫ものばかり観ている。。。これは3部作の1作だそうだ。てことは後2作作るのか。へー楽しみじゃん。ブッダなんて仏教を開いた人程度で全然知らないが、かなり濃密な話で、どこまでが手塚の創作か分からない…

世界にひとつのプレイブック

監督:デヴィッド・O・ラッセルブラッドリー・クーパーがよく喋る。物凄い台詞の量で終始喋り続けていた。役者にとってはやりがいがある役だろう。負けじとジェニファー・ローレンスも喋る。本音でぶつかり合う二人が言い合いになると、化学変化が起き楽し…

ゼロ・ダーク・サーティ

監督:キャスリン・ビグローキャスリン・ビグローは相変わらず硬派で骨太な映画を撮り続ける。でも正直「ハートロッカー」と大して変わらない。いや面白いんだけどね。ビンラディン追跡と殺害、といってもたかだか2年前の話をもう映画化。拷問やら爆破テロ…

街の灯

監督:チャールズ・チャップリン子供の頃観た気はするが、改めて再見してみた。文句なしの名作といえる。有名すぎるシーンの数々。笑いや恋だけでなく、不況時代の苦しみやペーソスを滲ませることによって、ただのコメディとは違う深い味わいが出ている。浮…

有りがたうさん

監督:清水宏気持ちのいい映画だ。ほのぼのとした空気が全体を包み、当時の日本の生活、風習、人間模様がバスの中につまっている。売られる娘や朝鮮労働者など時代を感じさせる社会背景もあるが、みんな一生懸命生きている。上原謙もさわやかな青年を好演。…

ダーティハリー4

監督:クリント・イーストウッド昔観たことあったが、イーストウッドが監督なので、どんなもんかと思い再見してみた。前半のイーストウッドのはみ出しぶりは、あまりストーリーに機能していないが、まあ中盤から面白くなるので良しとしよう。レイプの被害者…

プライズ〜秘密と嘘がくれたもの〜

監督:パウラ・マルコビッチ監督の少女時代を描いた半自伝的映画らしい。多分自身の体験だろうと思わせるものは確かに感じられた。少女の生活を淡々と描いているが、この少女が可愛いので退屈しない。こういうのを観ると子供には敵わないというのがよく分か…

私だけのハッピー・エンディング

監督:ニコール・カッセルがさつなケイト・ハドソンがうるさい映画。まあ言ってしまえば、いつものケイト・ハドソンの映画である。そんな彼女ががんで余命わずかとなり、恋に落ち、友情を感じ、両親と和解しラストはしっとりなハートウォーミングな作品。ウ…

劇場版 xxxHOLiC 真夏ノ夜ノ夢

監督:水島努アニメは数話見たことあるので、大体の設定は分かる。上映時間60分だし、内容もTV版をちょっと膨らました程度なので、わざわざ劇場でやる必要があるのか。内容としては普通だが、コレクターのコレクターや大量のコレクションの映像はまあま…

デビル・インサイド

監督:ウィリアム・ブレント・ベル「エクソシスト」をフェイクドキュメンタリー風にしてみましたってだけの大して工夫のないホラー。金はないけど一発当てたいという映画人は、この手のものに飛び付くんだろうね。よってこのジャンル一向に減らない。。。サ…

つばさ

監督:ウィリアム・A・ウェルマン第一回アカデミー作品賞受賞作のサイレント映画。活弁とBGM付きで見たがBGM無しだと辛いかも。しかし1927年の映画と考えると本当によく出来ているといえる。こんなに観易く、そしてベタな展開はある意味気持ちいいぐら…

グレイヴ・エンカウンターズ

監督:ザ・ヴィシャス・ブラザーズパラノーマル系ホラー。もう飽きたと言いつつ、また観てしまった。。。で、予想通りつまらない。普通どんなホラーでも1つぐらいは怖かったり、驚いたりするんだけど、1つも恐いものが無かった。つまらないのは仕方ない。…

火の鳥 宇宙編

監督:川尻善昭いやーこれ面白いわ。素晴らしいSFアニメ。やっぱり手塚治虫って凄いんだなと今更言ってみる。ここ最近続けて火の鳥を観てきたが一番の出来。とにかく話が面白い。いきなりミイラ化して自殺した乗組員という謎を残し、四人が個別で脱出。そ…

マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙

監督:フィリダ・ロイド改めて伝記映画の難しさを感じた。基本、伝記映画は退屈である。これもその法則通りになってるが、それはやはり題材自体にあまり面白味がないからだ。晩年のサッチャーが過去を回想するような形式を取っているが、ただ歴史をなぞって…

火の鳥 鳳凰編

監督:りんたろう「2772」は娯楽性があったが、こっちは随分と哲学的だ。これが本来の火の鳥なのかな。60分と短い時間だが、結構話は深い。善人がダークサイドに落ち、悪党が愛に目覚め改心する。この辺の運命の皮肉やハヤメがてんとう虫の生まれ変わ…

火の鳥 ヤマト編

監督:平田敏夫日本の古墳時代の話。対立していたクマソ国の首領の暗殺を狙うが、その妹に恋をしてしまい、苦悩するが暗殺。その後、敵に追われるも火の鳥に助けられ、なんとかヤマト国に戻る。しかし父は既に亡くなり、暗殺も失敗を望んでいたと聞かされる…