2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

華麗なる恋の舞台で

監督:イシュトヴァン・サボーアネット・ベニングのアネット・ベニングによるアネット・ベニングのための映画。アネット・ベニングが若い青年に熱を上げるとこの演技なんて、もう演技とは思えないぐらいの地がでていて、何かすごい弾けてます。売り出し中の…

奇人たちの晩餐会

監督:フランシス・ヴェベール晩餐会の話と思いきや、晩餐会前のその出席者を家に招いたときの話。バカばかりを集めて笑いものにするという晩餐会、その設定がかなりブラックな感じもするが、内容はドリフとか志村けんのコントのようなもので、意外と日本人…

バンク・ジョブ

監督:ロジャー・ドナルドソン流れるような軽快な話の運び方に無駄がなく、ロジャー・ドナルドソンはベテラン監督ならではの仕事ぶりで、正直、目新しさはないが、安心して楽しめる娯楽作となっている。しかし実話というのを前面に出しているが、どこまでが…

1408号室

監督:ミカエル・ハフストロームほぼ全編ジョン・キューザックの一人芝居で、これじゃあさすがに芸が無い。やってることは、「世にも奇妙な物語」とか「トワイライトゾーン」と変わらず、今さらコレをやられてもね〜。スティーヴン・キング原作なので多少期…

サウスバウンド

監督:森田芳光元過激派のオヤジが巻き起こす騒動を描いた家族映画。前半の東京の生活と後半の沖縄で何か話が大きく違うが、オヤジの破天荒な生き方に周りが振り回されるというのが基本的な映画の流れだ。このオヤジがかなりのKYぶりで、この時代遅れのキ…

しゃべれども しゃべれども

監督:平山秀幸東京下町の風景や作品への優しい眼差しが心地よい空気を作り出している。“話し方教室”に集まった3人のキャラクターもよく(ただ香里奈の仏頂面は、あまり可愛げがないが)、特に関西弁の少年が達者な芝居でかわいい。人に何かを教えるという…

真夜中のサバナ

監督:クリント・イーストウッド無駄に長い。2時間で十分な内容に2時間30分以上もかけるなんて。。。内容は決して悪くは無いが何が言いたいのか分からない。サスペンスでもなければスリラーでもないし、裁判劇としても平凡だし、何か迷走している。兎に…

モンタージュ/証拠死体

監督:ジョン・ラッフォ至って平凡なスリラー。今となっては、ブレイク前のジャック・ブラックが出ている映画と言った方が価値がありそう。それとB級ながらキャストが地味に豪華でフランシス・マクドーマンドやジョン・リスゴーなどが出ているので、そこそ…

犯人に告ぐ

監督:瀧本智行年間ベスト1に選ばれたミステリー小説の映画化だけあって予想以上にいい。この映画の一番のポイントは、刑事がTVに出て犯人を追い詰めるという劇場型捜査で、TVで犯人を挑発するという点で、ロン・ハワードの「身代金」を思わせるが、あっ…

マスター・アンド・コマンダー

監督:ピーター・ウィアー全編ほぼ船の上の話なので、この限定された空間で140分という上映時間は正直かなり不安になったが、最初は少々退屈なとこもあるが、終わってみれば堂々のスペクタクルで、ただのアクション映画ではなく、しっかりしたドラマがあ…

ウィッカーマン

監督:ニール・ラビュートつまんね。ニール・ラビュートの意地の悪い映画は好きだが、たまにこういうつまんねー映画を撮るのが困ったもんだ。冒頭の事故のシーンで中々面白くなりそうな幕開けだったが、謎の孤島に着いたら話がダラダラと進むだけで一向に面…

イーグル・アイ

監督:D・J・カルーソー荒唐無稽と言ってしまえばそれまでだが、目的も分からないまま、ただただコンピュータの指示に従った逃走劇はテンションも高くそれなりに面白い。飛行機から逃げたり、ラストのコンサートだったりどこかヒッチコック映画を思わせ、…

40歳の童貞男

監督:ジャド・アパトー噂の監督ジャド・アパトー映画を初めて観てみた。内容は「アメリカンパイ」の大人版といったもので、アメリカ人って本当にこういうの好きね。スティーヴ・カレルが捨て身の芝居で童貞男を熱演。いい歳した大人がよくやるよ。悪友三人…

怪談

監督:中田秀夫ハリウッドに渡って作った「ザ・リング2」が酷い出来だった中田秀夫が時代劇に挑戦ということで余り期待しなかったが、これが予想以上に面白い。まあ元になった落語自体が面白いというのもあるんだろうが、中田お得意のホラー演出が使い古さ…

世界最速のインディアン

監督:ロジャー・ドナルドソン伝説のレーサーが記録打ち立てたときの話。実際の人物は知らないが、アンソニー・ホプキンスが中々魅力的な爺さんに仕上げている。レースに出る前のニュージーランドからアメリカへの旅という前フリが長い。道中出会う人達がい…

NOTHING

監督:ヴィンチェンゾ・ナタリヴィンチェンゾ・ナタリの仲間内だけで作ったような低予算コメディ。ナタリの「カンパニーマン」が好きなので、かなり注目している監督なのだが今回は軽いノリだけで作ったような映画なので評価しずらいなあ。相変わらずの奇抜…

容疑者Xの献身

監督:西谷弘原作を読んでいたのでトリックには驚かなかったが、2重3重に仕掛けた罠が実に面白い。福山のスター映画にならずに、ほぼ原作に忠実に映画化していて、とても丁寧に作られていたのでかなり満足した。原作はあまり感動しなかったが、映画では石…