プライズ〜秘密と嘘がくれたもの〜

監督:パウラ・マルコビッチ

監督の少女時代を描いた半自伝的映画らしい。多分自身の体験だろうと思わせるものは確かに感じられた。少女の生活を淡々と描いているが、この少女が可愛いので退屈しない。こういうのを観ると子供には敵わないというのがよく分かる。何かに怯えながらひっそりと暮らしている、そのピリピリした空気は敏感な子供には伝わっている。でもなぜこんな暮らしをしているのかはよく分かっていない。子供ながらに感じ取った理不尽な生活に、少女はただ泣くしか方法がなかった。。。