2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

大いなる西部

監督:ウィリアム・ワイラー はっきり覚えてないが、昔観たような気がする。。。チャールズ・ビックフォードの顔と暴れ馬の顔を何となく記憶してる。いやあさすがワイラー、大作です。二つの対立する家系とそこで絡み合う男女関係。その地にグレゴリー・ペッ…

愛と平成の色男

監督:森田芳光 令和になって、この映画を観ることになるとは。。。平成元年に作られたバブル映画。バブルでトレンディの象徴みたいな石田純一の起用とはよく分かってる。軽くて、薄くて、スカスカな映画だが、それこそがバブル時代であり、ある意味時代を的…

ガーンジー島の読書会の秘密

監督:マイク・ニューウェル そんなに大した話ではなかった。ミステリーってことだが、そこまで大きな秘密があるわけでもなく、ちょっと拍子抜けした。キャストも全体的に地味。島の風景や読書会などはいいけど。マイク・ニューウェルなので、もうちょっと期…

KILLERS/キラーズ ~10人の殺し屋たち~

監督:ケン・サンゼル ニコラス映画としては悪くない。としてはね。殺しが数珠つなぎのように繋がっている趣向はまあまあよかった。それでも全体的にB級で、結局いつもの安いニコラス映画になってしまったが。。。

チャーリーズ・エンジェル

監督:エリザベス・バンクス リブート版。これじゃない感。根本的な世界観が間違っている気がする。キャストが「チャーリーズ・エンジェル」に合ってない。知名度不足だし、なんつーか華がない。古臭さがなく、今風にしてるのも違和感しかなく、だったら「チ…

フル・コンタクト

監督:リンゴ・ラム これぞチョウ・ユンファの香港アクション。「男たちの挽歌」シリーズほど凄くはないが、これはこれで楽しめた。古臭くダサいんだけど、カッコイイ。音楽とかもダサいけど、クセになる。日本のVシネマみたいで、音楽の使い方等、結構香港…

アンキャニー 不気味の谷

監督:マシュー・ルートワイラー ちょっと「エクス・マキナ」を思い出した。オチは想定内だった。まあこういうの嫌いじゃないけど。ただ長編でやるならもっと何かがほしい。短編向きな話で、ボリューム不足。エンドロール後、さらにもうひとつ驚きが。ちょい…

スペシャリスト

監督:セルジオ・コルブッチ コルブッチだから観た。うーん平凡、期待外れ。スペシャリスト(達人)って割には、言う程達人ではない。何も面白味が無く終了すると思ったら、最後は少しだけ変態性が見えた。町の住人が全員裸になるという、西部劇では見たこと…

空の青さを知る人よ

監督:長井龍雪 「超平和バスターズ」第3弾。まあよかったんじゃない。これは完全に「君の名は」の影響が見られた。「君の名は」が後に与えた影響力の大きさと同時に、それに引っ張られすぎる懸念も感じた。このうじうじ感が岡田麿里なんだが、これはこれで…

命みじかし、恋せよ乙女

監督:ドーリス・デリエ うーん、何だコレ。結構変な映画。幻想的かと思ったら、そうでもなかったり。ドイツ映画だけど、日本文化も入っているので、より奇妙なものに仕上がっている。展開も斜め上をいき、中々びっくりするシーンもあった。終盤の日本シーン…

フィードバック

監督:ペドロ・C・アロンソ ラジオで過去の罪の告白を脅迫されるってやつ。どっかで観たことあるようなパターン。特に新味もなくまあまあ。脚本に「サマー・インフェルノ」のアルベルト・マリーニの名前が。あれは面白かったけど、これは普通。。。

バッドボーイズ フォー・ライフ

監督:アディル・エル・アルビ、ビラル・ファラー もはやオワコンと思ったが、最終的には少しは盛り返した。とはいえやはりキレがない。若くてエネルギッシュだった頃に比べて、面影はなく、無理やり続編作った感は否めない。新しいメンバーも加わり、親子愛…

エリカ38

監督:日比遊一 浅田美代子の起用というのは結構思いきったキャスティング。彼女は見事に応えている。映画も悪くないが、もっとドロドロさや人間の醜い部分を引き立たせてもよかったが、意外と淡白に終わった。この作品を企画した樹木希林は出しゃばらず、意…

キューブリックに魅せられた男

監督:トニー・ジエラ キューブリックの影。彼の後ろにはレオン・ヴィタリという男がいた。もはや何でも屋で、奴隷のように主人に捧げてきた男。大体こういうのって死んだ後に文句タラタラ言うんだけど、彼は文句も言わず、死んでも尚、キューブリックへの愛…

TENET テネット

監督:クリストファー・ノーラン 冒頭からノーラン節炸裂。オペラハウスに「ダンケルク」風音楽が鳴り響く。今作はハンスジマーじゃないのね。スパイ映画にオーケストラの相性は抜群だ。いきなり超絶アクションで、この世界に放り込まれる。この映画はもうひ…

ドクター・スリープ

監督:マイク・フラナガン 「シャイニング」の続編。狂ったJ・ニコルソンや双子、三輪車、迷路と断片的であまり内容を憶えてないので、それだとちょっと厳しいかな。まあ憶えてても微妙な気がするが。超能力者同士の対決みたいな話で、そもそもこんな話だっ…

パレス・ダウン

監督:ニコラ・サーダ ムンバイで勃発した同時多発テロものだけど、びっくりするほど中身が薄い。事件の恐さをそれほど感じないし、あまり映画化した意図が見えない。フランス人が巻き込まれたってだけで、それ以上でもそれ以下でもない普通な映画。

続・深夜食堂

監督:松岡錠司 前作より良かった気がする。食堂が置いてけぼりになってない。喪服、歳の差カップル、オレオレ詐欺と各エピソードも悪くなかった。多彩な常連キャストにも愛着が出てきた。都会のオアシスというか、こういう店なんか行ってみたいけど行きづら…

サンセット

監督:ネメシュ・ラースロー 一人の女性の果てしない探求。自分は何者なのか。一体周りで何が起こっているのか。主人公同様、観てる側も何が起きてるのか分からない。常にカメラが主人公の背後にあり、主人公といっしょに絢爛豪華なブダペストの迷宮に彷徨っ…

やくざ非情史 刑務所兄弟

監督:松尾昭典 やられるやり返すの、まあよくあるヤクザ映画。ありきたりだけど悪くはないよ。安藤昇も典型的なヒーロー的ヤクザ。脇役たちもそこそこ豪華。しかし敵も味方も死にまくり。ほぼ主人公だけ生き残り、主要キャスト全員死んだ。。。

映画 深夜食堂

監督:松岡錠司 TVドラマの劇場版ということだが、TV版は知らない。前半はいい。この世界観というか、場末の食堂の寂れた雰囲気とそこに集う常連たちのなんてことない掛け合い。食堂と客と料理がリンクしていて、この地味な味わいは気に入った。だけど後…

平成ジレンマ

監督:齊藤潤一 子供の頃、悪いことしたら「戸塚ヨットスクールに連れてくぞ」なんてよく親に言われたなあ。。。自分はある程度なら体罰は肯定派である。戸塚校長の考え方も分からなくもない。過保護になりすぎ、教師の立場が弱くなるいっぽうな現代教育の在…

眠る村

監督:齊藤潤一、鎌田麗香 やってることは「約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯」と変わらないようなと思ったら、監督が同じ人だった。よほどこの事件が気になるようだ。その前作からの違いといえば、被告の奥西勝が獄死したこと。また蒸し返すみたいで、…

ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ

監督:前田哲 病気で尾びれを失ったイルカの“フジ”が、人工尾びれで復活するという実話。沖縄でそういうことがあったんだねってのは分かったが、何だか淡白で余り感動もなかった。イルカは可愛かったけど。高畑充希15歳、結構昔にデビューしてたんだね。。。

つつんで、ひらいて

監督:広瀬奈々子 装幀家・菊地信義に密着したドキュメンタリー。悪くはない。ただ本の装丁という非常に地味なテーマゆえ、つまらなくはないが、取り立てて面白さはない。でもこんな世界もあるのかと興味深い部分はあった。デザインの作り方やその過程、工程…

インフィニティ 無限ループ

監督:ヒュー・サリバン うーん、ループ物好きだけど、どうも乗れなかった。設定がそもそも弱く、過去に戻る必要性があまりない。登場人物の行動も不自然で、映画のための駒としての行動になっちゃってる。舞台も安っぽく、この人達は一体何がしたいのかと。…

国士無双

監督:保坂延彦 同名サイレント映画のリメイク。まあオリジナルは観たことないが。時代劇コメディで、まあまあ楽しいけど軽い。中井貴一とフランキー堺の決闘とか師匠の笠智衆に修行するフランキー堺とか非常にバカバカしい。皆とぼけた演技で、変な映画には…

陽気なギャングが地球を回す

監督:前田哲 伊坂幸太郎原作のクライムコメディ。原作だと軽快でスタイリッシュみたいな感じなんだろうが、映画にすると何か野暮ったくダサい。キャストも豪華な割には、魅力的といえず。カーチェイスのCGとか日本は映画に金かけないねえ。だから画が弱い…

エスケイプ・ゲーム

監督:ジャック・クルーガー まあよくある謎解いて、ゲームをクリアするってやつ。てっきり「エスケープ・ルーム」だと思っていたら、ゲームかよ。。。ゲーム自体面白くないし、結局主人公の精神がおかしかったみたいな感じで、もうどうでもいい。凡作。

ちいさな独裁者

監督:ロベルト・シュヴェンケ 恐ろしい。評価に困る。人間ここまで邪悪になれるか。戦争がそうさせるのか。脱走兵がナチス将校の軍服を盗んで、将校になりすます。そして権力を手にして大虐殺。ちょっと前までは自分も殺される側だったのに。いやまさかやら…