2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ホテル・ムンバイ

監督:アンソニー・マラス 「ジェノサイド・ホテル」で、この事件を知った。まあ内容はあの映画と余り変わらないが、こっちの方がよかった気がする。しかしテロリスト達が無慈悲すぎる。神を持ち出せば、何でも正当化できる恐さ。首謀者がまだ捕まってないの…

イソップの思うツボ

監督:上田慎一郎、中泉裕矢、浅沼直也 激しく微妙。どっかで観たことあるような話を寄せ集めた安い作品。なんつーかセンスがない。役者も安い。驚かそうと必死になってるけど、空回りしてる感じ。「カメラを止めるな!」で少しは期待してたけど、これだと厳…

あゝ決戦航空隊

監督:山下耕作 特攻作戦の創始者・大西瀧治郎の生涯。東映の豪華すぎるキャスト。特攻はどうやって生まれたのか、その決意と苦悩。まあ見応えはあるのだが、果たして200分もかける必要があったのだろうか。そこまで退屈はしなかったけど、こんなに時間をか…

決算!忠臣蔵

監督:中村義洋 忠臣蔵が好きなら楽しめるのかも。予算という切り口は面白そうに思えたけど、意外とそうでもなかった。ちょっと長いのも疲れた。芸人ばかりなのは、いいようなそうでもないような。堤真一のお笑いセンスはさすが。

アヴリルと奇妙な世界

監督:クリスティアン・デマール、フランク・エキンジ 素晴らしい。SFという言い方より、冒険科学って感じ。話も練られているし、作画も味わいがあってよかった。日本のアニメみたいにキャラデザが媚びてないのがいい。それゆえ余り可愛くはないけど。宮崎…

プロジェクト・グーテンベルク 贋札王

監督:フェリックス・チョン 贋札作りのサスペンスはよかったけど、後半アクション映画に変貌して、ちょっと観たかったものと違ったかも。まあチョウ・ユンファだし、しょうがないのかなあ。途中の取調室での過去語りに、ん?これもしかしてアレやるのか?と…

幸福路のチー

監督:ソン・シンイン 台湾のちびまる子ちゃん風味の「おもひでぽろぽろ」って感じ。成長したチーが幼き日々を振り返り、自分の居場所や家族の愛情に思いを馳せる。日本に近いものも感じたが、そこまでノスタルジーには浸れなかった。台湾の歴史とか結構現実…

ウォーデン 消えた死刑囚

監督:ニマ・ジャヴィディ イラン映画でこういうのって珍しい。消えた死刑囚とそれを探す所長。さほどサスペンスがあるわけではない。政治的背景もあまりない。あの墨がそんなに意味があるように思えなかったけど。出世を控えた所長が、最後に見せた良心はい…

ジョニーは戦場へ行った

監督:ダルトン・トランボ 昔観たような観てないような。思った程ではなかった。白黒とカラーの大胆な構成で、現実と夢、回想を表現。顔も見せず、肉の塊のような主人公の苦しみは分かるが、若干心の声が邪魔な気がした。もっと静寂な画面の方が、より残酷さ…

テルアビブ・オン・ファイア

監督:サメフ・ゾアビ タイトルから戦争映画かと思ったら、なんだよ昼メロかよ。ちょっと「ブロードウェイと銃弾」を思い出した。中々よく出来てるとは思うが、いまいちイスラエルとかパレスチナの政治的、歴史的背景が分からないので、本当の面白さや狙いが…

ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん

監督:レミ・シャイエ 良アニメ。そんなに作画とか凄い訳じゃないけど、味があって美しかった。少女の船探しという大冒険をしっかりと感じることができた。海と氷の過酷な状況下で生き抜き、甘やかされたお嬢様から一人の女性として成長し、戦友のごとく船乗…

ジュマンジ/ネクスト・レベル

監督:ジェイク・カスダン うーん普通。このリブート版シリーズあまり好きではない。R・ウィリアムズの旧シリーズの方がよかった。キャラが入れ替わるのも、ややこしくて面白さに繋がってない。ダニー・デヴィートのキャスティングはよかったけど。。。

アマンダと僕

監督:ミカエル・アース お互いに家族を失った者同士。ダヴィッドにとっては姉であり、アマンダにとっては母である。それでも母を失った子供の恐さは大人よりも大きい。ただ現実的にはアマンダを育てていかなければいけないダヴィッドの将来への不安もよく分…

ラスト・ムービースター

監督:アダム・リフキン まるでバート・レイノルズ本人を振り返ったような映画。死ぬ最後にこんな映画に出会えるなんて、ある意味役者として幸運と言えるのではないか。イーストウッドやデニーロにはなれなかった。でも彼は彼で一時代を築いたと思う。いっぱ…

人妻観察委員会

監督:城定夫 人妻が観察される。まるで鳥かごの中の鳥のように。結局これは現実なのか妄想なのか。波多野結衣はいい体してる。。。

殺人拳2

監督:小沢茂弘 まあつまんなくはない。千葉ちゃんのアクションはもはやギャグで面白い。殺しにいったり、刺客に狙われたりと、ひたすら闘いの連続。そのシンプルで潔いとこはいい。ラストは車が爆発して、燃え盛る中、千葉真一、軽快な音楽、エンドクレジッ…

旅のおわり世界のはじまり

監督:黒沢清 前田敦子、ウズベキスタンを彷徨う。不思議な映画。前田敦子が初めてマトモな女優に見えた。彼女はクセがあるので苦手だが、イジメたおかげ?で吹っ切れた。さすがに観覧車のシーンはドン引きしたが。こんないい加減なクルーはあり得ないと思う…

わるいおんな

監督:城定夫 こんな女が田舎にいたら、男達は寄ってくるんだろうな。浮気しないように妻を物置に閉じ込めてたら、逃亡犯がその中にいて、逆に毎日知らぬ間に浮気されるはめになるのは面白い。めぐりがエロくてよかった。。。

片目のジャック

監督:マーロン・ブランド やるじゃん監督ブランド。海が出てきたりと確かに異色な西部劇。復讐劇なんだけど、ブランドとカール・マルデンは一時の和解を迎える。しかし復讐の炎は静かにグツグツと煮えたぎる。刑務所にいた男と片や成功した男。二人が再会し…

ブラック校則

監督:菅原伸太郎 確かにやりすぎな校則はあるかもしれないが、この程度のことで自由とか叫ばれてもねえ。そもそも落書きを自由にして、校則守ってないじゃん。大人を懲らしめる痛快さとかも足りない。モトーラ世理奈は可愛くない。。。

クレオパトラ

監督:手塚治虫、山本暎一 もはや普通のクレオパトラの映画ではない。冒頭から宇宙船が出てきて、タイムマシンでクレオパトラの時代に精神を移動させるってんだから。手塚治虫って時点で予想はしていたが、案の定、サイケデリックなものだった。自身のキャラ…

閉鎖病棟 -それぞれの朝-

監督:平山秀幸 イマイチやりたいことが見えない。精神病院の話なのか、殺人の話なのか。病院内の患者も、そこまで深く描ききれてない。メインは鶴瓶と小松菜奈だけに絞った方がよかったのではないか。綾野剛がそこまで重要ではない。悪くはないんだけど、ど…

旅愁の都

監督:鈴木英夫 モテ男と過去のある女の恋。昭和の地味なメロドラマ。人間関係も複雑に絡み合い、悪くはないんだけど、肝心の過去がある有力者の愛人だったでは、大したことないじゃん。もう少し二人に試練があれば良かったのだが、最後はあっさりくっついて…

ともしび

監督:アンドレア・パラオロ シャーロット・ランプリングが全て。彼女の表情自体がもう多くのことを物語っている。ただの老人の日常生活をそのまま撮ったような、ほんと何でもない話。そして夫や家族の状況説明がほとんどない状態。何かが起きてるが淡々と生…

リトル・モンスターズ

監督:エイブ・フォーサイス コメディ風味なゾンビ映画。まあ普通。ルピタ・ニョンゴの幼稚園の先生ってのが意外で、キュートな一面を見せ、いつもと違った魅力を出せていたと思う。

荒野にて

監督:アンドリュー・ヘイ 馬との逃避行なのだが、アメリカの田舎の貧困とか孤独な空気が伝わってきた。なぜそこまであの馬に固執したのか分からないが、きっと自分と似たものを感じたんだろう。スティーヴ・ブシェミ久しぶりに観た気がする。。。

ヴィランズ

監督:ダン・バーク、ロバート・オルセン 平凡なクライムコメディ。強盗カップルがサイコパスな夫婦の家に逃げ込んだら。。。正直センスも工夫もない。序盤のビデオカメラの映像で、もっと裏がありそうかと思ったら、全くなく拍子抜けである。

ホール・イン・ザ・グラウンド

監督:リー・クローニン 子供が突然別人のように変わってしまうという割とよくあるやつ。おかしくなったのは自分の方か、それとも子供が何かに取り憑かれたのか。まあ結局コピーされたってことなんだろうが、目新しいものはなかった。巨大な穴も何か期待させ…

寄生体XXX

監督:ジャスティン・マコーネル 別題:スキンウォーカー。思ったほど悪くなかった。相手の体を乗っ取って、体が腐り出すと、また次の体へと次々に乗り換えていく。この発想自体はいい。そして過去に愛した女へと辿っていくというのもいいのだが、そこからも…

死霊船 メアリー号の呪い

監督:マイケル・ゴイ 三流ホラー。酷い出来。なぜ出たゲイリー・オールドマン。なぜ出たエミリー・モーティマー。金に困ってるのか?。。。