片目のジャック

監督:マーロン・ブランド

やるじゃん監督ブランド。海が出てきたりと確かに異色な西部劇。復讐劇なんだけど、ブランドとカール・マルデンは一時の和解を迎える。しかし復讐の炎は静かにグツグツと煮えたぎる。刑務所にいた男と片や成功した男。二人が再会した時から、対決は避けられないのだ。ブランドのあの顔と喋り方はやっぱりインパクトがある。カール・マルデンも敵役として渡り合った。恋仲になるピナ・ペリサーが顔面に力があり印象に残った。最後の対決も異色。スライディングして撃ち殺すのだが、カメラの構図といい、西部劇で余り観たことのない画を作り出していた。