つばさ

監督:ウィリアム・A・ウェルマン

第一回アカデミー作品賞受賞作のサイレント映画活弁とBGM付きで見たがBGM無しだと辛いかも。しかし1927年の映画と考えると本当によく出来ているといえる。こんなに観易く、そしてベタな展開はある意味気持ちいいぐらいだ。戦争映画だが、戦地での友情とある女性との三角関係、友情の亀裂そして死。最後は真実の愛とツボを心得た展開。死んだはずの友が実は生きてて、ドイツ軍の戦闘機で戻るが、敵だと思い撃ち落とすとこなんかの話の作り方も実に上手いと思った。また陸や空の銃撃戦が予想以上に迫力があり、今観ても十分見劣りしないぐらいの撮影技術に驚嘆した。中盤のパリでの泡押しは意味不明でアレはいらなかったかな。。。